見出し画像

我が社の謎ブログを読んでみた。

こんにちは、AFUストアです。

AFUストアを運営しているシン三海には、「zepan」という自社ブランドがあります。

フィットネス用品、美容ケア用品、キッチン家電、アウトドア用品など、暮らしを彩る便利な商品を多種多様にとりそろえており、ご購入いただいたお客さまからは多くのご好評の声をいただいています。

そんなzepanですが、公式サイトがあります。


スタイリッシュでかっこいいHPですが、最近私はこのサイト内に謎のブログがあることを発見しました。


↑これです。

……申し遅れました、私はシン三海の社員Yです。
普段は商品ページの制作とプロモーションにかかわっています。

入社して何年かたち、社内の広報周りの活動はおおむね把握しているつもりでしたが、上記のブログはまったくの初見でした。

Twitterの中の人をやっているMさんにも聞きましたが、かれもその存在を認知していませんでした。

となると、世界中のだれもこのブログを読んでいないのではないかと思われます。

だれが? 一体、なんのために……?


奇妙なのはその更新頻度の高さです。2022年の10月の中旬あたりから更新が始まり、三日に一回くらいのペースで記事を投稿しつづけています(日によっては二つ以上の記事を投稿している日もあります)。


さらに、上記の記事タイトルを見れば分かるように、記事の文章はあまりこなれた日本語ではありません

「怪しい日本語ソムリエ」の私が見るに、おそらく日本国籍ではない社員ががんばって執筆したものと思われます(シン三海の社員の半数以上は外国籍の方です)。

「仕事」と割り切って書いているのかもしれませんが、だれにも読まれることのない文章をあまりこなれていない日本語で粛々と書きつづけるその健気さを思うと胸に一抹のせつなさが去来します……。


今、インターネットは「読まれることのない文章」であふれかえっています。

SNSの浸透とともに「表現する」ことのハードルは下がり、今や読み手より書き手の方が多いと言われることもあるほどです。

私も書き手の末席を汚す身として、そのような「読まれることのない文章」に出会ったとき、慈しみの目を向けてしまうのです。


……。



……読もう

私はそう決心しました。



【緊急企画】zepanの謎ブログ記事ベスト3

……ということで、読みました。就業時間を使ってすべての記事を読みました。

そこで今回は、膨大な数のかなり怪しい日本語で書かれた記事のなかから、個人的に面白かったものを、ここに三つご紹介させていただきます。

一応、ベスト3と銘打ちましたが、優劣はありません。そんなものはありません。ぜひお付き合いください。


第3位「飲食における食事構造はどういうものがあるか」

第3位はこちら。「飲食における食事構造はどういうものがあるか」です。
食事構造」という聞き馴染みのない四字熟語がイメージを喚起しますね。

この記事によれば、「食事構造とは、ある集団の食事において、一定期間に摂取される植物や動物などの食材の種類と量、およびそれらの割合の関係を指す」そうで、世界各国の食構造のパターンは「動物性食品をバランスよく取り入れた食事構成」、「植物性食品を中心とした食生活の構成」、「動物性食品を中心とした食生活の構成」、「地中海式食生活の構築」の四つに分類されるらしいです。まあ、そうかな、という感じですね。

また、記事の後半では「私たちは、自らの食生活の栄養状態に応じて、また地域の栄養実態を考慮しながら、伝統的な食事形態に基づいた合理的な食事と適度な運動による健康的なライフスタイルを身につけることが必要です。」と含蓄に富む主張が展開します。


朝ではサラリーマンの多くが、食事をする時間がたりなく、パンや牛乳だけで何とかするか、あるいはいっそ食べない方が多いでしょう。しかしそれは簡単に解決されます。その答えはサンドイッチです。具材を切ってホットサンドメーカーに入れてタイマーつけていれば、余裕のある着替え時間が現れます


ぜひ、弊社のホットサンドメーカーで余裕のある着替え時間をご堪能ください。


第2位「クロアチア戦の無念は次につなぐ力、スポーツ運動は終点がない」

第2位は、「クロアチア戦の無念は次につなぐ力、スポーツ運動は終点がない」です。

スポーツ運動は終点がない」という一文から放たれる謎の説得力がやけに怖いこの記事ですが、中盤には(なぜか)カタールワールドカップのサポーターインタビューが挿入されます。


「サポーターが主役になることはできない。それでも、選手たちからのリスペクトは感じられた。東京都にお住まいの高田真理子さん(40歳)は、こう語る。 年間100試合は観戦し、好きなチームはないそうです。彼女がこれまで応援してきたのは、日本代表チームだけだ。

彼女の祖父はハワイ生まれで、アイデンティティに大きなこだわりを持っていた。でも、日本にいるときは、あまり考えないようにしています。ワールドカップは、4年に1度会う友人たちと、日本人であることを実感できる瞬間を共有する場です。

末尾の「ワールドカップは、4年に1度会う友人たちと、日本人であることを実感できる瞬間を共有する場です」という一文が胸を打ちますね。

それにしても、うちの社員はいつ高田真理子さん(40歳)にインタビューしたのでしょうか。


第1位「スポーツ系女子はモテるか!ダイエットは今すぐに!」

栄えある第1位は、「スポーツ系女子はモテるか!ダイエットは今すぐに!」です!

この記事では「スポーツ系女子」がモテる理由について主に性格に焦点を当てて説明しています。

素敵な負けず嫌いな性格」、「それなりに強い芯があること」、「周囲の人に思いやりを持ち、礼儀正しい」、「スタイルがいい人が多い」というのがスポーツ系女子に共通する魅力だということですが、筆者は運動をすることはただモテるというだけにはとどまらない、とも主張します。


モテたければ、運動をキープして、ダイエットを励むことはやはり大事でしょう。今から有酸素運動の手配を始めよう。有酸素運動はダイエットに不可欠なスポーツであり、健康にもかなりな価値はあります。モテるだけでなく、自分自身のためにも、運動はするべきことだと思います


皆さまもぜひ、弊社のフィットネスバイクで有酸素運動の手配を始めてください。



……以上、zepanの謎ブログ記事ベスト3をお送りしました。

いかがだったでしょうか? 私はなんか切なかったです。

また、今回ご紹介した記事のほかにも、科学リテラシーのあやしいダイエット記事などが大量にありましたが、そこは皆さま各自の責任でご確認いただければ幸いです。良いGWをお過ごしください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?