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わびさび? わさび? お茶? わびさびジャパンペールエール 1000BeerChallenge(56/1000)

■ペールエールとIPAの組み合わせ

ペールエールとIPAと組み合わせたビールなんだそう。
ペールエールは、エールの麦芽を淡い色のものにしたスタイルだったはず。
そしてIPAは、ホップを増やしてビールを長持ちするようにつくったスタイルだったはず。
もともと、エール←→ペールエール←→IPAって関連性があるので、その組み合わせってどういうことだろう、境目や割合がわかるもんだろうか、と思ったわけです。
ペールエールっぽいIPA、IPAっぽいペールエールってことなのでしょうか。ペールエール用のホップをたくさんつかってみたとかそういう感じかなあ。


■そしてジャパンの組み合わせ

さらに、ペールエールとIPAだけでなく、日本的要素も加えてしまおうという考えらしいのです。
それで、わびさび、を現すと。わびさびってなんとなく雰囲気的にはわかる気がしますが、言語化すると意外と難しいものです。
しかも、その日本的要素が、わさび。って言われると、ダジャレ?ってなったりして。さあ、これはなかなかつかみどころの難しいビールかもしれないぞ。


■[beer056] わびさびジャパンペールエール

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ペールエールとIPA。わさびとお茶。まるで鵺のようなビールです。それもまた日本的と言ってしまえば言えるのかもしれませんけれど。


■ビール情報

名称:わびさびジャパンペールエール
メーカー:ベアードビール
産地:静岡
タイプ:IPA
アルコール度数:6%
価格:500円くらい
入手場所:ビックカメラ


■味わいメモ

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外観:濁りのある濃い麦わら色。
アロマ:甘い印象。熟成香。フローラル感と苦味は抑えめ。酵母感。
味わい:熟成香。フローラル。ホップの苦味。わさび。酵母感。渋み。
ボディ:フルボディ

香りは意外と控えめ。IPAですがホップの印象は薄い気がしました。ベアードビールの特徴である酵母っぽさはあり。あとは不思議な甘み。もしかしてお茶なのかな。
口当たりは優しくて、香りの印象よりも華やか、というか、これはわさびかな? という味わいが出てきます。苦味は酵母感とあいまって控えめで、もやっとした感じ。ボディは酵母感が強くなり、余韻で苦味と渋みが。再びの、もしかしてこれはお茶なのかな、という感覚。
不思議でとらえどころが難しく、これがこれとはっきり言いにくい。ベアードビール的わびさびってやつでしょうか。


好き度:★★★

お茶を飲むように、ホップとわさびとお茶の微妙なさざ波を楽しむのが正解なのか。ちょっと上級者向けかもしれません。
いや、よーわからん。


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ビール代になります。