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誰にも言えない私の不倫体験談⑮(私にとって何が1番大切か、気付かさせてくれたのは彼の真っ直ぐな思いでした)

私は26歳の独身OLで、もうじき結婚予定の彼氏がいます。
ただ、墓場まで持っていこうと思ってる秘密があるので、聞いてください。

彼氏は、同じ会社に入社した同期のA君です。
A君は同期の中でも優秀で、顔もイケメンだし、性格はとにかく優しい、酒もギャンブルもやらないし、完璧でした。
そんなA君から思いを打ち明けられ、恋人になれたことはとても幸せな事でした。
そして、4年の交際を経てプロポーズ。
ほんと、自分で言うのもなんですが、私は幸せ者です。

そんな私が本当に申し訳ないと思うのですが、同じ部署の上司と不倫してたんです。 


入社してからの私は、初めて社会人として仕事する中で、仕事のプレッシャーで押しつぶされそうになってました。
恋人や同僚には恵まれてましたが、仕事はなかなかうまくこなせず、もともと責任感の強い性格もあってか毎日悩む日々でした。
そんなある日、仕事を思うように終わらせることが出来ず、残業をしていた私のところに、上司がそっとコーヒーとお菓子を置いて行ってくれたのです。

私のことを責めることなく、優しくしてくれる上司。
特別なことを言われるわけではないのですが、その無言の配慮が嬉しかったです。
でも、その人は同じ職場にすてきな奥さんがいました。
キャリアとして活躍する奥さんは花形で、憧れの人でもありました。
そしてまさかこの時は、この上司と一線を越えることになるとは思っていなかったのです。


数か月がたち、私が所属する部署が大きな仕事を抱えることになりました。
私たちはチームとなり、納期に合わせてみんなで一丸となって働きました。
時には深夜まで仕事をこなさなければいけなくなり、A君とも思うように会えない毎日。
同じ会社だからわかってくれる優しい彼でしたが、それに反比例するかのように上司と過ごす時間、雑談をかわす時間は増えていきました。

そしてある時、私は大きなミスを犯してしまいました。
自分でもどうにもならず、上司に謝りに行かなければならない状況です。
私は申し訳ないのと、自分の不甲斐なさで、思わず上司の前で泣き崩れてしまいました。
そんな私を、上司は優しく慰めてくれました。
涙を拭き、そっと頭を撫でてくれたその手は温かく、優しかったことを今でも覚えています。


そのあと、食事に誘ってくれた上司の誘いに乗ると、お酒の勢いもあり、私たちは一線を超えてしまったのです。
そしてそれ以来、私たちは度々、身体を重ねるようになってしまいました。
私は恋人にない上司の落ち着いた様子や、言葉数の少ない中にある深い愛情に酔いしれていたのです。同年代の彼氏とはまた違う、大人の魅力のある上司に惹かれていました。
もちろん、同じ会社に奥さんがいる、そんな背徳感のある状況も気持ちを燃えさせました。


彼のことを裏切りながら上司との関係を続けていた毎日。
罪悪感を抱えながらも、なかなか引き返すことが出来ません。
彼氏と上司、どちらにも惹かれていて、選べませんでした。

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