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「あなた本当に日本人?」〜ロシア人に言われた辛い一言〜


投稿8日目agrimanです。
本記事では海外での経験をもとに「日本人としての自覚」について書きます。


**「あなた本当に日本人?」 **



これは私が学生時代カナダで言われた事です。

・パスポートを持っていなかったから?
カバンにしっかりと入ってました

・タイ人に見えたから?
割と日本人テイストなお顔立ちです

・ひらがなをうまく書けなかったから?
書けます

・寿司を握れなかったから?
寿司は握れません

・抹茶をたてられなかったから?
飲む専です

上の様な理由で言われた訳ではありません。

ではなぜ「あなた本当に日本人ですか?」と言われたかというと・・

答えは

「日本の祝祭日について」答えられなかったから

です。


一度順を追って説明をすると、

私は学生時代にカナダへ1年ほど滞在していました。
半年も経過したぐらいの時に、ふと

「英語も話せて、フランス語も話せる様になったらカッコよくないか?」と思い立ち、フランス語の語学学校に通い始めました。(カナダの公用語は「英語」と「フランス語」です)

そのフランス語学学校は多国籍で色々な国の人達が通っていましたが、日本人は私だけでした。(中にはカナダ人でフランス語をもう一度勉強する為に来ている方もいました。)

フランス語初心者の私は授業についていくのがやっとで、中々のストレス下でフランス語学習に勤んでました。(質問は辛うじて英語でOK)

そんなある日の授業で先生が突発的に

「このクラスは多国籍で面白いから、みんなの【母国の祝祭日】についてフランス語で由来を発表してもらおうか」と、言い出したのです。

突発的な質問、且つあっという間に自分の番になってしまったのもありましたが、私は

「みどりの日」をチョイスしました。

良い意味で言うとこの選択が今のこの記事を作るキッカケを生んでくれることになったのですが・・

「みどりの日」と答えたものの、その後はみんなの視線を痛いほどに感じながら完全なるフリーズを経験したのでした。(人生で初めて20秒くらいのフリーズ)

そう、情けない事に私は全く答えられなかったのです。

先生が優しく(優しくなんかない。)、「英語でも良いよ」と言ってくれたので、さらに辱めを受ける結果となりました。

そもそも「みどりの日」の由来なんて日本語でも分からん!状態だったのです。
(フランス語→英語→無理無理、日本語でも無理だから!)

その後、正直に「みどりの日」の由来が分からないと回答。

すると隣のロシア人に言われたのが


「あなた本当に日本人なの?」**

**


グサっ、グサグサっ。

このときの事は一生忘れる事はありません。

・日本人としての恥ずかしさ

・自分自身の情け無さ

・他の日本人への申し訳なさ
(日本人が祖国の祝祭日も分からないポンコツ民族というイメージを自分が変えたかもしれないという事実。)

ここで、みなさんに問いかけます。

日本人としての自覚は持っていますか?

私は

・日本語を話せるから
・日本に生まれたから
・日本のパスポートを持っているから
・日本に国籍があるから
・日本に育ったから
・日本人としての礼儀、知識をある程度知っているから

という前提で日本人だと思っていた訳です。

ただ、人によっては、「日本の特別な日の歴史や特別な日が生まれた背景、理由」を知らない人が本当に日本人か疑問を感じる可能性がある。という事です。

もちろんこれは「祝祭日の由来」だけでなく、「歴代の首相の名前」や「天皇の名前」「日本の歴史や文化」「伝統」「地名」「偉人」など、日本にしかないもの全てに通じていると思っています。

日本人のコミュニティだけでは「あなた本当に日本人なの?」なんて質問受けることは50年生きてても中々ないでしょう。

ただ、グローバル化が物凄い勢いで進んでいる今、「日本人として、日本人の顔として、世界中の人と会話をする機会が今後増える」可能性が大いにあります。

そんな時の為にあらためて、問いかけます。


日本人としての自覚を本当に持っていますか?



締めくくりに、世界の人に日本人が祖国の祝祭日も分からないポンコツ民族というイメージを自分が変えたかもしれないという事実。これについてはこの場で謝罪させていただきます。日本人の皆様方、大変申し訳ありませんでした!

その日をさかいに「日本について」興味を持ち、恥ずかしい思いをしない様に調べ始めました。

この記事を読んでいただいた方には「私と同じ経験をしていただきたくない」と説に願うばかりです。

agrimanでした。それではまた明日。


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