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私のIT遍歴

12/3の記事です。3日はいけた!

(はじめに)3日坊主とはなにか

3日坊主って、3日続かないことだっけ?4日目から続かないことだっけ?
と思って調べたけど、だいたい、

3日というのは例えただけであって、短期間で飽きること

ということで、結局3日かどうかはどこにも情報がなかった。3日が境目ってすごい思ってたんだけどあんまり意味がなかったそうです。学び。

私がパソコンに比較的詳しい理由、徒然

さてさて。

最近、Mac使いこなし質問会を企画しました。私がMacを使っていて便利だと思う機能や使い方をご説明しつつ、PC使いこなせればご自身のお仕事を加速できるよ!そのお手伝いしたい!という質問会です。

私は、IT系の仕事が長く、毎日長い間パソコンを使っているので自然と詳しいです、というご説明にしているのですが、ITといってもすごい広い。
IT一般人なのでめちゃくちゃ知ってるとかでは全然ないです。IT専門職(ってなんなのか?という論点もありつつ、いわゆるプログラマー的な存在)でもないです。

なので、私に質問したらこれぐらいなら知ってるだろう、っていう想像をつけて貰う必要もあるだろうな、と思い、パソコンに対する私のヒストリーを書いてみることにします。
こういう背景でMacやPCを知ってる人なら、聞いてみようかなって思ってもらえると嬉しいです。

人生で初めてパソコンを触ったとき(記憶なし)

覚えてません!根っからのデジタルっ子とかじゃないです。

確か中高のどこかで、プログラミングで簡単なゲームを作ろう〜みたいな授業があったような気もするけど、先生が言っていることやできたゲーム興味もなく、何してるのか全くわかりませんでした。そもそも私は字を書く方が好きだし、文房具Lover。ペン集めのほうが好き。

メールアドレスを持ったのは、大学生のときに一人一つの大学のアドレスが配布されたとき。学校の共用パソコンを使うのが普通でした。その頃はPHSとかを使ってた時代だったな・・。ガラケーより前。ふるっ

なぜかIT企業に就職した(意思なし)

大学3年生の私には、どんな仕事したいかなんて何もわからなくて、100社ぐらい就職試験を受けにいきました。最後に残っていた内定が、日本でも一番ぐらいにお堅い企業と、ベンチャーのIT企業の2つ。親孝行なのは堅い企業に就職することだったけど、息苦しそうだな〜と思って、ベンチャーの方に入ることにしました。(両親からはだいぶがっかりされました)

そのIT企業では、営業かシステムエンジニアのどちらかに配属されることになっていたけど、特に意思がなく、社長に「わたし、どっちがいいですかねぇ」と聞いてみたら、

社長「営業じゃない?」

と言われたので、まあそれでいいかーと、IT企業の営業になりました。学生って気楽なもんですね。

IT企業なので、ITのことを知らないといけないのですが、普通に何も分からないし、興味もそんなに持てない。けど、仕事なので担当した分野をしっかり頑張って、どうにかやってました。

IT企業なので、ITを自分が使うだけじゃなくて、なんと他の企業の、ITの担当者に対して自社のITについて説明しないといけないんですよね。当たり前だけどしんどい話です。

私も、営業なので、買ってもらわないといけないから必死です。興味があるとかないとか言ってられない。とにかくITのあらゆる知識を勉強して、提案していました。

ある程度説明はできるようにはなっても、その時代の営業はとても激務な職業でした。毎日どうやって家に帰ってたのかも覚えてない。20代は体力も時間もあったのでよかったけど、いずれ結婚とか家庭を持つとかもするだろうと思っていたので、この生活をずっと続けるのはしんどいなーとおもい、5年経ったぐらいで異動希望で、ITの企画やバックオフィスの業務に移ることになりました。

バックオフィスとはいえ、ITの会社です。エンジニアもいますし、周りにITに詳しい人しかいないので、普通〜に仕事をしていると、普通〜にスタンダードが上がり、詳しくなってきます。会社としても最先端のシステムを社内で使うことを大事にしていたので、最先端のITの仕組みや考え方に触れられる場所にいました。

ただ、私個人としては、ITじゃないことに興味があったし、ITに興味がある、詳しいと自信を持つことがずっとできなかった。自分が心から楽しんでいるわけでもないITの分野で仕事するのってしんどいな、という気持ちがいつもありました。それは、周りが詳しすぎるし、エンジニアはITを作っていく人たち。私はITを使っているとしても、その現象の表面しか知らない存在なので、どんなに学んだとしても絶対にエンジニアを超えられないし、なんのためにITの場にいるんだろうなと思っていました。劣等感だったのかな。

