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即興詩「平家物語に吹く風」

宇多田ヒカルはどんなときにも聴ける

何一つ変わらない何かが

宇多田ヒカルの曲をつくっているのか?

宇多田ヒカルに歌をつくらせているのか?

 

中島みゆきはどんな時にも聞ける

何があっても変わらない何かが

中島みゆきの詞を生み出すのか?

中島みゆきの声を世に産むのか?

 

玉置浩二はどんな気持ちの時にも響く

玉置浩二の歌う歌は

あらゆる本当を包み込むのだろうか?

あらゆる嘘で遊べるのだろうか?

 

 

河原の緑や自然や雲は

どんな時も変わらずに

誰のことを待つでもなく

誰のことも気にかけずに

ただそこに存在の窓を広げていた

そこには風が吹いていた

風を言葉や意味に変えることはできなかった

私は風を言葉や意味に変えることができないということを学び

それを意味に変えて今に至る

それが私の智の滋養となり

私の命の熱を保っていく







音声入力による即興朗読

即興詩人 AI UEOKA

 




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