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迫るSHOCKER 地獄の軍団

令和の世では、社会・精神的に人を破滅させ、
尊厳を蹂躙する組織になっているようです。

あと10時間で「シン・仮面ライダー」公開なのにやれ自己啓発だのなんだの書いていて、
何が仮面ライダーオタクだ!
ということで、「シン・仮面ライダー」における「悪」のお話をしていきます。

「シン・仮面ライダー」における悪の組織は、劇中では「SHOCKER」と呼ばれています。

悪の組織が視聴者が共感できる「悪」であるか?この一点が今作品の成否を握っていると言って過言でない、とオーシマは思います。

仮面ライダーは悪の組織から脱走した存在であるので、「SHOCKER」がちゃんと「悪」でないといけないのです。

最大の課題は、最近の作品で「敵」とされることが多い「理不尽」は「悪」ではないんです。
台風とか地震って存在したり、起きているだけで迷惑だけど、人間が生み出した思想の副産物ではありませんよね?あくまでも自然現象でしかないから、善とか悪とかの物差しでは測れない。

当然、庵野監督も苦心したと思います。ここからはオーシマの予想を書いていきます。

昭和の「ショッカー」らしさを残しつつも、現代的な組織に仕上げるには、服装や怪人のデザインを変えるだけでは不十分です。組織の根幹を成す思想を「アップデート」しないと、似て非なる何かになってしまうのが難しいところです。

現代にも受け継げる、昭和のショッカーが持っていた何かを組織の思想の根源にすれば、私レベルの新参者のみならずリアルタイムで初代仮面ライダーを観ていた世代の方々に刺さると思います。

ヒントは、昭和の初代「仮面ライダー」のオープニングのナレーションにあります。

「仮面ライダーは人間の自由のためにショッカーと戦うのだ!」というフレーズでナレーションは終了します。

この、「人間の自由を守る」というのは現代でも「善」や「悪」の思想に比較的組み込みしやすく視聴者の共感を得やすいです。

しかも、今回の作品で「改造人間」を作る物質とされる「プラーナ」とは、「強制排出」しないと脳みそが支配されたり、意思決定の能力を奪う代物だそうです。

オーシマとしては、「シン・仮面ライダー」における「SHOCKER」は人から思想の自由を奪う組織として描かれるのではないか?と予想します。

さて、答えはあと半日しないうちにわかりますのでお仕事行ってきます。

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