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オタク必見!?オタク流英語学習法

ヲタク流英語学習方法!?

「ヲタクと外国語学習は相性がいいのでは?」

私がそう思うようになったのは、英語学習を始めて5年目の時。英語に対する熱が冷め始めアニメやゲームにどっぷりはまり始めた時だった。

私は基本的に飽き性で興味のあることを見つけてはすぐにでも始めるくせにすぐに辞めてしまうことがほとんどだった。

これまでの半生を振り返って長年続けたものを挙げるのであれば、卓球:11年、英語学習:7年、イラスト:2年といったところだろう。(2020年現在)

私は中学2年の時に英語学習を始め、高校3年になるまで狂ったように英語学習をしていた。しかし、高校3年で伸び悩み友達に勧められたアニメの沼にまんまとはまり、その素晴らしさを再度体感する。

いつもなら、アニメにはまってそのまま英語を辞めてしまうところなのだが、今回は何かが違った。それは、アニメを見れば見るほど英語力が上がっていくということだ。

「いやいやさすがにありえねぇだろwww」

と思っている方も是非最後まで読んでから判断してほしい。今回は、ヲタクと語学(英語)がどれほど相性がいいかを説明していきたいと思う。

1:アニメ・ゲーム文化

2020年現在、日本のアニメやゲームは世界中で人気を集めている。皆が知っているような有名タイトルから、日本人の多くが知らないようなタイトルまで幅広く知れ渡っている。

これは、私が英語学習への熱が冷め始めていた時のこと、国際交流を無料でできる学習アプリHello Talkにていつものように外国の友人と会話していた。

当時の私は、英語学習(言語学習)についてや日本の文化、教育の違いについて友人と話すことが多かった。最初は盛り上がるものの、知識が増えるたびに退屈に感じていた。

「また、この話題か、もう知ってるよ」と思い始めたことが熱が冷めていった原因かもしれないと今更ながら思う。

しかし、一度熱が冷めかけたおかげで私はさらに成長することができた。
アニメとの出会いだ。

私が再びアニメの沼にはまったのは萌えアニメの影響がとても強かった。
「NEWGAME」や「ひなこのーと」、「ゆゆ式」などのきららアニメを中心に様々なアニメを見るようになった。

おそらく2か月間ほどだろうか、休んだことのなかった英語学習をそっちのけでアニメにのめり込んだ。正直英語はもういいかなという気持ちがどこかにあったかもしれない。

2か月後、久しぶりにHello Talkで見たアニメの感想を何となくタイムラインで共有すると、10分もしないうちに10人以上の人たちからメッセージが来た。

「ゆゆ式みてるの!?」、「私もNEWGAME見てるよ!青葉が好き!」といった予想もしていない返答が返ってきた。

これまでアニメファンだといっていた人のほとんどがONE PIECEやナルトなどジャンプ系の作品を挙げる中、彼らは日本人の中でも見る人がさらに限られた萌え系アニメを認知していた。

その時、何とも言えない嬉しさがあった。先に述べた通り、日本人でも萌え系アニメを見る人は多いとは言えない。(ジャンプ系に比べて)私の学校には萌え系アニメを話せる相手が2人しかいなかったため、好きなアニメについて語り合えるのは本当に貴重で楽しい時間だったことを今でも鮮明に覚えている。

それからも、萌え系アニメの話をするたびに多くの人たちと話し合う機会が増えた。また、そのたびに英語の実力が伸びていくのも必然的に思えた。

私はアニメは国境を越え、親族を超えた絆が結ばれると思っている。(かなり盛り盛り)ただ、本当にアニメを通して仲良くなった友人とは比較的長い期間連絡を取り合っていた。

また、アニメつながりで仲良くなった友人とはよく通話をして一緒に絵を描いたり、アニメを同時視聴したりとアクティブな関係が多かった。

それらおかげで、私の英語力は格段に上がった。

それは、単純に英語をアウトプットする機会、つまり英語を使う機会が増えたというだけでなく、私の大好きなアニメについてほかのファンの気持ちをしっかりと理解したい、自分のアニメに対する愛をしっかりと理解してほしいというコミュニケーションに対する意識が向上したことが英語力向上につながった最大の理由だと確信している。

以前は、多少言っていることが分からなくても「Haha!」とか「Yeah!」などと理解しているふりをしてごまかしてしまうことがあったが、それが一切なくなった。理解できなかったら素直にそう伝えて、メッセージで送ってもらうなどこれまでにない程積極的になれた。

外国語=勉強、ではなく、外国語=1コミュニケーションツールと再認識できたことで英語に対する熱を取り戻していった。

私は勉強が大嫌いだ。退屈で複雑で辛いだけだ。しかしながら、好きなものを共有できるツールとして何かを学ぶのはとても楽しい。試験やテストなんてどうでもいい。相手に伝わればそれでいい。

