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【「アリっちゃアリ」は世界を救う魔法の言葉】

「アリっちゃアリ」。勇気を出した人を抱きしめる言葉。



小学生の時の担任で覚えているのは、髪の薄い中年の男の先生でした。
その先生がすごく好きでした。よく作文を褒めてくれたからです。
とにかく私は作文を褒めてくれる人は全員好きでした。

授業中、「分かる人?」と先生が言って、みんなが一斉に手を挙げます。
はい、田中さん。先生が当てます。「惜しい!他にはどう?」。
はい、木下さん。「いいとこまで来てるよ!」。

私は斜に構えていました。

斜に構えて手を挙げない割に、先生をまっすぐ見つめて、「私は分かっていますよ」と念を送る可愛げのない子供でした。
(もし自分が先生だったら、そんな奴だけは絶対に当てない)

すると、次に当てられた山野くんが、すっとんきょうな答えを言いました。
はっきりと「違う」答えを言った彼に、先生が放った言葉は。

「うーん、アリっちゃアリ!」

その言葉に、衝撃を受けたのを覚えています。

あの時誰もが「それは違うな」と心の中で思いました。けれど先生が発した返しは「間違ってるよ」じゃないんです。「アリっちゃアリ」なんです。

先生は、人の発信した答えを、絶対に否定しない人でした。

あの言葉は、教室という世界を救うスペシャルなおまじないだったのかもしれません。



「手を挙げること」に価値があるんだよな。今はそう思います。

いくら本当の答えを分かっていたって、黙っていたらそれは何の意味もない。
あとから「本当は分かっていたんだけどね」と言ったって、誰にも相手にされません。

けれど、大人になってから、手なんてますます挙げなくなってしまいました。

大人になってからの方が、否定されるのが怖いです。
周りもみんな大人なので、周りが正解を知っている確率が一気に高まるから。

もしかして分かってないの私だけなんじゃないの?
分かってないってバレるの、めちゃくちゃ恥ずかしくないか?

そう考えると、手を挙げないで気配を消すのが最も手軽な手段であると、そう思うようになっていました。



さらに悪いのは、手を挙げないことを、いろいろな要因に結び付けがちなこと。

私の場合だと、よく言っていたのが「フルタイムで働いてるから」とか「もう20代じゃないから」とか。

自分で言うその声が、自分の耳に入って、ずっと頭の中にはびこっていたんです。



手を挙げること。逃げずにしてみようと思います。

「私が書いた文章を読んでね!」や「いいと思ったらフォローしてね!」なんて、そんなの格好悪いと思っていたけど、そうやって黙っていたら世界は私に気づかない。

気づかないんです。たくさんの分母の上で仁王立ちしている「1」に。

だからもっともっと行動しよう。ポートフォリオサイトも作ってみよう。
「できることをしていてください」、昨日心に響いた言葉。

黙って見ているよりもずっといい。
たとえそれが的外れな不正解だって、「アリっちゃアリ」ですよね?

2019.06.11    ちゃこ

今日の1曲/chara「ボクのことを知って」

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コメント (20)
あずきさん
やったー!心強いです!
綾瀬あおいさん
ちがうよって言われるよりも優しさがありますよね!
コメントありがとうございます!
スキが一個じゃ足りなかったのでこちらにも!自分では仁王立ちしてるつもりでも、存在してることにすら気づかれてないこと、あるんですよねー。
D.|noteの余白さん
そうなんですそうなんです。仁王立ちして、誰かに見つかりたくて、けれど何も発信しなければ拾い上げてもらえないというか。
スキの想い伝わってます。ありがとうございます!
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