ネギの栽培方法と栽培期間 プランター可能?水やり、病気、害虫対策、肥料について。

ネギは大きく分類して根深ネギ(白ネギ又は長ネギ)と葉ネギ(青ネギ)の2つの種類があります。
これから冬になると長ネギは鍋等に大活躍してくれますし、葉ネギは薬味として良く使われますが、兎に角一年中と言っていい程食卓に上る食材で、様々な料理に使用されとても栄養価が高く美味しい野菜です。
私の畑にも下仁田ネギ(長ネギ)と九条ネギ(葉ネギ)、そしてワケギが植わっていて、良く畑で畑仲間達とそうめんや蕎麦等湯がいて食べる時に薬味として九条ネギが活躍しています。

1.ネギの栽培方法と栽培期間

ネギの栽培には種から植えるケースと苗から始めるケースが有り、ワケギ等は球根で植え付けます。
土は石灰を撒いて中和しておかなければなりません。
その後肥料を混ぜ耕し、種を植える準備をします。
種はすじ撒きで約1センチの溝に5ミリから1センチ間隔に撒いてから土を被せてたっぷりの水を掛けてやります。
育苗の場合は、この作業はプランターやボット、トレーでやる方が管理はしやすいのですが、私の畑では種から始めたネギは九条ネギだけなので、畑に直に撒きました。

長ネギの苗を植えるには、片側に土をあげて溝を30センチ位深く掘った下に苗の根が来る様に植えるのですが、片側の土が高くなる為、日が良く当たる様な位置に掘る事と、上がる方の土が日照の邪魔をしない様にする事に注意が必要です。
苗は高い方の面5センチ間隔に沿わせて並べ、根を隠す様に土を掛けてから、根の部分に敷き藁を敷きます。

この敷き藁は温度調節と通気性を良くし、後々は土に埋まった後で肥料になってくれますので、忘れずに敷く様にして下さい。
私の畑仲間も3組位式藁を忘れていて、2組は慌てて買いに走っていましたが、残りの1組は腐葉土や干し草で代用させました。

一月半程して、長ネギの成長に合わせて、葉の分岐している生長点の下の部分迄、追肥と土寄せをする事で、土の下にある茎の部分を白くする事が出来ます。
土寄せをしないと茎の部分も緑色になりますから、全部が緑のネギが欲しい場合は土寄せしなくても構いません。

葉ネギの場合はそもそも葉の部分しか伸びないので、土寄せの必要も無い為、葉の分岐している所迄の深さで植え付ければ大丈夫です。

その後、植え付けてからの様子で、大体一月に1回ベースで追肥と土寄せを繰り返して行く事になります。

スーパー等で買って来たネギの根の部分を苗と同様に植えて再生させて育てる方法が有り、リボーンベジタブルと呼ばれています。
略してリボベジで、苗代や種代が節約出来る事で、庭やベランダのプランター等でやる人が増えています。

基本的に手間の余り掛からない、生命力の強い野菜の為、家の庭やベランダのプランター等で育てる事は可能で、日当り良く風通しの良い所に設置してあげて下さい。

根の付いている市販のネギの根元を3センチ位に切って水の入ったコップに倒れない様にして入れる事で、水栽培と言う方法でネギを増やす事も可能で、水が汚れたら取り替えて、目が出て来たら土に植え付ける事でスーパーで買ったネギを増やす事も出来ますので、野菜の値段が高騰している昨今、挑戦して見る勝ちは有りますよ。

栽培の期間

種撒きの時期は、年に2回3月から4月終わり迄と9月から11月終わり迄で、苗の植え付けは4月初めからで、秋は苗は殆ど販売は無く、種からの飼育になります。
ネギの収穫ははモノに寄りますし、状況にも寄りますが、大抵は7月から長期に渡って収穫出来、翌年の2月末くらい迄の収穫になります。
根から収穫する場合は必ず周りの土を深めに崩してから抜かないと途中で切れる可能性が高いです。
敢えて根を残す収穫の仕方で、次の時期も収穫する事も可能になります。

ワケギや、ニラ等は下の5センチ程を残しておく事で、又収穫する事が可能なので、畑で蕎麦を皆で食べる時には蕎麦と一緒にニラを煮てニラざるそばにしたりもしますし、九条ネギの他にワケギも切ってダブルや組で味を楽しんだりしています。


2.水やり

水は種が発芽する迄は土を乾かさない様に様子を見て撒かなければなりません。
その後は余り水やりをしなくても大丈夫で、特に苗を畑に植えた場合は一週間位は土に馴染ませる為に充分な水をやりますが、根付いたら土の中の水分で根を伸ばさせる様にする事が大切で、基本的に乾燥気味に育てて行く事がポイントになります。
畑の様子を見ていると、月に一度畑に現れるか現れないか位の頻度の人の畑でも、雑草と共にネギはしっかり育っています。強い野菜で有り、殆ど放っておいても育ってくれる素晴らしくての掛からない野菜なのです。

3.病気、害虫、対策

病気としては、萎縮病と言う株が縮こまりモザイクの症状が出る物や、ウイルス病と言う葉に黄緑の斑点やモザイク症状が現れる物があり、又べと病やさび病の発生する事もあります。

ウイルス病は治療法が無い為に感染部位を処分するか、株毎処分するしか手はありません。

害虫は、ナメクジやネキリムシ、アブラムシ、ネギコガ等の幼虫がいて、特にアブラムシやアザミウマと言う虫はウイルス病の原因になりますので見つけ次第踏みつぶすべき相手です。

アザミウマもアブラムシも予防や駆除に殺虫剤を使用出来ると一部の本やネットに書いて有りますが、私の畑は無農薬がテーマで、完全有機栽培に拘っている為、殺虫剤を使うくらいなら、株ごと焼き捨ててやります。

4.肥料

ネギは苗を植えた段階では30センチくらい掘ってあり、生長点に土や肥料が掛かる事で育たなくなる為に土寄せの際は鶏糞や馬糞その他の有機肥料を施しますが、普段は油かすを水で10日程発酵させた物をジョーロの水に少し混ぜて水肥で栄養を玉に上げる程度です。土寄せの際にはしっかりと追肥する様にしています。

終わりに

根の周辺に拮抗菌が居て、野菜の病気を防いでくれる抗生物質を生成する事で、連作障害を防いでくれ、コンパニオンプランツと呼ばれているのです。
畑の土壌改善に一役買ってくれてしかも美味しく手も掛からないなんて、素晴らしい野菜の代表格です。

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