見出し画像

47都道府県 全部行ってみよう計画 ②岡山県

こんにちはRYUです。個人的にまだ行ったことがない8県を訪問して、47都道府県を制覇しよう!というこの企画。前回の「宮崎県」に続いて、「岡山県」に行ってきたのでご報告したいと思います。岡山の後は山陰エリアを回る予定なので、今回は全てクルマでの旅。トータル1,000km程度の長旅ですが、交通インフラが弱点なこのエリアを回るには良いですし、コロナ対策にも有利かなと思いました。

さて、「岡山県の観光」と言うと倉敷市の美観地区が有名ですが、私はそれより行きたい場所がありました。それがこちら。

画像1

岡山県の奈義町にある「奈義町現代美術館」です。

たしかNHKの「日曜美術館」で見たのが最初なんですが、こちらには「太陽」「月」という対になった大型の作品があるんです。こちらのドーム型の建造物の内部が「太陽」なんですが、ぜひ見てみたかった。

画像2

外観だけで、圧倒的なインパクト。

よくこんなものを作ったと思います。では施設内に入ってみましょう。

画像3

エントランス付近にあるのは、宮脇愛子さんの「大地の部屋」という作品。

画像4

水辺と砂利の部屋が対になっていて、生命を表現しているのかな?と思えるステンレス・ワイヤーが幾重にも弧を描いています。

画像5

そして、岡崎和郎さんの作品「月」。文字通り、俯瞰で見ると「月の字」の空間です。中秋の名月の夜10時、奥の窓から入る月光が、白い壁を通して地面に影を落とすんだそうです。その時間は閉館してますから、実体験は難しいでしょうけど・・安藤忠雄さんの「光の教会」のように、自然光を建築の一部とするコンセプトです。

そしてついに、その瞬間がやってきました。1人がやっと通れる細い螺旋階段を登った先にあったのが、先ほどのドームの内部にある作品。荒川修作さんとマドリン・ギンズさんの共作「太陽の部屋」です。

画像6

うおおおお!

実際に見ると、色々な擬音語が出ます(笑)。床が湾曲していたり、上下が対象に作られたりしているので、平衡感覚が一瞬消えます。突き当りの光の部分は半透明になっていて太陽光が入るのですが、常に逆光なので、ちょっと幻想的な風景です。

画像7

太陽の側から順光で見ると構造がよく分かります。こちらの作品には「奈義の龍安寺」という別名が付けられており、石庭で有名な京都の龍安寺をモチーフにしているんだとか。龍安寺の石庭も、それ自体がひとつの「宇宙」を示していますが、この作品にもそうした意図があるのでしょう。側面・天井にもベンチや石庭が作られていますが、これらは全てプラスチック製なので地震が来ても安全です。

画像8

館内に展示されている、「太陽の間」の設計図がこちら。実際に力学計算して作るのは大変だったと思います。

画像9

奥さんもノリノリ(汗)。

なかなか他には無い空間なので、ぜひ一度体験ください。アートがさほど好きじゃない方でも、きっと楽しめると思います。

さて今回、岡山で訪問したのはこちらの美術館のみ!だったのですが、実はその前に立ち寄ったところがありました。それがこちら。

画像10

佐用町のホルモンうどん♪

佐用町は岡山県の直前に位置する兵庫県内の町で、「ホルモンうどん」が名物になっています。岡山県内の「津山市」でも食べられるのですが、今回は旅程の関係で、奈義町に行く途中で寄れる佐用町で食べてみることに。作用IC近くにあるお店「春ちゃん」にお邪魔しました。

画像11

店舗の面積の1/4くらいが鉄板です。

後ろに大きなチリトリみたいな道具がありますが、別テーブルにはこれで料理を運びます。1人前1200円と高めですし、あまり期待していなかったんですが・・・具材が来たら状況が一変。

画像12

鮮度が良い&デカイ!

見た目にも鮮度が良いシマチョウ、ギアラ、レバー、センマイ・・・等などのホルモンが、5cm角くらいの大切りで出てきました。キャベツ、ネギなどの野菜も同じくらいの大きさ。投入された2玉の麺も多い。途中、ダシらしき液体と、牛脂らしき液体が掛けられます。

画像13

ワイルドに出来上がりました♪

画像14

甘辛2種のタレをブレンドして、つけ麺して食べる

・・・のですが、これが文句なく美味いです。A5牛か?と思えるほどの、上質な脂の香りと旨味に、ニンニクの入った濃厚なタレが良く合います。作用町、津山市ともに「ホルモンうどん」の聖地として観光PRしているので、こちらもぜひ体験してみてください。

そんなわけで、生涯初めて立ち寄った岡山県、唯一無二のアート体験を楽しめました。次回は定番の倉敷の方にも行ってみたいと思います!(RYU)