アメリカIPAが好みだな、という感覚が定着しつつあり。今回は3本。 1000BeerChallenge(543-545/1000)
ビールを1000種類飲んでみようと思い立ってからすでに1年以上、500本を超えて、自分の好みの路線がわかってきたような気がします。
ホップ感しっかりのIPAが良い感じ。それもヘイジーなたっぷりホップの方が良い。でもセッションIPAも良い。
それらのビールが多く作られているのはアメリカのようで、結果としてアメリカ産のビールを選ぶことが増えてきました。扱っている酒屋さんも多くはなく、商品の入れ替わりも激しいので、これが定番っていうものはまだないのですが、これはたぶん好きな雰囲気だろうと当たりをつけられるようになってきた、という感覚です。
しかし1000種類まではまだ500本近くある。アメリカものIPAだけじゃなく、他にも好みのものが見つかるかな。
■[beer543] NOSE CANDY
NOBLE ALE WORKSは2009年に創業されて、2011年にビールの生産を始めたという、わりと新しい醸造所です。もともとビールの自作が好きだった人が趣味が高じて設立したという、アメリカではよく聞く話。日本でも個人のビール作りが合法になれば、こういう起業も増えるかもしれないのになあ、なんて思います。
醸造所はカリフォルニア州ロサンゼルス近郊のアナハイムにあり、生産量は非常に少ないようですが、日本で売ってるとはすごいものです。
■ビール情報
名称:NOSE CANDY
メーカー:NOBLE ALE WORKS
産地:アメリカ、カリフォルニア州
タイプ:SESSION IPA
アルコール度数:4.4%
価格:1000円くらい(PINT)
入手場所:東急フードショー渋谷
■味わいメモ
色:明るい金色。
香り:柑橘感がメインという印象です。シロップ風のわりとすっきりした甘い感覚もあります。少しもやっとしたような雰囲気が、セッションIPAにしては珍しいような気がします。
味わい:口当たり強めの柑橘感と、どっしりした渋みに近いような苦味。土台が苦味で、その上に柑橘感が乗っているような、分かれているようなイメージです。ボディで麦っぽい甘さと香ばしさが出てきて、喉越しはホップ感はあるけど他はクリアに流れていきます。後味も香ばしくてすっきり。
好き度:★★★★
これが中心っていう軸になる味がないような気はしますが、フレーバーがそれぞれはっきりしてて楽しい、セッションIPAらしいカラッと爽やか系です。
■[beer544] BIG WHIG IPA
■ビール情報
名称:BIG WHIG IPA
メーカー:NOBLE ALE WORKS
産地:アメリカ、カリフォルニア州
タイプ:IPA
アルコール度数:6.8%
価格:1000円くらい(PINT)
入手場所:東急フードショー渋谷
■味わいメモ
色:明るい麦わら色。
香り:わりと穏やか。麦っぽさと、少しコクのある甘みが感じられます。ホップ感は目立っていない気がします。
味わい:まず鋭めの苦味がきます。そして麦っぽさと、柑橘感も穏やかに周りに集まってくるような感じ。ボディで香ばしさと、コクも少し出てきます。喉越しにも癖はないものの、ずっしりしている感覚があり、後味は香ばしさと苦味。少し酸味っぽい雰囲気もあり、飲みやすいけれど、じんわりフレーバーが力強く出てくるようなイメージ。
好き度:★★★★
■[beer545] BIG DOINKS
■ビール情報
名称:BIG DOINKS
メーカー:FAIR STATE BREWING COOPERATIVE
産地:ミネソタ州ミネアポリス
タイプ:EXTRA DANK IPA
アルコール度数:6.5%
価格:1000円くらい(PINT)
入手場所:東急フードショー渋谷
■味わいメモ
色:くすみのある琥珀色。
香り:柑橘感を中心にホップの華やかさが強め。麦っぽい甘い香りと、なんだか不思議な漬物風のもやっとした感じもあります。なんだろう。
味わい:最初にトロピカルな甘さと柑橘感のホップ隊がやってきて、同時に苦味部隊もやってきます。一度落ち着くと、ボディでは麦っぽい甘さ。喉越しは少し香ばしさもある、とろっとした感じ。後味ではまた苦味の余韻。
好き度:★★★★
ホップの華やかさは香りほど味わいでは感じられず、思ったよりもジューシーな感覚が主体です。全体的に穏やかだけどふくよかなイメージ。
ビール代になります。