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大切なことはいつだって後から気づく

自分が死んで、数年後に生き返る夢を見た。
溺れそうになりながら、息も絶え絶え、あの世からこの世に戻ってきた。

最初に出会ったのは、大学時代の友達。
数年後の未来なので、みんなの状況も変化していた。
輝いている人もいれば、腐っているように見える人もいた。
今がしっかり、未来につながっている気がした。

その後、自分が住んでいた家に帰った。
ボクの部屋は、当時のままだった。
当時というのは、現在(28歳時点)ではない。
きっと、小・中学生くらいのボクが住んでいた部屋だ。

そして、そこには小・中学生くらいのボクがいた。
毛布にくるまって寝ているので、表情は見えない。
しばらくすると、家族が帰ってきた。数年後の家族だ。

父は、なんだかとても痩せて、今より肌が黒くなっていた。
「ボディビルの大会で優勝した」と自慢げに語っている。

死んだはずの母がそこにはいた。
母がこう言った。

「太郎のいない10年は退屈だった。」

ボクはそこで泣き崩れた。
そうか。たくさん待たせてしまったんだな。
あの時も、こんな気持ちになりながら、ボクを応援してくれていたんだな。
表情とかはよく見えなかったけれど、そこには今も昔も変わらない確かなものがある。そんな気がした。

夢占い

死んで生き返る夢は、「誰が」、「どのような状況で」によって意味合いが変わるらしい。

自分が死んで生き返る夢

「過去にミスしたことに、もう一度挑戦する」「変身願望」を意味するらしい。また、夢占いにおいて「生き返る夢」は「失ったものが、復活する」という意味があるそう。

私は原則、後悔しないタイプだ。しかし唯一の後悔、しかも一生取り戻すことのできない後悔が、母に「ごめん」「ありがとう」を伝えられないまま、お別れしてしまったことだ。

やっぱり、これは私が夢を諦めない大きな原動力になっている。

母親が死んで生き返る夢

「周囲の人への思いやりがある」「親に謝りたいことがある」「母親のように守ってくれる人がほしい」という心理の表れらしい。また、夢占いにおいて「母親の夢」は「愛情」「依存心」という意味があるそう。

もしかしたら、私を未来永劫、縛り続ける呪いなのかもしれない。けれど、ボクに力をくれる母からの祈りでもある。だから、自分は死ぬ気で生きる。

生き返った人と話をする夢

「あなたへのアドバイスや警告」「亡くなった人に会いたいという願望」の表れだそう。たぶん、、、

「待たせるんじゃないよ」
「思いやりを大切にしてね」
「愛を持って接してね」

こんなアドバイスなんだと思います。

生き返った人が家に来る夢

「幸運が訪れる」「運気アップ」を表すそう。
あなたの心に余裕があり、ものごとがうまくいきやすいことを示唆しているとのこと。

やっぱり、成すべきことを為す。それが人生だ。


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