自己評価は無理矢理に

 自分が作ったものが稚拙に思える。もしも全く同じものを他人がつくったらそうは思わないクオリティだったとしても、自分が生み出したとなるととるに足らない物のように思えてくる。

 自己評価やプライドが高すぎるのだろうか、「もっと良いものを作ることができるはず」「もっと上手くやれるはず」だと深層心理では思っているのだろうか。

「いいのができたよ、十分だよ」

 そう言われても素直に受け取れない。驚く顔の内側、裏側を邪推してしまう。本当はそんなこと思っていないのに、馬鹿にしてるんじゃないか、私のいないところで嘲笑っているんじゃないか。

 すくすくと伸びていく人、成功する人はそんなことを思わないのだろうか。

 思わないかもしれないし、思うかもしれない。ただ少なくとも、他人の評価を気にして自分を卑下したりはしていないはずだ。

 作品を完成させて、他人に披露したときから、その作品は自分だけの物ではない。作品に対してどのように感じ、評価するのかは自分の手が及ぶ事ではないし、操作することではない。

 むやみやたらと他人に感想を求めない、評価を強いない。

 ま、生まれ持った気質がネチネチならば、意識してさっぱり爽快にしていないとね。

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