【小説】醜いあひるの子 19話🔞
あれから何も言われる事も無く、何事も無かったように何時もと変わらない日々が過ぎて行き、春休みに入った。
そして、塾に入る為の新しい試験問題を作って欲しい、と美弥子に頼まれ、鮎川宅に連日泊まり込みで製作していた。
なんせ、幼稚園児から大学生の各学年をひとりで作る為、流石に時間が掛かる。
この日は新中学2・3年生用の問題を作り上げた。
「終わった〜〜〜!」
思いっきり背伸びをすると、畳に倒れ込む。
雲一つない良い天気だったので、暖房を弱にしていて丁度だ。
夕日が部屋に差し込み