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アーユルヴェーダ・インドの優しいお粥

こんにちは。
本格的な梅雨入りで、ジメジメとしたお天気が続いていますね。

暑かったり風が冷たかったり、ジメジメしたり。こういうお天気が続くと自律神経の調子が乱れるので、胃腸も弱りがちです。

そんな時にぜひ試して欲しいのが「キチュリー」です。


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「キチュリー」とは、インドのお粥のこと。

3500年以上の歴史を持つ、古代インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」において、最も消化に良いとされる食材を使っているので、胃腸や体が弱っている時、赤ちゃんや病人まで、全ての体質の人が食べられる優しくて美味しい食事です。

アーユルヴェーダとは?

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アーユルヴェーダとは、インドに古くから伝わる伝統医学のことです。ですが、医学といっても現代医学のように薬の処方を行うものではありません。

アーユルヴェーダは、その人その人それぞれの体質に合った睡眠・生活・食事・ヨーガなどを正しく実践していくことで、病気を防ぎ、治療し、生き生きとした生活を送っていくという、いわば古くから伝わる生活の知恵が凝縮されたものです。

「適切な食物はその人を生き生きとさせ、不適切な食物はその人を病気にしていく」というのがアーユルヴェーダでの考え方。

つまり、「食」とは医療であり、何よりも大切な薬でもあるのです。


ムーングダールキチュリーのレシピ

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アーユルヴェーダで最も消化に良いとされる豆、ムーングダールを使ったレシピ。生姜とターメリック、ギーで炒ったクミンシードの香りがなんとも食欲をそそります。今回は胃の消化を助けてくれる、きびを加えたレシピです。内臓を温め、身体を労ってくれる食事です。


材料<2人分>

米・・・1/4〜1/2カップ
きびや粟・・・1/4カップ
ムーングダール・・・1/4カップ
水・・・適量(1000ccが目安ですが、お好みで調節してください)
岩塩・・・小さじ1/2
ターメリック・・・小さじ1/3
生姜のすりおろし・・・小さじ1〜2
ギー・・・大さじ1
クミンシード・・・小さじ1/2


<作り方>

① 米とムーングダールを洗い、鍋に入れ、30分以上浸水させておく。
(*急ぎの場合は省略可)

② ❶にターメリーックを入れ、強火にかけて沸騰させる。

③沸騰したら、岩塩、生姜のすりおろし、ギーの半量(大さじ1/2)を入れて弱火にし、柔らかくなるまで20〜30分コトコト煮込む。
(*途中水分が足りなくなったら水してもOK)

④タルカを作る。
小鍋を用意し、残りのギーを熱する。そこにクミンシードを入れ、クミンシードの良い香りが出るまで、焦がさないように火を入れる。

⑤ ❹をお粥の鍋にジュワッと注ぎ、よく混ぜる。

⑥塩で味を整えて完成。


ポイント

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タルカとは、オイルにスパイスや薬味を入れ、熱して作る風味付けオイルのことです。今回は熱したギーで作っています。パチパチと弾ける音と風味が食欲をそそります。キチュリーにジュワッと注ぐと美味しさが増すので、是非試してみてください。

また、お米はインドのバスマティ米を使うとさらに本場の味が楽しめます。

更に、ムーングダールが手に入りづらいという方は、お米だけのレシピでも美味しく楽しめるので、是非気軽に試してみてください。


最後に

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ジメジメした梅雨も、少しの工夫で彩りを加えられたらと思っています。次回もまた、優しくて美味しいレシピを発信していきますので、よかったらご覧ください。

それでは、皆様の今日が素敵な1日でありますように!

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