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Xデザイン学校第6回:ストーリーテリング

まだ咀嚼しきれてはいないけれど、少なくとも、これまでなんとなく自分が思っていた「ペルソナ」とか「シナリオ」と呼ばれるものと、「ペルソナ/シナリオ法」は似て非なるものだということと、3つのシナリオのうち、アクティビティシナリオが要なんだと認識した日だった。

いつもはサラダランチを食べてから講義に参加して、夜までもっていたのに、今日はバリューシナリオあたりでなんだか視界が狭くなってきて、あ、むりむり、糖分糖分、となり、チームで恵んでもらったおやつでなんとか回復する一幕があったくらい、めちゃくちゃ頭を使ったらしかった。知恵熱が出そうな1日だった。

バリューシナリオで企業とユーザーをつなぐ

ビジョン提案型デザイン手法の構造について解説いただいた後、バリューシナリオをみんなで埋めてみて、やってきたことがここにこうまとまるのか、と細くつながってきた感覚があった。うまくできたと感じられるまでには当然至らないものの、こういう意味か、こういう構造か、と結びつけられたような気がして少し嬉しい。
ユーザー情報はナラティブで、本質的要求価値は上位下位関係分析によって構造になっているはずだから箇条書きでしかるべき、というのが理にかなっておもしろかった。そのあとに書いたアクティビティシナリオで、その「ナラティブ」にこてんぱんにやられるとも知らず、のんきになるほど〜と思っていた。
インサイドアウトの方の、ビジネス情報はほぼ転記ですぐに書けたが、ビジネスの提供価値、には詰まった。まだこの企業のアセットをどう使うか?決めきれていないので書けない。今日の講義ではいったんの案で着地させた。
ユーザー側とビジネス側をバリューとして抽出する作業でも、企業都合だけ先行していたり、ユーザーの要求価値が行き場所なく迷子になったり、つじつま合わせになってしまう矛盾にいくつか気づいた。さらにそれをシーンに置き換える際には、ちょっと視野が狭まってしまって利用前や利用後のことを考えられず、作業っぽいパサっとした限定的な描写しかできなかったなと思う。多分、シーンはそのままアプリの画面に使える、と聞いて勝手に思考がアプリのほうに狭まってしまったのだと思う。

コンセプトは多角度から説明されるもの

ここで、前回までで作ってきたペルソナと、今日書き出したバリューシナリオのセットこそがコンセプト、というお話を聞いてえっそうなのか、と驚いたけど、ホームパーティーができる家、とかママを助けるキッチン、みたいなのは単なるキャッチフレーズでしかなくて、本来コンセプトというのは一言では言い表せないもの、という解説にとても納得した。
はいこれコンセプト、と言われてもしワンフレーズだけ手渡されたら、その表現を選んだ背景、どんな会話からそこに至ったのか、いろいろ聞きたくなる。それが、このペルソナシートとバリューシナリオがあれば、いくつか具体的な確認の質問をするだけで、いろんなポジションの人間の理解を合わせやすそうだなあと想像した。

「君たち、漫画から漫画の勉強するのはやめなさい」

アクティビティシナリオを書くのは楽しかった。先日会社の広報業務でアワード応募した際の書類が、まさにストーリー性を求められてこんな文面を何度も書き直したなあとふとよぎった。インターフェース情報(スマホとか炊飯器とかのデバイスだったりアプリなどの、モノとその操作を表す用語)を使わずに、ナラティブで書くのは是非できるようになりたい。
今日は、ユーザーをすごく機械的に動かしてしまって、彼の心情や、取り巻く環境、様子について全然描き表せなかった。仮に目を瞑って自分の書いた文章を聞いたら、まったくもって情景が浮かばないなとあまりのひどさに笑ってしまったけど、多分インターフェース情報を使わないというルールに一生懸命で他に頭がいかなかったのだなぁ。何故こうも、ひとつ意識すると残りは全部こぼすのか。
リバース構造化シナリオの書き起こしに挑戦してみたいので、いいなと思うサービスのUIをピックアップしてやってみよう。
ユーザビリティテストの時にも有効に使える、というお話からも、アクティビティシナリオはプロダクト/サービスづくりの根幹になるんだなぁと感じた。
このワークで、先日浅野先生がシェアされていた手塚治虫先生の言葉が思い出された。情緒的な表現は突然できるようにならないし、勉強だけしていてもできるようにならない。一見関係のないように見える、間接的な活動を大事にしたい。

君たち、漫画から漫画の勉強するのはやめなさい。一流の映画をみろ、一流の音楽を聞け、一流の芝居を見ろ、一流の本を読め。そして、それから自分の世界を作れ。
-手塚治虫

サービスは、人生を動かす

人のしあわせとは何なのか?
Xデザインで学んでいると、毎回この問いに立ち止まる。
そんなのディストピアでしょ、という言葉が重く響く。「頑張っている」人は、本当はやりたくない事をやっている。やりたいことをやっている人は、頑張らなくてもできている。やりたくない事をやっている人に、よりラクをさせ、効率化することが自分たちのビジョンなのか?そう問われたとき、人間の生きる意味を考え込んでしまった。
頑張らなくても夢中になれる人を増やしたい、と思う。

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いつも抽象と具体の行き来をしていたい。人の内発的な動機や自然な動作反応にもとづいたエコシステムが好きです。リモートワークの信頼関係とこれからの職場づくり | デザインリサーチ | ロードバイク | 株式会社キャスター | 株式会社OPSION | MOSI

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