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飲み屋街とカフェの共生は難しいのか?-手稲駅前を歩いて思うこと

僕はわりと本気で「カフェ(コーヒー)が人々の日常にちょっとした元気を与えて、それが街の活性化につながる」と信じているので、今あるお店をどうやって勝たせるか、そしてこの札幌という街にどうやってカフェを広めて、根付かせていくかを、日々考えています。

そう考える中で、「これ!というカフェがない町」がどうしても気になってきます。

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手稲。っていいね(言ってみただけ)

大半の札幌市民にとって「数年に1回、免許更新のときだけ行く場所」としてお馴染みだと思いますが(笑)、実は駅の乗降客数でいうとJR北海道で3位を記録する、意外と人の往来がある町なのです(ずっと2位だったのですが、ついに新千歳空港駅に抜かれた模様)

そんな乗降客数の多い手稲ですが、徒歩圏内の駅前にはサクッと本格的なコーヒーを楽しめるようなお店があまりありません。

ここにコーヒースタンド的なお店があったらさぞ素敵だろうと思い、昨日用事で手稲方面に行ったついでに、駅前を少しぶらりしてきました。

何故かガチガチの飲み屋街が形成されている手稲駅南口

手稲という土地の成り立ちがわからないので何とも言えないのですが、西友があるのとは反対側の南口には、何故か?飲み屋街が形成されています。

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チェーン系の居酒屋は結構揃っていますし、スナックなどが入る雑居ビルも複数。

開発の段階でここをどういう町にしたかったのかがよくわからないのですが、飲み屋の密集度でいえば札幌でも随一でしょう。「小京都」ならぬ「小すすきの」と言っても良いかもしれません。

すすきのとはテナント料の規模感も全然違うと思うので比較は難しいですが、すすきののど真ん中にカフェがあまりないことを考えると、この飲み屋街にカフェを割り込ませるのは、一筋縄ではいかなさそう。

少し進むと様子が一変

ただ、駅から歩いて2~3分くらい、国道5号線の手前にある二十四軒・手稲通りまで出ると一気にアルコール臭が消えて、こんな感じの風情ある建物が軒を連ねています。

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味がある。

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たまりませんよね。この感じ。

うーん、面白い町だ……笑

このあたりは上手くリノベーション出来たら、興味深いストーリーを描けそうな気もします。

ただ、出勤途中にふらっと寄ってもらうコーヒースタンドにするなら、理想は飲み屋街のエリアかなという気もします。人の動線的に。

条件次第では、手稲駅前でやってみても面白い気がする

やってみたら面白そう、ポテンシャルはありそう、チャレンジしてみる価値はありそう。

駅前をぶらりしてみて、今のところはそんな感想です。

飲み屋街という難しさはあるものの、飲み屋の営業が始まる前の夕方、歩いている人を見ると、結構親子連れや学生さんもいたので、これくらい"中和"されていればイケるんじゃないかなぁという感覚を持ちました。

Instagramを見て遠くから来てもらうよりも、ガッツリ地元民向けに振り切った店ができたら素敵だなと思います。通勤・通学前にふらっと寄ってもらえるような、地域の人の憩いの場所になるような。

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気が向いたら、また他の場所でも町ぶら企画やります。

☆特別企画開催中

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Good day with good cafe -札幌カフェ応援企画 2020春-

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