エッセイの花束

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ノート

【銀行員がnote始めたらライターになったのちに広告代理店勤務になった話】

単純に、私の2019年の総括です。上半期はこんな感じでした。 2019年 第1章 退屈な日々にひとつの契機が現れた。 私が数年前、趣味で小説を書いてい...

雨を見るとき #呑みながら書きました

雨が降る。 雨っていうのはいい。自在に寂しくなれる。あんまり知らないアイドルのグループ脱退にすら切なくなれる。誰かの何かに自分を重ねて、可哀想...

【ドビュッシーの夢】

私たちの時といったら、クラスの女の子の半分くらいがピアノを習っていて、誰か一人が学校で弾き始めたら「私も、私も」とお互いを少し意識しながらオル...

【退屈な日々よ、また会う日まで】

刺激に慣れやすいなあと思う。変化を好む性格だし、悪く言えば飽きっぽい。学校友人恋愛仕事、どれをとってもわたしの人生は「飽きっぽい」の5文字で語...

【背中を押さない人間でいたい】

幼なじみとゴルフの打ちっ放しに行った時のこと。 幼なじみと話すといつも元気になれる。裏表のない明るく素直な女性だ。 けれどその日は途中で「ごめ...

私を置いていったくるりへ

デビュー曲「東京」のPVでは液晶画面の真ん中で、芋臭い男が叫ぶように歌っていた。田舎者の風貌で、歯をむき出しにして。 私が好きだったのはそういう...

【13歳の予言】

あの子との出会いは中学校の入学式。出席番号が後ろ前で、私から声をかけた。隣の小学校だったような……と思ったのより少しだけ早く、相手の方がそのこ...

【女性を引退する日なんて来ない】

その女性は、30代になってやっと自由になれたと言った。 飲み会の二次会を抜け出して来た、行きつけのバーカウンター。たまたま隣になったその人に「例...

【「家族の思い出」の引き出し】

一問一答にすらすら答えられるタイプの私が、唯一詰まるのは「家族の思い出」について尋ねられたとき。私は歌い出しを思い出せない二番の歌詞みたいに口...

【理想と瓜二つのレプリカになる】

朝、いつもより早い時間のバスに乗って取材へ。通勤ラッシュと重なる。目の前には眼鏡をかけた化粧っ気のない女の子が大口を開けて眠っていて、知り合い...