小泉八雲と松江をひたすら推す話。

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 昨日は頭の中を整理をするだけの記事になってしまいました。今日は昨日整理した中から一つ、取り上げます。

ラフカディオ・ハーン『怪談』

 去年、松江に行ったときに訪問した小泉八雲記念館で購入しました。ヘルンさん(ハーン)のスタンプが押してあるブックカバーをかけてくれました。とても素敵なのですが、つけたまま読むと手汗でシワシワになってしまうので、他のものと付け替えてカバーだけを大事にとってあります。

 ラフカディオ・ハーンの生涯については、ぜひぜひ「小泉八雲記念館」で。「ヘルンさん」の呼び名、「小泉八雲」という名前の由来、右側から撮った写真の理由など、とても丁寧に雰囲気も良く展示がされています。実はここへ訪れるまで、小泉八雲についてほとんど知りませんでした。「ラフカディオ・ハーン」=「小泉八雲」ということくらい。でも、記念館を出るころにはすっかり「八雲ファン」になり、その足で近くの「小泉八雲旧居」へ。こちらもまた、素敵なところでした。四季それぞれの様子を見たくて、何回も訪れたくなる場所です。

 ちなみに、小泉八雲記念館のすぐそば、松江城のお堀端に「志賀直哉・芥川龍之介旧居跡」もあります。ここは、建物は残っていないのですが文学碑があります。旅のルートにぜひ。

 少し話がそれますが、実は小さい頃は怪談話が大嫌いでした。「日本昔ばなし」も苦手でした。桃太郎、はなさかじいさん、浦島太郎、かぐやひめ、その他のいわゆる「日本のおとぎ話」が苦手でした。西洋のおとぎ話はそれほど怖がっていなかったように思います。おそらく、日本のものだと身近というか自分自身との境界があいまいになってしまって、物語との距離をとるのが難しかったのかもしれません。童話やおとぎ話だからといって、子供が楽しめるとは限らないと思います。少なくとも私はほんとに怖かったし、読み聞かせの時間が嫌でいやで仕方なかった覚えがあります。大人になってようやく、物語との距離感がわかってきて、自分自身を保ったまま作品を楽しめるようになりました。

 話を戻して。小泉八雲記念館へ行きハーンについてじっくり学んだあとに、『怪談』を読むとなんだかとても胸に迫るものがあります。たくさん旅をした中で、最後の国となった日本を心底愛していたハーン、ヨーロッパ人から見た日本、日本が大好きなヨーロッパ人が描く日本の伝承話。波乱の人生を送ったヘルン先生が、どれほど日本に魅了され、日本を愛していたかが、ひしひしと伝わってきます。

 また、こんどは違う季節に、松江へ行きますね。
(次は温泉も入りたいなー)

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