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47都道府県 全部行ってみよう計画 ③鳥取県

こんにちはRYUです。個人的にまだ行ったことがない8県を訪問して、47都道府県を制覇しよう!というこちらの企画、前回の「岡山県」に続いて「鳥取県」に行ってみたので、こちらの報告をしたいと思います。まず皆さんに質問なんですが・・・。

鳥取砂丘を見たことあります??

この質問をすると、私の周囲では想定以上に「経験あり」の比率が高いです。知らない人はいない有名景勝地だけに、「一度は見ておこう」と思う方は多いのでしょうね。「修学旅行や社員旅行で行った」という話もよく聞きます。

 一方で、鳥取砂丘の評価は「良い」「凄い」というポジティブなものが多数派なんですが、中には「小規模」「しょぼい」なんてネガティブな方もいます。

これは真偽を確かめねばならない。

・・・と言うわけで、直前に立ち寄った岡山県奈義町から北上して、生涯初の訪問!となる鳥取県に向かいました。

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※Navitime

奈義町から鳥取市まではクルマで約55km、1時間の道のりです。「智頭IC」から「鳥取南IC」までは鳥取自動車道を使用しますが、この区間は無料区間。対面通行なので、一般道と高速道の中間のような道路です。

予定通り1時間程度で到着したのですが、既に17時を過ぎていたので、今日は夕暮れの「浦富海岸」だけ見てホテルにチェックインすることに。

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三陸みたいな、リアス式海岸の美しさ!

撮影にはちと暗すぎる時間だったのですが、急峻な崖の下に、リアス式の海岸が続いています。マップを見て頂けると地形が分かりやすいですが、小さな岩場・島が浦富から城原、網代にかけて続いています。以前、東北の宮古や気仙沼で見たような、趣のある風景でした。ここで今日は日没終了だったのですが、一日で名古屋から神戸・岡山を経て鳥取に到達!した長い一日でした。

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※Google map

翌朝は早めにチェックアウトして鳥取砂丘へ。

一度は見たかった光景が、ついに目前に現れました。

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おおおおお!

デカいじゃないですか!アリのように写っている人間の大きさと比較すると、砂丘の高さが分かると思います。海外のサハラ砂漠・ゴビ砂漠を見た方は驚かないかも知れませんが、期待以上に雄大な風景です。元々、鳥取砂丘は東西14kmにわたる距離だったらしいのですが、現在こうした姿が見られるのは「浜坂砂丘」と呼ばれる東西1.8km程度のこのエリアのみ。植林や農地開発によって、徐々に砂丘のエリアは狭まっていったようです。

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ノリノリで登る奥さん(汗)。

まだ午前10時前なんですが、既にジリジリとして日差しが照り付けます。風は強いものの暑い。おそらく、真夏の日中にこの辺りを散策するのは危険です。そんな中、何度か熱中症で倒れた経験がある奥さんがノリノリで登っていきます(汗)。

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砂丘の中には水場や緑もあります。変化に富んだ、見ていて飽きない風景です。ちなみに砂丘の水場は「オアシス」と呼ばれ、ここでは深さ1.4m!になることもあるそうです。「砂丘で溺れる!」なんて可能性もゼロではないです。

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砂丘の奥にはディープブルーの日本海が。

10m以上は優にありそうな砂丘を超えると、紺碧の日本海が見えます。太平洋側の色とはちょっと違う、濃いブルーですね。

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何だかんだで、2時間以上滞在。

「鳥取砂丘」は予想以上に凄い景観で、大満足でした。これから行かれる方は、ぜひ「飲料」「帽子」「ビーチサンダル」をご用意ください。

さて、ここで砂丘についての雑学をひとつ。今回しっかり「砂丘について調べたところ、とんでもない事がわかりました。

           それは



日本一大きい砂丘は「鳥取砂丘」ではない!

・・・という事実です。ご存知でした?

私は旅行会社で勤務した経験もあるのですが、全く知りませんでした。実は、国内で最大規模の砂丘はこちらなんです。

青森県の下北半島にある「猿ケ森砂丘」です。防衛装備庁が管轄する敷地で一般人の立ち入りは禁止となっているため、青森の観光情報には積極的に掲載されていません。しかし、その大きさは南北約17kmで、現在の鳥取砂丘の7倍以上の規模です。観光地化できたら?青森の人気急上昇は間違いないですね。

さて、砂丘で2時間遊んだ後は、事前にチェックしていたこのお店でランチ。

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山陰の定番「牛骨ラーメン」

昨年まで、東京に住んでいた頃は二郎&インスパイア系のラーメンを好んで食べていたので、山陰の定番メニュー「牛骨ラーメン」は一度食べてみたかったんです。というわけで地元・倉吉市の有名店「幸雅」に来てみました。

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牛骨ラーメン+牛スジ丼セット降臨。

脂マシマシなラーメンか?と予想したら、むしろ脂肪分が少ないスープでした。ダシの旨味はしっかりしており、おそらく骨だけでなく牛スジも一緒に煮ることで、肉からのダシも取っているのだと思います。全体にサッパリ系のラーメンですが、塩分は強め。不思議と癖になりそうな予感です。いやいや美味しかったです。

せっかく倉吉市に来たので、ランチ後は古い町並みが保存されている「倉吉白壁土蔵群」に寄ってみました。

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愛知県で言うと「有松」のような、江戸時代以前からの町並みが続いています。特徴は水路が多いこと。さすがに清流ではないですが、かつての倉吉市民の生活が息づいているようで情緒があります。

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あちこちに幅の狭い石橋が。

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酔っ払いが落ちそう(笑)。

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モダンなお店も随所に出来ています。

飲食店は少なめですが、ぶらぶら歩きながら買い物するにはちょうどいい規模です。半日観光に良いスポットでした。

さて、日没前にもう一歩足を延ばして、「米子城跡」へ。市内の小高い丘の上に立っているのですが、愛知県で言うと小牧城くらいの標高?徒歩で山頂まで15分くらい登る必要があります。一日の最後にこの場所を持ってきてしまうと、体力的にはキツイ場所です(笑)。しかし、上がってみれば・・。

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米子市・境港市と中海が一望♪

この日は雲が掛かっていましたが、この画面の右側には「大山」も見えます。登って損はないので、ぜひ米子に立ち寄った際はお試しください。

そして「鳥取県」の最後は、鳥取県と島根県の県境「中海」を横断する国道338号線からの風景です。

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ウユニ塩湖?

かと思えるほどキレイでした。境港市出身の「水木しげる」さんも、こんあ風景を見ながら育ったのでしょうね。

そんなわけで鳥取砂丘から倉吉市、米子市を経て境港市まで横断した人生初の鳥取旅行、あちこちに雄大な景観があって素晴らしい経験をしました。決して鳥取は「砂丘だけ」ではありません。「鳥取未経験」の方も「鳥取ご無沙汰」の方も、ぜひまた足を運んでみてください。(RYU)