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初対面での印象。

長い付き合いである相手と会うのは、気楽だ。

誰だって、そう。

昔からの知り合いである女友達。あるいは家族。あるいは緊張感のなくなった恋人。お互い、分かっているから気楽。別にすっぴんで会おうが、少々失敗しようが、よっぽどのことが無ければ、今更大きく印象が変わることはない。お互いに。

だから、変に気を遣うこともない。いつも通り。むしろあまりに突拍子もないことをしたり、いつもとあまりにテイストが違う服を着たり、そういう冒険はしにくい。「えっ、何?どうしたの?笑」って言われてしまう。いつもの私で、予想通りの私らしさ、求められている自分で。

気楽だ。安定もしてるし、特別頑張らなければならない何かを求められることもない、ぬるま湯だ。

一方で、初めて会う人とは、どんなシチュエーションであれ、少し気を遣う。

メンズエステという仕事柄、初対面のお客さんと会う機会は多い。初対面というのは、お互いのイメージがまっさら、ということ。良くも悪くも、その時の言動で自分のイメージが決まってしまう、という。どこまでの冗談を言っていいか、どこまで素を出しても受け入れられるか、未知数。

思いがけない化学反応で、すごく盛り上がるかもしれないし、いつもの調子を発揮できずにガッカリされるかもしれない。魅力が伝わらないかもしれない。そもそもタイプじゃなくて、最初から戦力外なのかもしれない。何も分からない。

楽しみでもあるし、怖くもある。

最低限の気遣い、相手に不快な思いをさせない言動は大前提として、
もう一歩踏み込んだことを言うと、

自分の本音を、上手に表現する人。
こういう人は、すごく魅力的に見える。

初対面だから多少は気を遣うし、お互い探り探りなんだけど、それを全く見せずに、フランクに接する人。そういう相手には、こっちも変に気を遣わずにいられる。疲れない。楽しめる。

ふとした瞬間に、嬉しい、とか楽しい、といった、素の感情をパッと出す。何かこっちが話したことで大笑いなんてされたら、やっぱり嬉しくなるし、話した側も和む。そこまではハードル高くても、相手の心がポジティブに動いたな、って実感できるとお互いに嬉しい。それが嘘っぽくなければないほど、良い。

こういう男性はモテるんだろうな…って感じる。人との距離感が絶妙で、居心地よく(自分は、どう思われてるんだろう…)なんて気にしてないんだろうな、って見える、けど不快にはさせない。そういう心に余裕がある男性。

メンエスでも、たまに見かける。

私も、職場に限らず、プライベートでも、初対面の人に会う時は(もちろん女性相手でも)、失礼のない範囲でフランクに、できればたくさん笑い合えるように、お互いの素を出せる気楽な雰囲気を作るように心がけている。無理して作った表情でお互いに接しても、何も楽しくないし得るものもないし。

本音の出し方が上手な人はモテる。
そういう人は、もはや、相手に嫌な思いをさせないなんていう次元にはいない。そんなレベルはとっくに卒業してる。

それどころか、相手に気を遣わせない。気が付いたら相手が楽しんでる。相手に、「この人の前では、鎧を脱ぎ捨てて笑っても許されるんだな」って思わせるスピードが早い。

こういう人は、人に興味がある。そして笑わせるのが好き。悲しませたくないし、傷つけたくないと思っていて、そのための言動を徹底的に研究してきてる。日常生活で、きっともう、無意識に。

そういう人に私もなりたいし、そういう人に会うたびに、内心、「勉強になります!」って思ってます。笑

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