【詩】早すぎた蛍

消へ入りさうな
淡い光が 彷徨つて
仲間を捜し 飛んでゐた
どこにも 仲間は見つからづ
一匹 孤独に朽ち果てる
ほたるの光を
わたしは瞳に焼き付けた