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ACPがリピートユーザーだけに梱包材をアップデートした理由

スマホのように製品を進化させていくアジャイル コスメティクス プロジェクト(以下ACP)では、スキンケアの中身だけではなく、ユーザーが受け取る体験すべてがアップデートの対象です。

実はこの9月下旬から、2回目以降の購入で使用している外箱や緩衝材などの梱包材をアップデートしました。

なぜ今、梱包材をアップデートすることになったのか、なぜ2回目の配送からなのかといった理由を通して、ACPの考えるサステナブルな生活についてお話しさせてください。

フィードバックでわかったリピートユーザーの声

ユーザーからのフィードバックを通じてわかったことに、「購入の初回と2回目で、ユーザーにとって心地よい体験は違う」ということでした。

ACPでは初回のお届け時にはこの写真のようなボックスに、ブランドブックと一緒に製品をいれてお届けしています。

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中に詰めている紙の緩衝材にも、化粧品で主に使われる成分の解説をプリントし、既製品の箱を使い「もうイメージはいらない。効果だけがほしい。」というメッセージが伝わるようなクリエイティブになっています。

このボックスが生まれる過程はぜひこちらの記事も読んでみてくださいね。

そんな今までの梱包は、初回のお客様にはブランドのコンセプトが徹底していることに感動してくださる方がとても多く、私たちとしてもACPを知っていただくための重要な要素です。

しかし、リピーターのお客様にとっては、このしっかりした外箱や、緩衝材を毎回捨てることに対して「ちょっと捨てるのが手間」「ゴミが多いので環境面で気になる」という声がありました。

そこで、初回の体験価値は今までの梱包で届けつつ、2回目以降の梱包をより環境面に配慮し、捨てやすくアップデートすることになりました。

具体的なアップデート点

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外箱を開けていただくとすぐわかるのが、カードで封入していたフィードバック方法やSNSアカウントのお知らせが外箱に直接印刷されていること。よりユーザーの方にとってブランドが身近になり、フィードバックを反映できるよう、この位置においています。

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初回のお客様には喜んでいただくことが多かった緩衝材も、2回目以降は思い切っていれないことに。

とはいえ、ガラスのボトルをお届けする以上、安全性はマストです。そこで、ビニールポーチの中に同梱しているカード類を入れ、底板の役割を果たしてもらっています。

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製品を固定してお届けするために、緩衝材に変わって新しく取り入れたポーチは、ジップをつけ簡易的なポーチとして再利用できるようにしています。ACPのアイテムを持ち歩くときに使っていただくのはもちろん、他の用途でも使用しやすいようにACPのロゴを小さめにしています。

そして「意外と大きくて捨てづらい」という声をいただいていた外箱はサイズを見直し、お客様がより開けやすく捨てやすく、FSC森林管理協議会が認証した資材のみを使用したオリジナルの段ボールに変更しました。

なぜインスタアンケートで人気だった梱包にしなかったのか

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ところで、ACPのInstagramやTwitterをフォローしてくださっている人は、過去に何度か梱包材にアップデートについてアンケートをとっていたことにお気づきかもしれません。

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実は、SNSでのアンケートではバブルクッション製バッグタイプのほうが反響があり、私たちも当初はその方向性でエコ資材を探していました。

ところが、環境面の配慮と生産効率の両方を満たすバブルクッションになかなか出会うことができず、資材探しは難航。

お客様にとってACPを使うことで自然と環境面への配慮できるような梱包を目的にしている今回のアップデートの目的とは矛盾してしまうのではと、かなり悩みながら採用を見送りました。

その後もいろいろと案を出しながら、最終的には森林の環境保全に配慮し、経済的にも継続可能な形で生産された木材に与えられるFSC森林管理協議会が認証した段ボール製にたどり着きました。

ただ、やはり段ボールを使用しない配送はお客様にとっても、捨てやすいということがわかったので、環境に優しいバブルクッションやエアチューブ素材が使用できるようになったら、アップデートしてきたいと考えています。

ACPが考えるサステナブルな生活とは?

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昨今、多くの企業が環境保護を意識した取り組みを行っています。

そんな中で改めてACPらしいサステナビリティとは何かを考えてみると、梱包材の素材や緩衝材を入れる・入れないといったハード面と、使う人が無意識に取り入れ、続けていきやすい設計というソフト面が両立できていることかもしれません。

徹底的にサステナビリティを追求すれば、外箱もロゴも何もない無印刷のものがベスト。でも、それだけでは生活に取り入れたいと思えず、結果的続けづらさにつながってしまうと思うのです。

サステナビリティを実践できるプロダクトを使いながら、自分自身の暮らしも心地よくアップデートできているような体験を。

それは、肌で効果を感じられる処方と、香りや手ざわりの心地よさのどちらも大事にするACPのスキンケアの考えとも共通しています。

アジャイル コスメティクス プロジェクトとは

アジャイル コスメティクス プロジェクトは「天然由来成分」の持つ「豊かな有効性」を最大限引き出しながら、製品の「官能性」を追求するスキンケアブランドであり、購入者の意見を取り入れ、製品を迅速に進化させていくプロジェクトです。

このnoteでは私たちのプロダクトに込められたストーリーや、自分の肌が心地よくあるためのヒントをお届けしていきます。

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