見出し画像

【まとめ】新型肺炎の名称で風評被害を受けそうな企業を応援したい。

こんにちはRYUです。世界的な拡がりを見せつつある新型肺炎の影響により、アドパブリシティの所在地である名古屋でも「企業の在宅勤務」「学校の臨時休校」が増え、市内の中心部に人が少なくなってきました。皆さんの地域ではいかがでしょうか?つい1ヶ月ほど前には予想もしなかった事態で、早く収束してもらいたいです。

この病気、WHOが後になって「COVID-19」なる名称も作りましたが、国内では「コロナウイルス」の名称が先に浸透しています。調べてみると、この名を持つ企業や店舗、商品は国内に多くあり、ネガティブな影響が心配されます。

そんなわけで今日は、たまたま名称が新型肺炎のウイルスと同じだった企業・商品をまとめてピックアップし、風評被害に負けないよう応援してみたいと思います。

まずはこちらの商品。メキシコの企業「モデーロ社」が製造する「コロナビール」です。ビーチの木陰のバーで飲むにはピッタリのライトビールで、ライムをそのまま瓶に押し込む飲み方もオシャレですね。

風評被害により、2020年1月~2月だけで約2億2100万ポンド(約310億円)の売上が失われたとか、ビールを飲むアメリカ人への調査で「コロナビールを買わない」と回答した人が38%に上った・・などネガティブな情報が出ていますが、アメリカの大手酒販会社「コンステレーション・ブランズ」は「米国内での販売は好調である」と反論しています。さすがに、ビールと結び付けて考える人は少ないのではないかと思いますが・・・

たまたま見つけた下北沢のこちらのお店は、コロナビール応援のため「リツイートしてくれたらコロナビール1本サービス!」らしいです。昨年までは下北沢にもよく行った!ので行ってみたいです。

これだけ大きな話題になるのは、世界的に大人気のビールだからこそ・・なんでしょうね。私もコロナビールはスキなので、とりあえず週末には応援を兼ねて何本か買うことにします。

さて次に紹介するのは、大阪コロナホテル。新大阪駅から徒歩2分の至便なホテルです。こちらもたまたま名前が同じだった・・・と言うだけで、SNS上で「縁起が悪い」「怖い」とディスられてしまったんだとか。ただでさえ外国人旅行者の減少で営業的には大変な時期ですから、気の毒としか言いようがありません。

しかし、中の人(ホテルの担当者)が「コロナウイルスが憎い😭😭😭」とSNS上で吐露したところ、20万件以上の「いいね」と7万件以上の「リツイート」を得る大反響。「コロナホテルは悪くない」「頑張れ」という支援のコメントも多数受け、風評被害を跳ね返したようです。現在、宿泊客の方にはマスクを提供するサービスも実施中とのことで、応援したい気持ちが高まります。大阪・神戸にはよく行くので、一度泊まってみたいと思います。

3つ目は東海地方を中心に10県17店舗を展開する、温浴施設とアミューズメント施設を組み合わせた複合施設「コロナワールド」を紹介します。

温泉にボウリング、シネコン、ゲームセンター、カラオケ、漫画喫茶などを組み合わせた「何でもあり」の施設なんですが、意外に創業は古く、1926年に愛知県江南市で開業した映画館が発祥です。1973年開業の「江南コロナ会館」から「複合型遊戯施設」になり、バブル期に一気に店舗数を増やしました。最近の告知では、「コロナウイルスとは書かずに新型ウイルスと書く」ご苦労も垣間見えます。

こちらももちろん、コロナ・ウイルスとは何の関連もありません。私は実家が「中川コロナワールド」に近いので、週末あたり「コロナの湯」に行って応援してみますかね。

さて全国的な知名度で見ると、「企業」としてのコロナは、おそらくこちらが一番ではないでしょうか。

冷暖房機器の大手製造メーカー「コロナ株式会社」です。1937年に新潟県三条市で創業し、自社開発した「加圧式燃料コンロ」の製造からスタートした会社です。昭和の時代に多くあった「芯上下式・燃料カートリッジ式」の石油ストーブもこちらが元祖とのこと。技術力が高い会社なんですね。こちらはウイルスの風評被害より、暖冬の影響のほうが心配かも。

コロナといえば車でしょ!という昭和生まれの方のために、こちらの情報も用意しました。

トヨタ・コロナ(最初はトヨペット・コロナ)は1957年に初代(T10型)発売。以来、11代と44年にわたって日本のファミリーカーとして活躍した車種です。どちらかといえば地味な車種だったのですが、7代目のT14型では、日本発の「DOHC+ターボ」のエンジンを搭載したモデル「1800GT-T」が設定されました。

しかし「コロナ」の車名は2001年に消滅!!したので、こちらは応援しようがない存在になってしまいました。コロナに限らず、国内においてセダンタイプの車種は減る一方で、現在はSUVばかりが売れるようです。

ちなみに最後に、「コロナ」の語源を調べてみました。「なんとなく太陽?」かと思ったら、そうではなかったです。

正確言うと・・・「太陽の周囲に見える自由電子の散乱光」で、100万度以上の超高温!だそうです。驚くのは、この「コロナ」という語が2000年以上前から存在しているということ。肉眼では見えない(と言うか、見たら目が損傷する)ので、おそらく皆既日食などの際に観測され、命名されたんじゃないでしょうか。形状が似ていることから「王冠」の代名詞として使われ、「コロナ」はその後「クラウン」の語源になったそうです。トヨタのかつての車種「コロナ」と「クラウン」の関係も、ここに繋がっていたんですね。

・・というわけで、今回紹介した企業・商品はいずれも新型肺炎とは何の関わりもありません。風評被害が無いよう、ぜひ応援しましょう!(RYU)

※追記:3ヶ月後の続編をUPしました。こちらもご覧ください。