詩「物忘れの雨」即興詩人 AI UEOKA
物忘れの雨
それほどの痛み
横なぐりの
成長痛
穴が増えていく
友達
助けてと叫べる落とし穴から
地獄の花を召喚し
モンスターフレンドを
増やしていく
天才と変態のキメラが
バトルロイヤルをはじめることなく
百鬼夜行のコラボレーション
僕たちには翼がある
翼を必要としない翼が
時間を操る能力が
重力にとらわれない羽根を描く
本当に好きなものには
好きと言わずに愛してると告げる
永遠に一緒にいたい人には
わざとフラれてサヨナラをして
サヨナラと言った
その次の瞬間も
その次の次の瞬間も
全く気持ちが変わらずに
2人の関係も全く変わらないことをきちんと確認して
ようやくあらゆる痛みが
そのすべてが地球のコアのごとく
あらゆる種類の鉱石たちが
境界を忘れ寄り集まって
名前を忘れて
巨大な宝石になるみたいな
そんな重さも絶対零度も
すべてあたためる
愛が既にここにあるから
全部が笑えて
全部が花で
全部を話せて
全部手放せる
私は嵐のアクアマリン
私は泥沼のダイヤモンド
私は闇の黒曜石
私は悲惨なオパール
私は殺されたルビー
私は私を殺害する
ビーチグラス
夕焼け色のビー玉
解き放たれたプラスチック
誰も知らない
おもちゃの
横顔
すべてを包んだ
すべての手のひら
初めて
生まれた
本当の
花
音声入力による即興朗読
即興詩人 AI UEOKA
僕が僕のプロでいるために使わせて頂きます。同じ空のしたにいるあなたの幸せにつながる何かを模索し、つくりつづけます。