そう思えたことでさらに英語学習を楽しめるようになり今日まで続けることができた。

2:アニヲタ勉強術

ここからは、アニヲタだからこそできる英語学習方法を共有したい。

アニヲタだからこそできる学習方法としては、以下のものがある。(私個人の経験上)

1.English dubアニメ
2.アニメ名言翻訳
3.ライティング

長くなるかもしれないが、これら一つ一つを紹介していこうと思う。

2-1:English dubアニメ

English dubとは英語吹替のことである。

アニメヲタクにとってよくあるのは、気に入ったアニメを何度も見返すということだ。

あなたには何度も見返すようなアニメはないだろうか?私にはたくさんそういったアニメがある。

参考程度に紹介すると、「NEWGAME」、「幼女戦記」、「オーバーロード」、「4月は君の嘘」、「僕らはみんな河合荘」、「Hunter×Hunter」、「田中くんはいつもけだるげ」などぱっと思いつくものだけでもこの量になる。

こういったアニメのどのシーンでだれが何を言うのか、無意識的に覚えていないだろうか。お気に入りのシーンから重要なシーンなど見返した回数が多い程覚えていることは多いはずだ。

この勉強方法は何度も見返したアニメを英語吹替で見ることによって英語を学ぶ方法だ。

「NEWGAMEの青葉ちゃんの言う「がんばるぞい!」って英語だとこうなるのか~」といった具合で学んでいく。

何度も見返してストーリーが脳に染み付いたアニメであれば英語吹替で見てもストーリーが分からずあきるなんてことはないだろう。

まず皆に試してほしいことは、
①繰り返し見るような好きな作品をリストアップ
②英語吹替版を探してみる
③英語でも十分見れる!という作品で英語学習

英語力が大幅に伸びる時はたいてい好きなことと英語を絡めることができた時だ。

諦めず我慢強く作品を探してみてほしい。

2-2:アニメ名言翻訳

始めに明言しておくと、この方法は暇つぶしがてら英語の勉強ができる、英語学習に対するモチベーションを増加させるという効果がある。

やることはいたって単純

①好きなアニメの名言を調べて自分の力で翻訳してみる
②バイリンガル版や海外版と見比べて答え合わせ
③答えがないならひたすら訳すだけ

一つ注意してほしいのは、バイリンガル版や海外版に乗っている表現と自分の表現が違っていても100%間違いではないということだ。

間違いなく、良い参考にはなるものの一言一句同じ表現を使うことは不可能に近い。

例えば、英語→日本語の例を挙げるのであれば、

"I saw her yesterday"を「私は昨日彼女を見かけた」と訳すのか、「昨日彼女を見かけた」か「私は彼女を昨日見かけた」と訳すのかにはさほどの違いはないだろう。

強調されている部分が違う場合などは別途注意が必要だが基本的に意味が訳せればこの学習方法の目的は果たしたといえるだろう。

参考程度に私が以前行ったものを紹介すると、NEWGAMEより涼風青葉ちゃんの名言?

「今日も一日がんばるぞい」を"I'll do my best today!"と訳してみた。

この訳が100%正しいわけではないが、英語学習へのモチベはかなり向上した。

2-3:ライティング

以前他の記事でも紹介したライティングのヲタク特化バージョンだと思ってほしい。※細かい内容は私の記事「楽な英語学習法」を読んでみてほしい。

やることはこれまた単純、

①好きなアニメについての紹介文を英語で書く
②添削したり情報を足したり完成度を高めていく
③出来上がったものを音読していつでも発表できる状態にする

冒頭で述べた通り、海外には大勢の日本アニメファンがいる。そういった人たちと会話した際に必ず聞かれるのが、

「好きなアニメはなに?」

こう聞かれた際に、ぱっと答えられただけで会話は弾むし、自分の好きなアニメについて語るのはやはり楽しい。

また、何作品もの紹介文や好きなところを英語でまとめておくだけで、よく使われる単語や表現を学べる。

そして、アニメの会話に限らず相手の言っていることが理解できるようになってくる。

これは、正直アニメヲタクのみに有効な方法でもない。この世の中に存在するすべてのヲタクに通じるところがある。

例えば、英語ヲタクでもある私はよく海外の様々なアクセントについて学びいろいろな国の友人と盛り上がった。

基本的にヲタクと呼ばれる人たちは何かに熱中しているケースが多い。あるコンテンツにかなりの熱を長い期間込めているからこそそう呼ばれるのだ。

その熱を利用し言語学習に結び付けることで驚異的な英語力の向上が見られるだろう。

まとめ

最初に述べた通り、私は様々なものにはまってはやめてきた。現在はその中で残ったものと英語学習を結び付けているが、以前はピアノや裁縫、料理やスポーツなど様々なもので共通した友人と交流してきた。

今回はアニメヲタクに限った勉強方法を紹介したが、アニメに限らず自分の好きなものと英語をどうにかかけ合わせることはできないか考えてみてほしい。

大抵の場合は可能で、かなり効率よく英語学習ができることに気が付けるだろう。





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