見出し画像

加賀の限界集落で自己探究ワークショップをやってみた

やりたいことは、探しても見つからない。
私はそう思っています。なぜなら、探して見つかるコトは、やりたいこと「のように見える」だけだからです。つまり、実はそうじゃないことがほとんどなんです。

そのくせ、私はこのようなnoteも書いています。
矛盾もいいとこです。「行動すれば、世界は変わります」なんて言っちゃっています。過去の私は何を考えているのでしょうか。

もちろん、上記のnoteを自ら否定するわけではありません。少し系統の違う「やりたいこと論」を文字に書き起こそうというのが、今回の趣旨です。

・都会生活つかれたな、、、、
・選択肢が多すぎて、自分は何をしたらいいかわからない、、、
・今の生活に大きな不満があるわけじゃないけど、モヤモヤ、、、

こんな方に届けばいいかなと思います。
それではいきましょうか。

動画コンテンツの恐ろしさ

私自身、YouTubeなどの動画コンテンツを度々利用します。好きなK-POPアイドルの切り抜き動画が延々とレコメンドされてきて、それを細切れ時間の度に見ているので、総計1日1時間くらいはそこに時間を割いているかもしれません。もちろん、好きなことに時間を使っているので、それ自体に後悔ない一方、恐ろしいポイントが2つあります。

1つ目は、「なんかわからんことに、いつのまにか1時間以上割かれている」ことです。現に、私はYouTubeにどのくらい時間を割いているか把握していません。しかも、こういう時間の見積もりは甘くなることが多いので、実際は3時間くらい使っているかもしれません。1日の8分の1、睡眠時間を除いた場合、6分の1をなんかわからんことに割いている可能性があるのです。

2つ目は、「1時間以上割いているのに、ほとんど何を見たか覚えていない」ことです。つまり、見ていないのとほぼ一緒です。だって覚えていないのだから。その瞬間が楽しければいいという捉え方もできる一方、何の意味もない時間を過ごしてしまったという捉え方もできます。

これら2つを踏まえ、結局のところ、動画コンテンツはなぜ恐ろしいのか。

何を見たか覚えてもいないような動画に対して、あなたの貴重な時間を割いた結果、目の前に流れている良さげな情報は、あなたのやりたいことではなく、誰かのやりたいことだからです。

例えば、K-POPアイドルの切り抜き動画によって私は、かわいらしい推しの様子を見られて、嬉しい気持ちになります。そこから、「ライブに行きたい!」「韓国に行きたい!」「なんなら自分もそっち側に行きたい!」のような“やりたいこと”が生まれてきたとします。しかし、この“やりたいこと”は一時的なものにすぎず、私を一生幸せにしてくれるような持続的なものではありません(少なくとも私の場合は)。

では、動画視聴に割いた私の時間は一体どこにいってしまったのか。
きっと、切り抜き動画を作ってくださった方の広告収入になっていることでしょう。つまり、「お金を稼ぎたい」という誰かのやりたいことに私の時間は割かれたということです。

大前提、私は動画コンテンツを否定したいわけではありません。これからもきっと、誰かがつくってくださったK-POPアイドルの切り抜きを見るでしょう。なぜなら、それが楽しいからです。

ただ、延々とレコメンドされてくる動画を脳死でダラダラと見ているその状態は、餌付けされて幸せになった気でいる動物のような状態です。

恐ろしい。人間の営みとは思えません。

「自己探究×自然」の強さ

ならば、やりたいことはどうしたら見つかるのか。
やりたいことを見つけるために、沢山の情報に触れて、やっとそれっぽいことを見つけたのに、これがまがい物なんだとしたら、どうしたらいいのか。

内側に目を向ければいい。

やりたいことは外側ではなく、自分の内側にある。内側とは、自分の原体験。その時の感情、感覚、景色、匂い、ヒトなど。これらすべてが今の自分を形作っていて、それを一つ一つ、確かめていく。自ずと炎がボワっと灯る。自分の心に、どんなに強烈な雨風が吹こうとも。決して消えないやりたいことの炎が灯る。

そして、自然は、やりたいことの炎を見つけるお手伝いをしてくれる。なぜなら、外部からのノイズが少ない環境だから。誰かによってつくられたまがい物がない環境だから。だから、「自己探究×自然」は最強なのです。

「やりたいけどできない」から「やりたいからやる」にアップデートする

上記をテーマに1泊2日で実施しました。
前半、自然パート。
夏野菜でスパイスカレーつくったり、、、

なんかすごい包丁
カレーが本当においしかった。参加者の方がスパイスをおすそ分けしてくれました。感謝。

加賀の市街地に降りて、温泉とお寿司を堪能したり、、、

このお吸い物を飲んで、涙が出てきました(ホント)
日本海のいくらの輝き
日本海の中トロの艶やかさ
加賀温泉

現地の方による自然ツアーに連れて行ってもらったり、、、

ツアー中に見えた景色
限界集落の民家を改修して、カフェをやっているご夫妻がいらっしゃいました素敵
川がきれいだけど、雨が降らないから水量が少ないみたい

ひたすら自然に触れる中で、日々のノイズを除去していきました。
そして後半の自己探究パート。

過去ワークの一部

現在、過去、未来の3つにまつわるワークを実施しました。正確には一部だけ実施しました。初回ということもあって、全然思うとおりにやれませんでした。そのくらい、自然が居心地よかったということにしておいてください。ただ、参加者の方には申し訳ないことをしてしまったので、しっかり改善して、進化したワークショップを次回実施します。

次回は、来年5月頃に実施予定なので、ご興味ある方はぜひ!一緒に面白いイベントにしていきましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?