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旅とは【デンマークSOUL JOURNEY】

皆さん、おはこんばんにちは。
タロウです。今回は超大作になるでしょう。自分からハードルを上げるスタイルでお届けします。どうもタロウです。

なんと、デンマークに行ってまいりました。しかも初海外。

結論、魂が震える最高の8日間でした。

最高の未来を迎えに行ってきました。

せっかくなので、なるべく時系列順に「どんな旅だったか?」をレポートしようかなと思います。今回のキーワードは、「」。忘れないでください。
」ですよ??

そもそもなぜデンマーク🇩🇰?

デンマークは世界で2番目に幸福度の高い国だと言われています。

ワールドハピネスレポート2023より引用

その幸福度の所以を確かめたくなっちゃいました。気づいた時には、ウン十万という参加費を払ってました笑

ではなぜ、幸福度というキーワードに惹かれたのか?

私にとって必要不可欠なキーワードだからです。タロウ、実はマイMVVを掲げています。

今の私の頭の中

最上位概念であるMISSION(自身の存在意義)に、‘’自分なり‘’の幸せというキーワードを掲げている以上、幸福度の高い国であるデンマークについて学ぶことはできる絶好の機会を逃すわけにはいかない、、、!!

というのが、今回のツアー参加の一番の動機です。

そこはユートピアか?ディストピアか?

まずは2日目に見学したクリスチャニアという自治区について書きます。
クリスチャニアの説明自体は、以下などをご参照ください。

端的に言うと、国家という枠組みにとらわれず、自由な表現を求めたヒッピーたちが集うエリアです。しかし、ならず者ということではなく、クリスチャニアの住民は、国税もしっかり納めたうえで、クリスチャニアにも税金を収めている。そして、クリスチャニアで集めた税金の使い道は、誰かの一存で決まるのではなく、民主的対話を経て、全員で決めていく。そんな自治区がクリスチャニアです。

クリスチャニアは旧軍用地だったらしく、その名残を感じます。
エリア全体がアート。有名なアーティストもクリスチャニア出身だったり。
クリスチャニアの守護霊??
ルールはシンプル

そして、最も象徴的な事実が、「クリスチャニア自治区において、非合法の大麻の所持や使用が容赦されている」ことです。デンマークではずっと大麻は禁止されています。2018年から、医療用の用途のみ利用が可能になりましたが、法律上、一般人の利用は禁止されているのです。

つまり、「禁止だから大麻は一切ダメ!徹底的に取り締まります!」という白黒思考ではなく、「大麻が禁止であることによって、社会からあぶれてしまう人にも配慮しよう」というグレー思考が存在するようです。

今回のツアーをガイドしてくださったデンマーク在住の日本人/ニールセン北村朋子さん(以下:朋子さん)も「デンマークや自治区の根底にあるのは、あぶれる人をなくす精神」であるとおっしゃっていました。例えば、自由に創造し、新たなものを作り出そうとするとき、その代わりに何かを失う人が出てきます。その時に、その失う人たちの受け皿をつくるところまでカバーする。そんな精神の現れが、今回の大麻の話と言えます。

一方で、日本の場合、そこまでカバーしきれていません。ハンコをデジタルにしようとすれば、ハンコ職人の方々が困ってしまいますが、その方々の受け皿を自治体が用意できていません。「そもそも、そのつもりがない」というより「1億2000万人の受け皿を用意できるほどの国家運営力がない」という方が言い得ているように思います。

まとめると、日本で自治運営を機能させるためのポイントは主に3つです。
①「あぶれる人をなくす」という精神の共有と文化づくり
②①に沿ったヒトのコミュニティづくり
③税金の使い方など民主的対話による自治運営力強化

すべてとても大変なことですが、人口600万弱のデンマークで上記が機能しているということは、東京都など一部のメガシティを除いたほとんどの県で実現可能とも言えます。(もちろん、規模以外の阻害要因もありますが)

イチ国民としても、上記を知っておくことが大切なのではないでしょうか?

