社員寮について

 はい!やってまいりました。孝太の雑録。
 
 今日のお題は社員寮でございます。社員寮にも色々な形態がございまして、今日はその解説からメリットデメリットまでを僕の経験も交えて、お話しようと思います。

1 社員寮とは?

 まずは社員寮とは何か?一言で言えば会社が福利厚生の一環として、社員のために設置する住居の事ですね。大手やある程度大きい規模の会社だと用意している事が多いです。一般的なのが、

A:会社所有の建物に住まわせる(以下A)

たまにあるのが、

B:マンション自体を会社が借り上げて社員寮にしている(以下B)

で、最近増えているのが、

C:従業員に部屋を選ばせて、賃料の3割以下を本人負担とする(7割は会社負担)。

大きく分けるとこの3つかな。

 Aの場合は、食事はつきますが、後の2つの場合は食事はつかないことが多いです。尚、寮費は給与から天引きになるのが一般的です。

2 社員寮のメリット

 では、次に社員寮のメリットについて見ていきましょう。

①自分で部屋を借りるより家賃が安く済む
 一番はこれですよね。特にA、Bの場合は、水道光熱費、駐車場代等は負担しなくても良い、或いは全額ではなく一部負担で済む場合が多いので、自分の出費は抑えられます。但し、Cの場合は、家賃以外は自己負担です。
 また、仲介手数料、敷金、礼金は会社負担になるので、入居費用を安く抑えることが出来ます。

②食事を気にしなくても良い
 A限定にはなりますが、食事を用意しなくて良いので、その分、別の事に時間を割けます。

③社員同士の結束力が強くなる
 これは、A、Bにいえることなのですが、同じ空間にいることで部署間の壁を越えて、社員同士の交流が生まれます。こうなることでお互いを助け合い、支え合う様になり、自然に結束力も固まっていくのです。

 メリットはこんな所ですかね。

3 社員寮のデメリット

 今度はデメリットについて見ていきます。

①プライベートな時間がなくなる。
 社員寮は、会社の人と共同生活を送る場です。行ってみれば仕事の延長線上になるわけです。なので同じ部署の先輩や上司もいた場合、間違いなく仕事の進捗状況等の話になりますし、気が休まりません。また、寮が徒歩圏内等、会社の近くにあった場合は終電も気にしなくて良い事から、残業三昧なんて事にもなりかねません。

②人間関係に失敗したら地獄
 メリットの③に関連する話なのですが、例えば仕事で寮生同士でもめてしまった場合、片方が寮でも権力を持っている人間だと、もう片方は不利な立場に追い込まれます。更に自分の家もないため、この場にいることしか出来ず、仕事以外でも肩身の狭い思いをします。

③自由は諦めた方が良い
 ①に関連する話です。仕事の上下関係は、寮においても継続されます。なので体育会系の会社に至っては、先輩の言うことが絶対です。何もないときは良いのですが、機嫌が悪い時は、飛び火してくると思った方が良いでしょう。
 また、ブラック企業の場合、寮生同士で監視させるといったケースもあります。こうなるととてもじゃないけど、気が休まりません。
 なのである程度のストレスは覚悟しておいた方が良いでしょう。

④家族、友人、恋人を呼ぶことは出来ない(Cの場合を除く)
 当たり前のことですが寮は会社の福利厚生の一環であり、会社の所有物です。勝手なことはやめましょう。

4 まとめ

 はい!そんなわけで今回は社員寮について語ってみました。
 勿論これだけではなく、多くの意見があるかと思います。ちなみに社員寮は年齢制限がある所が多く、一定の年齢を迎えたら出なくてはならないのが殆どですが、僕がいた会社は年齢制限がなかったため、居座ってる人も多く、気が休まりませんでした。
 結果、耐えられなくなって自分が出たんですけどね(笑)。

 社員寮を所有している会社も全寮制とそうでない会社に分かれていますが、就業規則に入寮の義務が記載されてない会社であっても強制入寮が暗黙の了解となっている会社もあります。また中小で全寮制の場合、ブラック企業の可能性もありますので、寮完備の会社を受ける場合は、事前に確認しておくのが良いでしょう。

 最後までお読みいただきありがとうございました。
今後も面白いネタがあれば、ガンガン書いていこうと思いますので宜しくお願いします。

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