お口直しの音楽(7)～モーニング娘。『I WISH』

はじめに

モーニング娘。の『I WISH』は2000年にリリースされた楽曲です。が、のちにモーニング娘。'22も『I WISH』を2022年にリリースしています。

同じグループ名でもメンバーは全く違うのでセルフカバーではないのですが、以下の文章では『○○年の『I WISH』』と記述します。

2000年の『I WISH』

確かTBSがシドニーオリンピックの応援ソングとしてタイアップされた楽曲です。

この楽曲は、それまでの『LOVEマシーン』から『ハッピーサマーウェディング』までのような爆発的な大ヒットはしませんでしたけれども、印象に残った楽曲にはなったと思います。

まず、楽曲の主なパートの大部分が３期メンバーの後藤真希と４期メンバーで占められているところです。当時残っている初期メンバーと２期メンバーのソロパートさえないのです。
そこがこの楽曲の好き嫌いにもなっているのではないか？と勘ぐってしまいます。

とはいえ『I WISH』には歌詞に深い意味が込められています。

『人生ってすばらしい　ほら誰かと　出会ったり　恋をしてみたり　Ah　すばらしい　ほら夢中で　笑ったり泣いたりできる』という部分を、当時10代前半のメンバーがこの歌詞の意味を理解していたかはともかくとしても、歳を重ねてこの楽曲を聴いた人は（つんく♂さんが何を伝えたかったか？を理解出来た時点で）あらためて感慨にふけるでしょう。

そして2022年、この楽曲が再び世に出たのです。

2022年の『I WISH』

モーニング娘。'22がリリースした『I WISH』のMVを見ると、現在のメンバーが「モーニング娘。」になった時のシーンが登場します。
それはオーディションだったり研修生からの昇格だったりしますが、「モーニング娘。」というストーリーをいま歩んでいるというメッセージかもしれません。

そして…泣けるんです

これは私だけではないと思うのですが、間奏後の『晴れの日があるから（中略）すべていつか納得できるさ〜Ah　人生ってすばらしい』で涙腺崩壊する人が多いのではないか？と思うのです。

私が『I WISH』を聴いて初めて涙腺崩壊したのは、2001年春の横浜アリーナ公演でした。確か初代リーダーの中澤裕子が卒業するコンサートツアーだったと思います。

この曲『I WISH』で涙腺崩壊するのは私だけではない！と思います。