超教育国家デンマークから学ぶ教育三原則

ロスキレ・カテドラルスクール。なんと1,000年以上の歴史を持つ高校です。
上から「可能性」「協働」「意義」だそう。
運動したくなるフィールド

3日目、デンマークの高校見学パートです。
デンマークは、小学校から大学まで教育を無料で受けることができます。つまり、生まれの経済力に左右されることなく、全国民に教育を受ける機会があるのです。そして、注目すべきはその教育の中身です。

私は、「中世の歴史について英語で学ぶ授業」を15分ほど見学させてもらいました。まず、デンマーク語が公用語なのに英語で授業を受けている時点ですごい、、、(笑)

見学が始まり、まず初めに気付いたことは、「先生がほぼ話してない」ことです。ちょうど個人課題に取り組んでいるパートだったのですが、生徒ひとりひとりに「教える」のではなく、「問いかける」ことに徹していました。質の高い問いを立てることで、生徒が自ら考える機会を提供していました。このコーチング教育は、先生の質の高さゆえですね。ちなみに、デンマークでは大学院を出ていないと先生になれないみたいです。

次に、課題に取り組む生徒の様子について解説してもらった時。彼らは、「一次情報に触れながら、課題に取り組み、自身の答え(仮説)を出している」のです。一次情報とは、論文のことです。つまり、16~17歳の若者が論文という高度な文章を読み解いて、自分なりの仮説を立てているのです。日本の場合、大学の卒論作成時に初めて、論文に触れる人が多いのではないでしょうか? このエビデンス教育は、SNSの誤情報などに踊らされやすい日本人にとって、今最も必要です。

そして、個人課題の時間が終わった後。先生がファシリテーションを始めると思いきや、生徒が前に立ち、ディスカッションで扱うテーマ抽出を始めていました。壇上に立つ生徒が、挙手した生徒の発言を黒板にメモし、生徒だけで自然なディスカッションをしているのです。この対話による教育は、デンマークの一番の原動力と言えます。学生のうちに、対話癖があるからこそクリスチャニアのような自治区が成り立つのです。

コーチング教育
エビデンス教育
対話による教育

これが幸福度につながる教育の三原則なのではないでしょうか?

26歳の国会議員が描く未来とは?

次は、政治パート。
クリスチャンスボー城という荘厳なお城の中に国会議事堂があるのですが、ありがたいことに議事堂内を見学させてもらうことができました。

マジ議事堂
なんかすごいタペストリー

そして見学の最後に、クリスティーナさんという26歳の国会議員の方からお話をいただく機会がありました。デンマークは18歳から参政権が与えられるらしい。私とわずか一歳差の方が、国の未来を背負っている事実にまず感動し、刺激をもらいました。

そして、彼女の発言のうち、最も印象だったことが、デンマークという国家の課題についてです。それは、「現行の福祉制度をいかに、維持していくか?」。現に、議員の中には「資本主義の競争社会なのだからそろそろ全員に平等な機会を提供する福祉制度に限界がきている」という主張をしている方もいるそうです。しかしクリスティーナさんは、デンマーク人が持つ全員があぶれない精神のもと、現行の福祉制度を維持していくことを支持しているように受け取れました。

なぜ、そこにこだわるのか?
なぜなら、クリスティーナさんが貧しい家庭の出だからです。彼女は「自分が貧しい家庭の出だけど、デンマークの福祉制度があるからこそ大学院まで進学することができて、そのおかげで国会議員になることができた」とおっしゃっていました(たぶん)。

私は、クリスティーナさんの存在そのものが、デンマークの幸福度の象徴の一つだと思いました。26歳で国家の未来の一端を担い、情熱を持って、世界の気候変動問題などにも真摯に向き合っている。それは、デンマークの福祉制度が彼女の背中を支えてきたと言っても過言ではないのかもしれません。

「もし、クリスティーナさんが日本人だったとしたら、日本という国は彼女の情熱を灯し続けることができるのだろうか、、、??

こんなことを考えています。

組織とは、常にジレンマである

次は、ビジネスパートです。
3日目に訪問したラリーvsハリーという北欧で1~2位を争うカーゴバイクを販売している会社の社長、ハンスさんのお話をお聞きしました。以下、自転車工房の様子です。

大前提、デンマークは自転車大国です。自転車道が自動車道の隣に、幅広く設けられるくらい自転車移動が定着しています。その中で、カーゴバイクという大きなカゴを車体の前方につけている自転車がメジャーです。

そして、上記記事にもあるように、そこにお子さんなどを乗せるのです。日本の自転車道の幅だとなかなか、浸透しなさそうですね。ですが、ハンスさんの夢は、「カーゴバイクが自動車に取って代わる移動手段になること」だそうです。

