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『感ずる心』が大切な映画でした。

ジブリ最新作、宮崎駿監督作品。
「君たちはどう生きるか?」観てきました。

鉄は熱いうちに打て、、、ということで記憶と感情が新しいうちに振り返りたいと思います。

ちなみに、これはネタバレ&考察noteではありません。クサカが感じたこと、考えたことをひたすら記録するnoteです。ただ、一部ネタバレも含むかもしれませんので、ご了承ください。また、どういう形式でnoteを書いていこうか考えた結果、「問いを立てて回答する」形式にしようと思います。

問①「結局のところ、どんな映画なのか?」

一言でまとめると、冒険活劇ファンタジーです。このキーワードでググるとこの作品についても記事が出てくるくらい言い得て妙だなと思います。ですが、このファンタジー要素はあくまで宮崎駿監督が伝えたいメッセージを届けるためのツールでしかありません。

では、どんなメッセージを届けたかったのか?
これは関しても、受信する側に託されていると感じました。どういうことかというと、この作品、分かりやすいオチがありません(クサカ主観)。映画あるあるの「大どんでん返し!」みたいなものはなくて、あえてネガティブな表現をすると、ぬるっと終わるんですね。

最後、なんか壊れて、世界が崩壊して、、、、、なんか一件落着っぽく終わってるけどこれ何!?となる方が一定数いると思います。実際に、エンドロールが終わった後、後ろの席のお姉さん二人組が、「なんか駿ワールドって感じ、、、ジブリっていつもこんな感じなの、、、??」となんとなく含みのある発言をされてました。でもそう言いたくなる気持ちも分かるをしていました。

なのでここからはクサカが受信したメッセージを書きます。

これです。実はクサカ、3年前に母を亡くしているのですが、そんなクサカにとって、ラストシーンは感情をすごく揺さぶられました。それまで「点と点」でしかなかったものが一気に「線」となる感じがして、「こんな伏線回収の仕方があるのか、、、!?!?」と心震えました。また観たくなってきました(笑)

問②「ポスターの青い鳥は結局なに?」

これは皆さんも気になるところではないでしょうか?
これを読んでくださった皆さんには、ぜひ映画館に足を運んでもらいたいので、その意欲を割かない程度に書きます(笑)

そして、これもあくまでクサカの解釈、感じたことです。
結論から言うと、「自分がどう生きるかを考える旅先案内人(鳥)」です。
うーん、ネタバレしてるかも、、、まあいいや続けます(笑)

冒頭から出てくるのですが、すごい不気味な感じがして、途中まで悪いやつのように見えるんだけど、最終的には、、、、みたいな感じです。

ただ一つ皆さんにお伝えしたいことは、「皆さんにとっての青い鳥は何ですか?」というテーマでアツく語り合いたいということです。なので、ぜひ観てください。

問③「どういう人が楽しめる映画なのか?」

ズバリ、感ずる心を持っている人です。
そして感ずる心とは、知識と経験です。

たくさん本を読んで、たくさん行動して、いろんな世界をみて、たくさん自分と向き合っている人ほど楽しめる映画だと思います。なぜなら、先ほど話した通り、オチがないからです。つまり、作品が皆さんに答えを教えてくれません。「1+1の答えは2だよ」ではなく、「1+1の答えは何だと思う?映画を観終わったら各々で考えてみて~」という映画なので、こちら側に受信する力=感ずる心があった方がより楽しめる映画だと思いました。

余談ですが、千と千尋の神隠しとかと比較すると、ちょっと分かりにくい作品かなと思います。子どもたち向けというより、この世知辛い世の中を必死に生きている大人たち向けなのではないでしょうか??
一方で子供たちが観て、何を感じるかも気になるところです。

まとめ

あと複数回観るに値する作品だと思いました。一回観て、整理して、自分の中で仮説を立てて、もう一回観る。そうすると新たな伏線にも気づけて、新たな気づきも得られる。そんな味わい深い作品だったように思います。
なので、一緒に観に行ってアツく語ってくれる方募集です!!!!

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