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【電気代】中国電力のスマートコースを良く調べもせず契約した話【高すぎ…】

はじめに

最近電気代が本当に高いですよね…😭
あまりに電気代が高いので電力会社を楽天でんきから中国電力に戻したのですが、その戻し方が悪かったのでここに反省の意味も込めて残しておきたいと思います。

楽天でんきについて

2020年から私は楽天でんきを使っていました。

乗り換え当初は良かったのですが、2022年3月30日に燃料費調整制度の上限価格撤廃が発表されました。

多くの電気料金の計算は以下のように電力量料金にプラスして燃料費調整額というものが上乗せされます。

この燃料費調整額には上限が設けられており、家庭への負担が増えないようデザインされていたのですが、その上限が撤廃されることで燃料費の高騰が電気代にモロに上乗せされて請求されるという事態となりました。

燃料費調整額の単価がどのような推移で増えていったのか、中国エリアの値を以下に記載します。

年月 燃料費調整単価
2021年1月 : -2.40 円
2021年2月 : -2.43 円
2021年3月 : -2.33 円
2021年4月 : -2.06 円
2021年5月 : -1.64 円
2021年6月 : -1.30 円
2021年7月 : -0.96 円
2021年8月 : -0.74 円
2021年9月 : -0.34 円
2021年10月 : 0.07 円
2021年11月 : 0.59 円
2021年12月 : 1.05 円
2022年1月 : 1.59 円
2022年2月 : 2.52 円
2022年3月 : 3.19 円
2022年4月 : 3.19 円
2022年5月 : 3.90 円
2022年6月 : 4.21 円
2022年7月 : 5.46 円
2022年8月 : 7.03 円
2022年9月 : 9.43 円
2022年10月 : 11.56 円
2022年11月 : 13.11 円
2022年12月 : 14.36 円
2023年1月 : 15.02 円
2023年2月 : 15.63 円

2021年12月(1.05円)と2022年12月(14.36円)の差額は13.31円にもなり、1年間で凄まじく値上がりしていることが分かります。

この数字は1kWhに対する単価になるので、(厳密には少し計算方法が違うのですが)分かりやすく400kWhを想定して計算すると、2021年12月と2022年12月では以下のようになります。

2021年12月に400kWh使用した場合の燃料費調整額:420円
2022年12月に400kWh使用した場合の燃料費調整額:5,744円
差額:5,324円

全く同じ量の電気を使っているにも関わらず、燃料費調整額だけで料金にこれだけの差が出てくる訳ですから、これはもう堪ったもんじゃないですよ。

中国電力について

さて、楽天でんきは燃料費調整制度の上限が撤廃されましたが、中国電力はどうでしょうか。

答えは旧料金プラン(従量電灯A)は上限が維持されたまま、新料金プラン(スマートコース)は上限が撤廃されていました。

私、この事を知らずに楽天でんきから中国電力のスマートコースに契約を移したのですが、中国電力のスマートコースには上限が無いため楽天でんきと同じ状況だったのです。。。

更に言うと、楽天ポイントが付かなくなって、ポイント分の損失も発生…。これは本当に失敗しました😰

しかし、仮に旧料金プラン(従量電灯A)であったとしても2023年4月の料金改定で燃料費調整制度の上限が引き上げられる事が発表されており、安い時期も残りわずかとなっています。

因みに今旧料金プラン(従量電灯A)を利用している方が新料金プラン(スマートコース)に乗り換える必要があるか、というと、そこまで大きな価格差が生まれる訳でも無さそうなので、手続きが面倒な人はそのままでも良いように思います。(本当に上記図に書いてある通り、100円も差がないです)

https://www.energia.co.jp/assets/press/2022/p20221125-1e%20.pdf

このままスマートコースを使っていても4月以降は旧料金プラン(従量電灯A)と同じになるので良いようにも思いますが、中国電力の赤字状況を考えると今後も値上げ路線は間違いなく、このような状況を鑑みるとやはり中国電力に長く留まる訳には行かないように思えてくるので、次なる別の電力会社を探すことにしました。

TERASELでんきについて

そこで候補に出てきたのがTERASELでんき(エネクスフリート株式会社:伊藤忠エネクスグループ)です。

選んだ理由は価格.comで一番安かったからなのですが、どうも楽天でんきと同じく支払った電気代に対して200円で1ポイントの楽天ポイントを付与してくれるらしく、楽天でんきのメリットを継承できる電力会社です。

また、楽天でんきや中国電力よりも電気料金の単価が安く設定されており、少しでも安くなるのであれば乗り換えてみようという気にさせてくれます。

PinTでんきについて

もう一つの候補がPinTでんき(株式会社PinT:東京電力グループ)です。

特徴としては中国エリアにおいても燃料費調整単価が安いというところにあり、電気量料金に関してはTERASELでんきよりも高いのですが、総合的に見ると安くなりそうです。

PinTでんきは2023年4月に大幅な価格改定により、かなり割高になってしまいましたので、オススメはしません。

各社の電気料金について

では、実際電気料金の差はどのぐらいあるのでしょう?
各社の電気料金について載せておきます。

楽天でんきの単価(2022年12月)

楽天でんき2022年12月の電力量単価
楽天でんき2022年12月の市場価格調整単価

楽天でんきで400kWh使用した場合
電力量料金:10,640円
市場価格調整額:2,840円
合計:13,480円 
(再エネ発電促進賦課金を除く)

中国電力の単価(2022年12月)

中国電力2022年12月の電力量単価
中国電力2022年12月の燃料費調整単価

中国電力で400kWh使用した場合
電力量料金:10,314円
燃料費調整額:5,745円
合計:16,059円
 (再エネ発電促進賦課金を除く)

TERASELでんきの単価(2022年12月)

TERASELでんき2022年12月の電力量単価
TERASELでんき2022年12月の燃料費調整単価

TERASELでんきで400kWh使用した場合
電力量料金:9,701円
燃料費調整額:5,745円
合計:15,446円
 (再エネ発電促進賦課金を除く)

PinTでんきの単価(2022年12月)

PinTでんき2022年12月の電力量単価
PinTでんき2022年12月の燃料費調整単価

PinTでんきで400kWh使用した場合
電力量料金:10,412円
燃料費調整額:1,276円
合計:11,688円
 (再エネ発電促進賦課金を除く)

さいごに

燃料費調整単価は価格がコロコロ変わるためホームページ上に掲載が無く、大体別途PDFで公開されているのでなかなか料金が見えづらいですね…😰

電力会社を調査すると各社セット割など色々なサービスを出していますが、シンプルに安いのが一番だと思います。

私は基本的にセット割というのが嫌いなので、特定の会社に依存せず最安のプランを探す方が性に合っているので、携帯はahamoですし、ネットもフレッツ+Yahoo!BBだったりします。

電力会社の乗り換え自体はかなり簡単に行えるので良い条件の会社が見つかればまた乗り換えを検討するかもしれませんが、ひとまず2023年はPinTでんきで様子を見たいと思います。

PinTでんきは2023年4月に大幅な価格改定により、かなり割高になってしまいましたので、オススメはしません。

ではでは。

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