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2023年1月18日の近況報告 プロゲーマーが暴言を吐く理由

「身長170センチ以下は人権が無い」と発言したプロゲーマーが最近復帰したが、そもそもプロゲーマーというのは口が悪くなるものなの。今回はそんなお話。


 1対1の格闘ゲームや対戦パズルゲーム、あるいは麻雀マージャンのようなテーブルゲームならまだしも、
 1秒の差がチームの勝敗を分けることも良くあるFPSやMOBA、RTSでは「短時間に濃度の濃い会話を高速でやり取りする」必要がある。


https://www.youtube.com/watch?v=zmYhX8fjmo8

 参考までに載せとくがRTSのプロプレーヤーの操作なんてこんなんだぞ(あくまでRTSであり他のジャンルなら違ってくるだろうが)。
 こんな状態でさらにチームメンバーとコミュニケーションしなくてはいけなくなるんだから、操作を邪魔しない程に短く圧縮する必要があるのだ。


 例えば
「今行くとか死ねよ」
「は? お前が死ねよ」
 っていう会話があったとしよう。


 これを一般人にもわかるように翻訳(ほんやく)すると
「今敵の陣地に攻め込んだらカウンターを食らって逆にこちら側がやられるから、ここは攻め込みたい気持ちをこらえて態勢を整えるのが正しい選択なんだぞ」
 っていう内容を「今行くとか死ねよ」という8文字の言葉で伝えている。


 また「は? お前が死ねよ」っていうのは同じく翻訳すると
「何言ってるんだお前は! 相手プレーヤーを2人も倒したんだから今が攻め込む絶好のチャンスだろうが! お前はオレ達最強チームのメンバーなのにそんな事も分からないのか!?」
 という内容を8文字で表現している(空白を入れたら9文字か)事になる。


 プロゲーマー同士なら「今行くとか死ねよ」とか「は? お前が死ねよ」でも意味が通じるのでこれでいいのだ。
 というかプロゲーマーの試合中は一般人のような「悠長(ゆうちょう)な会話」をしている暇はない。
 プロゲーマーが口が悪くなるのはある意味「職業病」だと言って良い。プロゲーマーチームの運営はその辺をしっかりと教育しないとまた暴言で活動停止みたいな事態になると思う。


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