そんなビジョンを掲げ、企業経営をしているハンスさん。社員一人一人の幸福に寄り添いながら、ビジネスを拡大させていくことの難しさを語ってくださいました。どうやら、このコロナ禍でラリーvsハリーのビジョンに合わず、やめていった社員も一定数いるそう。

しかし、「自動車は幅をとる。環境問題も引き起こす。やはり、カーゴバイクが移動手段のファーストプライオリティになるべき」というような考えをもっており、シェア拡大もやりたい。

このような会社の全体最適と社員個人の幸福のハザマでちゃんと、悩んでいるハンスさんの様子を拝見し、「あ~どこも同じなんだな、、、!」と一種の安心感を覚えました。つまり、このハザマで理想を追求することは間違いではないということです。

そして最後に、「幸福とは、人間らしさである」とおっしゃっていました。そして、「人間らしさとは、仕事の自分とプライベートの自分を分ける必要がなく、自然な状態であることである」ともおっしゃっていました。

これを今の日本のビジネス・組織に当てはめた時、そもそも社員が自然でない状態をつくらせてしまっている組織に問題があるのではないでしょうか?

①組織が、社員一人一人の「人間らしい状態」を理解しておくこと
②社員に対し、適切な配置をすること
③パフォーマンスを最大化できるような環境を用意すること

特に、①を採用段階から見極める必要があり、①を見極められない採用手法をとらないことが最重要テーマのように思います。

何のための教育か?

4日目は、小中学校見学パートです。

学び、挑戦、国際なんたら力、、、忘れた、、、

ここでは、中学生の女の子2人がウェルカムプレゼンと校内の案内をしてくれました。まず、中学生が20人以上の大人を引き連れて、案内をしてくることがすごい、、、!!

そして、原則の部分は、高校見学パートで書いたことと共通しています。+αで印象的だったお話をシェアします。それが、最近『紙で本を読む』『手書きで授業を受ける。テストを受ける』などに回帰しているということです。なぜなら、手で書くことで読む力が深まる。読む力が深まれば、さらに書ける。このような相乗効果が生まれるから。

昨年から話題になっているChatGPTなどテクノロジーを利用した小中学校教育も実践したが、やはりそれらは自ら考える機会を奪う上に、小中学校にとって、手に余る代物だそうです。もちろん、テクノロジーをすべて排除しているわけではありませんが、それとアナログな学習法を明確にすみ分けして、教育されている様子を受け取りました。

それでは、日本と比較したときにどんなことが言えるのか?
まず、テクノロジーを試し、「手書きに回帰する」という結果を出すまでのスピードが速いように感じます。日本の公教育では、自治体がやっと検討を終えて、現場で試してみるフェーズに入ったばかりではないでしょうか?

ではなぜ、これほどスピードに差がでているのでしょうか?
私が思うに、「目的思考の有無」ではないでしょうか?

例えば、デンマークでは手書きの回答に対して、細かいミスを指摘することはしないそうです。なぜなら、まずは書く楽しさを感じることが大事だから。とにかく、自分で考えて、自分で表現する。そしてそれらを楽しむという目的から逆算する。ミスを指摘することが目的ではない。スペルミスなどは、後でいくらでも直せる。手書きの文章で書きたい気持ちを後押しすることが大事。

このような目的思考を、教育をつくる自治体側も、教育現場の先生も、そして何より生徒が実践している。この環境がスピード感のある教育にもつながっているように思います。

なぜ、「30年間無事故」でいられるのか?

4日目の午後に、見学した森のようちえんについてです。

中の様子はプライバシーの観点でとれてまてん

森のようちえんについては、近年日本でも取り入れられています。

今回、「なぜ森なのか?」というのも皆様の気になるところかもしれませんが、メインは「デンマークで感じたこと」なので、ご了承ください。

私が見学させてもらって、最も印象的だったことは、自由度の高さです。広大のスペースの中で、子どもたちが自由に遊んでいて、高所があったり、火を扱っていたり、、、、20名くらいいる子供たちをわずか2~3名の先生が面倒を見ているのです。

そこで私が感じたことは、「自由で良いし、こんな伸び伸びと生活できる幼稚園が日本にもあったら最高だけど、これ事故とかないのかな。。。」という懸念です。実際に、私が見学した中でもお尻からガチコン落ちて、大泣きしている子どもがいました。

