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「麒麟がくる」の舞台「岐阜城」(稲葉山城)に行ってみました

こんにちはRYUです。大河ドラマ「麒麟がくる」見てますか?このところ、斎藤道三の居城であり、その後は織田信長の居城になる稲葉山城(現在の岐阜城)が舞台になっているのですが、神戸出身の奥さんが「行ってみたい!」と言うので、名古屋出身の私がまたまた案内することになりました。予想以上に良かった!ので、こちらで報告してみたいと思います。

まずは、岐阜城の位置はこちら!

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©Googlemap

マップ左下の名鉄/JR岐阜駅から、バスで10分程度の距離にあります。歩くのも不可能ではないですが、1時間以上掛かるので、ちょっと厳しいと思います。ちなみに岐阜城の近くを流れる「長良川」は、「鵜飼」で知られています。

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名古屋駅から30分程度で名鉄岐阜駅に到着。

愛知県から出発すると、隣の県の県庁所在地ですが、予想以上に近いです。駅前の4番バス乗り場から乗車して「岐阜歴史博物館」で下車しました。ちなみに乗車したバスがラッピングされていたのですが、車外だけじゃなく車内にまで主張してます。

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でもこれ信長だよね?

家紋が「織田木瓜紋」なので信長ですね。歴史に詳しい方と「麒麟がくる」を」見ている方はご存知かと思いますが、岐阜城は元々、美濃の守護代だった斎藤氏の居城。1567年の「稲葉山城の戦い」で斎藤道三の孫の龍興に織田信長が勝ち、以後は尾張出身の信長の居城になりました。美濃の国・岐阜県としては、美濃出身の斎藤家とか土岐家に肩入れしなくていいの?と、ちょっと心配しました(笑)。

疑問を感じつつバスに乗ること10分、下車したらお城が見えてきました!

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ホントに山頂にあるんだね(驚)。

岐阜城がある金華山は標高329m。ドラマでは「織田軍が斎藤道三を攻めた」と簡単に説明していますが、そんなに簡単にここまで登れませんよ?ここに築城した美濃の人たちも凄いけど、この城を攻略した信長も凄いと思います。

バス下車後は案内が無いので分かりにくいのですが、岐阜公園の中に入ると、山頂に登るロープウエイの入り口が見えました。

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大人往復1100円で、JAF会員証を見せると100円引きです。30人くらい乗れそうな大型のロープウエイに乗ると、下界はこんな風景に。

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長良川と岐阜の山々が一望!

素晴らしい眺望なんです。ただ、ひとつ注意が・・・「ロープウエイを降りるとすぐ天守閣」ではありません。その後、10分ほど未舗装の山道を登らねばないので、お子さんや高齢の方には難しいかもです。スカートやハイヒールはNGと思ってください。そんなハードルをクリアすると、やっと辿り着くのがこの風景!

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おお!見えました!岐阜城(元稲葉山城)

現在の天守閣は1956年に再建されたコンクリート製ですが、キレイに整備された外観です。階段の下部分の石垣は、織田信長の時代に造成されたものなんだとか。こんな山頂が、400年前に本当に戦場になったんですね。

天守閣の内部は博物館になっており、主に織田信長の居城だった時代の説明があります。人気で叶わないのは仕方ないけど、扱いが小さい地元の齊藤さん・土岐さんがちょっと可哀相な気がします。

では、天守閣からの眺めをお楽しみください。

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あなたも天下を獲った気になります⤴

こちらが北側の眺め。長良川と、日本アルプスに連なる山々が一望できます。

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こちらは西側。長良川の左側が岐阜市街です。

絶景です。大群が攻めてきたら、到着1日前くらいにわかりますね。

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こちらは南側の名古屋市方面。

画面左上あたりに名古屋駅の高層ビルが写っているのが分かるでしょうか?視界は30㎞以上。清州城や犬山城も見えるので、戦国時代の戦略的な価値はメチャ高かったことが分かります。ちなみに清州城と犬山城にも行ってきたので、興味がある方はこちらの訪問記事を参照ください。


さて岐阜城を満喫した後は、岐阜公園内にある「岐阜歴史博物館」に行っててみました。来年の1月まで、大河ドラマ「麒麟がくる」特別展を開催中です。

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主人公の明智光秀も美濃出身なので、地元も気合が入っています。内部は撮影禁止だったので撮らずにおきましたが、番組の解説や撮影のために制作されたセットのジオラマ、実際に使われた衣装などが展示されていました。

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ほぼ番宣?と思える、この一角だけ撮影可でした。何だかお金を払って番宣を見ているような気がしないでもないですが、来館者に対する出演者のオリジナル動画も観覧できるので、ファンは見ておいて損は無いですよ。

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さて、博物館を見た後におススメしたいのが、長良川沿いにある「川原町」です。古い町並みが保存されていて、散策にはちょうどいいです。あまり多くないけど、お店もあります。

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岐阜公園と川原町の間にあるこの広場は、かつての土岐氏の屋敷跡です。山頂に天守閣が見える位置にあったんですね。

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観光だけで帰ってはもったいないので、その後は岐阜駅前につながる岐阜市のメイン商店街「柳ケ瀬」に行ってきました。

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まずビールが飲みたかったんですが、行きたかったラーメン店を先に発見。行きがかり上?最初に地元の有名店「丸デブラーメン」に行ってきました。メニューは「中華そば」か「ワンタン」の2種のみで、潔いです。ストレートかフォークしかないピッチャーみたい。

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表面張力で維持されたラーメン。

大きな丼に入れたら普通の量なんですが、小ぶりの丼に入れるもんだからスープの量が凄いです。当然どんぶりも熱いんですが、店員の女性が素手で提供してくれます。味は「二郎」や「家系」とは対照的な、鰹ダシが香る昔ながらの中華そば。味醂?と思われる甘みを微妙に感じるのが個性になっています。麺は柔らかめで本来は好みじゃないんですが、これは何だか癖になります。また食べたいです。

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そして、順序が逆なんですが2次会がこちら。やっとビールにありつきました。肉も安くて美味しかった!です。

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結局、岐阜での滞在は9時間!お城あり、大河ドラマあり、街歩きあり、グルメありで大満足でした。名古屋から30分程度で行ける岐阜散策、既に春の陽気ですしゆっくり楽しめます。ぜひお試しください!では今週末も「麒麟がくる」楽しみに見ましょう! (RYU)