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すごいアドリブ力!293「アイデアを実現するアドリブ力」

こんにちは、くらです。

アドリブ力とは、「咄嗟の判断・対応によって、自分を含め周りの人たちも幸せにする力」と定義します。

どんな人も、人生の中で培った、自分独自の力があります。
その力を周りの人とちょっとずつでも共有できれば、あなたの周りはどんどん明るくなり、お互いの力で更に明るく、そして楽しく場を育てていくことができます。

あなたの力に気づいていただくヒントとなるようなお話を紹介していきたいと思います。
あなたも私も、お互いにアドリブ力を磨いて、お互いの生きる場をどんどん明るく照らしていければと思います。

クイズ

世界で初めて宅配ボックスを開発したフルタイムシステム社長の原幸一郎さんの言葉。

「宅配ボックスのアイデアの原点は『皆様の○○○○を解決したい』という思い」だった。

○に入る言葉はなんでしょうか?

[こたえ]困りごと

(月刊到知2021年7月号 到知随想「何のために燃えるのか」より引用 P77)

まえがき

アイデアを実現するには、ち密な戦略や計画、テスト&マーケーティング、などはもちろん必要ですが、それをやり通すには、根本的なことが大事だと、原さんは教えてくれる。

動くまで諦めない

原さんがマンション管理の事業から、思いついた宅配ボックスの事業を成功させるのに、一番の壁になったのは、当時の郵政省が定めた省令だった。つまり、宅配便を除いた郵便小包の場合は受け取りにハンコかサインが必要と決められていたのだ。だったら、この省令を変えるしかない。

「そう考えた私は1991年5月に本社を大阪から東京に変更し、郵政省への訪問を重ねた。

初めは窓口で門前払いを食らったが、『なにくそ』魂に火がついた。一回の配達で再配達になる荷物は全体の三割以上を占めるとのデータから、労働時間と自動車の排気ガスの削減のために宅配ボックスが必要であること、そのために省令を変えたいという思いを語り続けたのである。

二年後、懸命に訴えた甲斐あって郵政省内に『宅配ボックスの普及促進に関する調査研究会』が発足。月に一回省内で小委員会を実施した。

その流れで1999年には郵政省により郵便規則が改正され、宅配ボックスで発行するレシートでも郵便小包を受け取ることが可能になり、宅配ボックスが指定配達場所として認められた。

これを機に、大手不動産会社からの問い合わせが増え多くの契約をいただき、更にネットショッピングの普及が追い風となって宅配ボックスの普及率が爆発的に増加、ようやく事業を軌道に乗せることができた。」

宅配ボックスの普及は、再配達の減少、無駄な労働時間・運搬時に排出されるCO2の削減にもつながり、原さんの事業は2017年環境大臣賞を受賞した。

「肝心なのは何のために燃えるかということだ。私の場合は『世の困りごとを解決したい』という大義があり、取引先や社員をはじめ周囲の人と心を通わせることを心掛けてきた先に事業の成功があった。」

(前著より引用 P77-78)

あとがき

成功する人には、大義がある。思い浮かべる人の喜びや思いが自分にとって大きな意味があればあるほど、それは実現に近くなると感じる。
燃える思いは、自分以外の人の幸せを想うときに強くなる。それを維持するのが、大義だと感じた。

今日の一言

「今日の一言:アイデアを実現するアドリブ力は、燃える思いを維持することで磨かれる」

今日の「みんなのフォトギャラリー」

いつも「みんなのフォトギャラリー」からすてきな画像を拝借しております。今回は、みずたまさんの画像です。ありがとうございます。

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