日本の幼稚園だったら、先生大慌てで「だいじょうぶ?!だいじょうぶ!?」と慰めに行くところでしょう。預かっている子どもに大けがでもさせたら、親御さんから何を言われるか分かりません。

しかし、デンマークの森のようちえんの先生は、慌てることなく、ただただ泣いている子どもを抱きしめてあげてしました。この対応に関して朋子さんは次のようなことをおっしゃっていました。

大人が慌てる様子を子どもに見せてはいけない。子どもは子どもなりに感じ取っている。先生が慌てていると、大変なことが起きたのだと子どももパニックになりやすい。お互いに落ち着いて状況を把握するために、先生は慌てずに近寄り、安心するように抱きしめて、子どもの今の状況や気持ちを聞くのです。

朋子さんの言葉

心にぶっささりました。また個人的に、「大人は無意識に子どもを見くびってしまっていることがある」という話が印象に残っています。人を見下し、優越感に浸る人間の感情の源泉は、子どもを見くびる大人の感情なのかも、、、?

ちなみに、私が見学した森のようちえんは、開園から30年間無事故だそうです。その一番の要因は、「やっちゃいけないことを決めて、子どもたちに対して、徹底的に周知する」ことだと感じました。

・ひとりで目の届かないところに行かない
・人の話をしっかり聞く
・車などが危ないので、表の道路側には子どもたちだけで出ない

上記3つだけが絶対にやっちゃいけないことのようです。でも確かに、「この3つだけはぜっっっっったいにやっちゃだめ。だけど、それ以外は全部OK!!」というルールの方が、明確で覚えやすいし、自由度も上がって、一石二鳥ですね。これはルールのある全ての組織に適用できる考え方です。

民主主義とは、○○である。

次は5日目に見学したデンマークの社会人学校、フォルケホイスコーレについてです。正確には、フォルケホイスコーレを開校しようと奮闘している先生方のお話をお聞きして、そのお二人が考えてくださったワークショップを体験させていただきました。

校舎(予定)
ワークショップで使用した材料たち

ワークショップでは、草原の上で踊り、歌を歌い、最終的にはチームごとにサンドイッチをつくりました。ワークの仕掛けもとても面白かったです。

そしてここでも私が個人的に最も印象的だったのが、先生方が考える定義です。確かに、3つくらいあったのですが、そのファーストチョイスであがってきた民主主義の定義が、印象的だったのでシェアします。

民主主義とは、忍耐である。

先生のお言葉

これもぶっささり案件です。
確かに、民主主義は合意形成に時間がかかります。価値観が違うメンバーが集い、一つの結論を出していく。その過程できっと衝突もある。時間もお金も心もすり減る中で、効率的に組織を運営していくために生まれたのが、きっとトップダウンの組織です。つまり、日本的組織の形です。

しかし、上記のように、全体最適を追求した組織づくりをしていった結果、幸福度の低い現在の日本が形成されていきました。ハンスさんの話にも通じますが、全体最適と個人の幸福の両方を追求していく民主主義はとにかく、コストがかかります。だけど、そこで対話から逃げてしまったら、個人の幸福はないがしろにされてしまうかもしれません。

だからこそ民主主義とは、忍耐だと先生方はおっしゃったのだと思います。

情報があるのに取りに行けない日本人

デンマークは平地が多いから風力が発達しているようです。

6日目は、気候変動問題です。
クリスティーナさんもおっしゃっていましたが、デンマークは気候変動問題にとても関心度の高い国です。私が宿泊したロラン島では、再生可能エネルギーを中心としたエネルギー自給率がなんと、800%らしい。

これだけ気候変動問題に関心の高いデンマークで、今の地球の現状を、リアルを知ることができました。一方で、日本でも気候変動に関する情報が発信されていないわけではありません。

ではなぜ、これだけ気候変動問題に対する当事者意識の違いが出るのか?
結局は、教育の違いです。デンマークでは、メディア情報リテラシー教育が発達しています。一次情報に触れ、自ら考え、自らの意思決定で進路を決定するからこそ、各々が自分の関わる領域に関心が高いのです。その結果、気候変動に関心を持つ人も一定数、出てきます。

しかし、日本人は自ら選んだ進路であるにもかかわらず、まるで他人事のようにふるまっている人が多いように感じます。なぜなら、情報リテラシー教育を受けていないから。二次情報、三次情報に振りまわされ、自己選択感のある意思決定をできていないから。

そもそも情報がないわけではない。それらを選別するリテラシーがないから選べない。結果、やりたいことが分からない日本人が多く存在する。私の個人的感想ですが、「ほとんど教育じゃん」という感じです。

日本とデンマークの共通点

6つのR

続いて、リサイクル文化についてです。気候変動問題と同様に、リサイクルに関しても制度が発達しているように感じました。分別は数十項目以上に分かれていて、それらのルールがしっかり守られている。なぜ、ここまでリサイクル文化が定着しているのか?

