見出し画像

富良野の自然派ブルワリー忽布古丹のまろやかビール2種 1000BeerChallenge(212-213/1000)

■忽布古丹

忽布古丹というブルワリーは、北海道は上富良野の醸造所です。上富良野はホップの生産地の中心とも言えるところだそうで、それにちなんで、アイヌ言葉で村の意味のコタンをもらい、忽布古丹醸造株式会社は生まれたそうです。
ホップを活かして、自由にビールをつくる、というテーマのFREEDOMSシリーズから、2本を飲みました。


■[beer212] 一搾りの青春

画像1

セッションIPAだけど濁り系。柑橘感あるホップを使って、おしゃれな味を目指してつくったら青春っぽい味になった、みたいなことが公式WEBサイトに書いてありました。どういうこっちゃ。


■ビール情報

画像2

名称:一搾りの青春
メーカー:忽布古丹醸造株式会社
産地:上富良野
タイプ:セッションIPA
アルコール度数:4.5%
価格:600円くらい。
入手場所:出口屋


■味わいメモ

画像3

外観:濁りのある黄色っぽい淡い琥珀色。
アロマ:フローラル感。ホップの苦味。柑橘感。乳酸菌風の酵母っぽさ。
味わい:ホップの苦味。酵母感。柑橘感。フローラル感。藁みたいな香ばしさ。
ボディ:フルボディ。

濁りがあって、グレープフルーツジュースみたいな色です。セゾンっぽいけど、セッションIPAなんだそうで。
香りはホップ感が中心です。華やかで苦そうな感じ。弱めだけど柑橘感もあり。ちょっと乳酸菌のような印象もあるけど、これは酵母なのかな。
味わいは意外と苦味が中心です。でも酵母っぽさがとろっとしつつ、ホップの華やかさと柑橘感がじわっと出てくるので、特別苦味だけが強いとは感じないような。
セッションIPAらしいホップ感が楽しい。それに加えて、濁りとヨーグルトっぽい感じがあったり、不思議と藁みたいな香ばしさがあるような気がしたり。面白い。

好き度:★★★★


■[beer213] Twisted Mind

画像4

札幌のビアバーの10周年記念でつくったビールだそうです。それがなぜか東京の酒屋で売ってるんだからすごいものです。
Extra Special Bitter、略してESBというタイプだそうで。でもイギリスでBitterとされるペールエールよりもBitterというくらい意味で、実際はそこまで苦くないよ、という不思議な立ち位置みたい。

■ビール情報

画像5

名称:Twisted Mind
メーカー:忽布古丹醸造株式会社
産地:上富良野
タイプ:ESB
アルコール度数:4.5%
価格:600円くらい。
入手場所:出口屋


■味わいメモ

画像6

外観:濃い銅色。
アロマ:熟成香。フローラル感。ホップの苦味。麦っぽさ。酵母っぽさ。カラメルっぽさ。
味わい:熟成香。フローラル感。ホップの苦味。酵母感。カラメル感。
ボディ:フルボディ。

色は濃いけれど、香りは穏やかです。ホップ風味はあるけれど、そんなに苦そうではない香り。そして酵母っぽさと、カラメル風の甘い香りも少し。
味わいの方も、確かにスペシャルビターとかいう名前の割には苦くありません。抑えめの苦味が酵母感でまろやかになっていて、そこにカラメルっぽい甘さが加わるので、ずっしりしてるという印象。喉越しは意外とクリアで、過度にビターを期待すると肩透かしを食らうかも。後味はじっくり苦味が長くて良い感じです。

好き度:★★★


■ホップよりも酵母とバランス感だったかな

ホップ生産の中心地の醸造所ということで、もっとホップ感を出しまくってくるのかと思いきや、意外と酵母感があり、バランスの良いつくり方でした。フレーバー豊かで面白かった。
上富良野産ホップだけでつくったシリーズもあるということで、そちらも楽しみです。


画像7


ビール代になります。