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モロッコと日本が交わる”オアシス”での癒しから、自分史上一番の「裸の付き合い」へ

捨てる神あれば拾う神あり…ってイスラーム圏で使うのはあれかもしれないけどw、この言葉がおのずと浮かび上がってきた一昨日の夜。

マラケシュの喧騒と観光地感の強さに、エネルギーをきゅぅぅぅって吸い取られた😱(苦笑)感じがしていたなか、福岡でお世話になっていたSさんからの紹介で、L.Iさんに会いに行ってきました。

L.Iさんは、お父さんがモロッコ人、お母さんが日本人で、福岡で生まれ育ち、半年ほど前から拠点をマラケシュに移している方。

今回が一応「はじめまして」だったけど、カタカナと日本語がミックスした名前で困るコトのあるある話や、観光地における人と人との関係性の難しさ、個人の信条や観念を他者に押し付けることのナンセンスさ、「知る」ことの切なさと、それでも知ることで広がる世界のおもしろさと豊かさ…などなど、共感ポイントが多く、さらには、おそらくいろんな悩みや葛藤を経てきたうえで、「自分」がしっかりある感じがすごく清々しくカッコよくて、すでに「大事な友達」って呼びたくなった👭

待ち合わせをした La Ferme medinaは、L.Iさんの叔母さんにあたる H.Sさんとモロッコ人の旦那さんたちが経営している宿&カフェ☕️これがまたハイセンス( *´艸`)✨✨

モロッコには珍しい真っ白い壁に、伝統的なリヤドだと、部屋には光が入りにくいのに対して、ここは、きれいな日の光が明るく照らしてくれる。さらには旅人にはうれしい浴槽つき💓😍全体的にベージュの木を利用しているのが、柔らかい雰囲気を作り出していて、コテージのような、オアシスのような…とにかく癒される空間🌴✨

先に知っていればぜひ泊まりたかったーーー!!!
L.Iさん、H.Sさん、そして可愛すぎるH.Sさんの子どもたちといっぱい笑いながら話しているうちに、自分のエネルギータンクが満タンになっていく感じがした⛽️


そのまま夜には、L.Iさんの別の叔母さんのお宅におじゃまして、手作りのスープやモロッコサラダをいただき、さらにご飯を食べに来ていた、また別のおばさんが、「ハマム(モロッコの銭湯のような場所)に行く?」と誘ってくれて、そのままノリでついていくことに(笑)♨️

地元の人しかいない、超ディープなハマム。日本の銭湯と違って、浴槽もシャワーもなく、蛇口からバケツに水を汲んで使う式。そしてなぜか、ショーツ(パンツ)だけは履いたまま入ります。

薄暗い明かりの中、地元の小さい子供たちに不思議そうな目で眺められながら(笑)、ミーナおばちゃんに、ゴッシゴシ垢すりをしてもらいました。

まったく作法が分からないから、ミーナおばちゃんのボディーランゲージに従って、前を向いたり後ろを向いたり、手を出したり、脚をおばちゃんの脚に乗っけたり…ショーツ(パンツ)で覆われている部分以外は、頭から爪先まで、全部洗ってくれました。

初対面でいきなり裸になることもちょっと恥ずかしいけど、さらには全身を触られるという展開(笑)!普段だったら、ひゃー😵ってなりそうだけど、おばちゃんの目が垢すりのプロのように真剣そのものだったから、もはや恥ずかしさとか吹き飛びました💨

ちなみにミーナおばちゃん、近くにいたお姉さんのところに行って、いきなりお姉さんの背中をゴシゴシ洗い始めたと思ったら、そのあと、お姉さんに自分の背中を洗ってもらってた。モロッコ式銭湯は、日本の銭湯を上回る”裸の付き合い(裸のコミュニケーション)”の場かもしれない。

垢を洗い流したら、おっきなバスタオルでぐるんって覆って拭いてくれ、これから自分の垢すりをする、裸のままのミーナおばちゃんにホッペとホッペを合わせる挨拶をしてサヨウナラ。Bon Voyage!って、ニッコリ笑って送り出してくれた。


単なる「観光客」としてマラケシュの街に接していたら見えなかった世界、気づかなかったかもしれない地元の人たちの愛らしい表情に触れて、マラケシュのこともまた好きになれた夜でした🌙アルハムドゥリッラー。

L.Iさん、H.Sさん、本当にありがとうございました!!またモロッコか日本で再会できる日を楽しみにしてます💞

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マラケシュの心のオアシスはこちら↓
日本食&アジア飯も食べられるので、モロッコ人にもオススメ👍
☆La ferme medina
https://m.facebook.com/lafermemedina/

ちなみに、私は今回見られなかったけど、もう一軒、また違う雰囲気の宿もやっていらっしゃいます↓
☆Dar grawa
http://dargrawa.com

(2017.6.8)

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