スタートアップに転職することになった

新卒で入った会社は結局19年もお世話になり、人生の残り時間を別の環境で過ごしてみたいな、と思い転職をすることにしました。

転職したスタートアップでは、ITのシステムを自社で作って多くの人に使ってもらえる仕組みを作っています。会社の半数以上はエンジニアで、私はエンジニアではありません。IT系かどうかというと厳密には違うと思うのですが、ITに詳しすぎる人たちがたくさんいる会社です。世界のトップレベルなんだろうな、と思われる方も何人かいるのですが、そのレベルがすごいのかどうかすらも私には理解できない世界。なんか、すごくすごいらしい(←語彙力w

そして、スタートアップのいいところは、平均年齢が若いこと。若者たちはスマホもPCも息するように使うことができます。隣に座ってる人と、同じパソコンとは思えないぐらいパソコンを魔法のように操る人ばかり。

この環境では、自分以外の人は自分にはないものを持っていて、私は自分の持っている経験と能力で仕事をするしかないのだと自然と思えたので、前職とはITとの関係性が変わり、ITそのものを概念として楽しんで、ツールとしていい距離感で理解できるようになりました。

転職でWindows→Macに変わったことで初心者になれた

19年努めた会社では、WindowsPCを使って仕事をしていました。平均すると、毎日10時間以上は仕事をしていたので、頭で考えたり、喋る速度と同じ速度でパソコンを操っていました。

ただ、Macってなんかかっこい〜スタバでMac使ってる仕事するのって一度やってみたい〜とミーハー好奇心だけで「次の人生はMacを使うぞ」と意気込み、Macを使う環境に自ら飛び込みました。

転職初日、念願のMacを会社から与えてもらって使ってみたら・・・

ナ ニ モ ワ カ ラ ナ イ

何も分からなすぎて。今まで「頭で考えたり、喋る速度と同じ速度でパソコンを操っていた」わたしが、赤ちゃんになってしまった。何もわからない。何もできない。それなりの経験と能力があると思っていたけど、全くなにもできない。価値が一切出せない。

びっくりして、不甲斐なくて帰り道にリアルに泣きました。
人生で一番落ち込んだかもしれない一日。

ただ、そうもいってられないと立ち直るのも激早いので、すぐに本屋に行ってMacの初心者向けの本を買い込み、ひたすらやり方を学んで1週間ぐらいで一通り意味がわかり、1ヶ月ぐらいで小学1年生ぐらいにはなれたかな・・ぐらいには浮上しました。

まあ今思うと、日本語しか話せないで大人になった人が、かっこいいからニューヨークで働こうと突然渡米して、周りの話がなにもわからない。という状態。そりゃ当然だし準備甘すぎるww
ただ、日本でそこそこやってたからアメリカでもどうにかなるっしょ!みたいな勘違いか奢りのようなものだったのかもしれない。不勉強による挫折。

初心者になれたからこそ初心者の気持ちがわかる

そうやってMacに人生を大いに揺さぶられたのですが、パソコンのユーザーとしてどのくらいの状態になるとパソコンを使いこなしていると言えるのか、という目指す状態はわかっていたので、コツをつかんでからはMacもそこそこ使えるようになりました。WindowsとMacの比較をしながら学んだので、両方とも意味がわかります。

さらに、なんでも極めたがりな性格なので、どうしてそういう機能が備わっているか、とか、なんなら時代の潮流、開発者やMicrosoftやAppleのマーケターの意図まで推測してパソコン使ったりもしてます。すべての経験が繋がってきた!

つい最近、Macが使えないよ〜〜と泣いた私の記憶がまだ鮮明にそばにいて、同じような状態の人たちに少しでも楽に使えるようになって欲しい。なんなら、もっと便利に使いこなせることで、もっともっとパソコンやデータと仲良しになる方法も、私なら説明できる!なぜなら、私もめちゃくちゃ初心者だったから。という境地に至ることが続き、これを伝える機会を持ちたいな、と思ってMac使いこなし質問会を企画することにしました。

私は会社員なので周りのみんなに質問して教えてもらうことができたけど、個人で起業しているとそういう質問するのも難しいし、どうやって使うといいのか、目指す場所もわからないですよね。見たことがないものは、そこにたどり着くことはできない。だから、質問会で、私のPCの状態を見てもらったり、何を気にして使っているかをご紹介しようと思いました。

例えば。
他人のパソコンって、他人の家の冷蔵庫のような、近くにいっても開けてはいけない、覗いてはいけない場所ってかんじしませんか?私のうちの冷蔵庫を、どうぞ見てください!中に入ってるものやお買い物を説明しますよ〜という企画です。(冷蔵庫じゃなくてPC見せるけどね!)

なんかおもしろそうだな〜、自分もパソコンわからないけど聞いてみたいな、と思う方がいたら、ぜひお越しください。
ライフワークとして、続けてみたいなと思ってます。

ではまた明日!