一つは、先ほど話した教育の賜物であること。そして、もう一つ結論があります。それが、「ルールの徹底」です。すごく当たり前のように感じますが、日本の場合、多少ルールが守られていなくても回収してもらえることもあります。例えば、ペットボトルのラベルをはがしていなくても、ペットボトルを回収してもらえます。

このような中途半端なルールから脱却することは、今の日本でも比較的に容易にできるのではないでしょうか? なぜなら日本人の強みは、規律ある国民性だからです。良くも悪くも「やりましょう」と言われたら、やれるのが日本人です。だったら、自治体側は遠慮しすぎることはありません。ルールを再徹底し、それがどうすれば浸透していくか考えていくことから始めれば、リサイクル文化に関してはより浸透していくように感じました。

まちづくりの本質とは?

8日目。最後は、私が宿泊したロラン島近くの小さな町で、ビジネスとコミュニティづくりをされているキムさんのお話をお伺いしました。もともと、都会一極集中が進み、人が少なくなってしまった生まれ故郷を復活させるべく、地元は帰り、ビジネスをはじめ、今は徐々に人が戻ってきているそうです。そんなキムさんにまちづくりの本質をお伺いしたところ、以下のような回答が返ってきました。

キムさんの町づくりとは、『食べ物をつくり、命を吹き込み、新しいライフスタイルを生み出す』こと。確かに、レストランをつくり、雇用を生んだだけで人は集まらない。時間はめちゃくちゃかかる。だけど、コペンハーゲンなどの都会は物価も高いし、生活しづらい部分があるから資源がたくさんある田舎で、食を生み出し、街に命を吹き込み、忍耐強く発信することで、新しいライフスタイルがそこに形成される。食こそ原点。

キムさんのお言葉(を私が意訳したもの)

実は、私の最近のテーマが「善く生きる」なのですが、その一つに食生活の見直しがありました。もともと、全く食にこだわりがなかった私が、ちょうど食の重要性を感じ始めていたところに、上記のお話を聞いて、刺さらないはずがありません(笑)

またキムさんはまた、このような言葉も残していきました。

HAND,HEART,BRAIN

キムさんのお言葉②

たぶん「手を動かせ、心に従え、頭を使え」的な格言だと勝手にキャッチしたのですが、これだけまちづくりにコミットして、成果を出しているキムさんのお言葉だからこそ単純に、「かっちょええ~~」となりました。私もいずれは、地元や日本の田舎に貢献していきたいです。

内側から幸福があふれるコーヒーでした。

まとめは、あえてしません。ここまで読んでくださった皆様の感覚に委ねます。ただ一つ、私が皆様に伝えたいことは、「少しでも何かを感じたなら、来年のツアーに参加してみてください。自分の五感で感じとってきてください」ということです。それこそ一次情報に触れるということです。

最後に少し、自分語りさせてください。
デンマークツアーに参加する直前。つまり、8月末。心がモヤっとする出来事がありました。私の配慮の浅さが原因で、大切な仲間を深く、傷つけてしまいました。私の発信が、思わぬところで「悪意」だと捉えられてしまいました。

「そんなつもりなかったのに、、、」「そんなピリピリしなくても、、」

こんなことを思いました。

「またやってしまった」「相変わらず、周りが見えてないなオレは、、、」

こんなことも思いました。
そんなモヤモヤを抱えた状態で、デンマークツアーを迎えました。そして更に、奇しくも私にとって、27歳最後の1週間がデンマークツアーでした。

幸福度世界第二位の国を巡る8日間の旅を終えて、28歳になり、私はまた、強くなれました。というか、本来の自分を思い出しただけかもしれません。本当に、今まで私に関わってくれた万物に感謝です。

旅とは、自分を取り戻すこと

朋子さんのお言葉

これだけで旅をする価値は無限大ですね。

NEOタロウ


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