相性抜群のカフェ×クラウドファンディング。成功のための唯一の要素とは?

誰かの幸せのためにチャレンジしている人に、お金を使える大人になりたい。

僕の今の"夢"はこれです。夢というよりは、「なりたい自分」かな。すぐにでも。

「感謝されたい」とか「良い人だと思われたい」とか、そういうのが動機ではなくて(いや、多少はあるのかもしれないけど…笑)、

「誰かの幸せのために」チャレンジしている人が成功する=幸せになる人が増えてこの世の中がもっと良くなる

と思っているので、その流れを支えたいのです。

カフェとクラウドファンディングの親和性の高さ

なので、「クラウドファンディング」も、良いと思ったものには積極的にお金を出していきたいと思っています。

クラウドファンディングとは、「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンディング)」を組み合わせた造語で、「インターネットを介して不特定多数の人々から少額ずつ資金を調達する」ことを指しています。-クラウドファンディングとは? CAMPFIRE

カフェって、クラウドファンディングとめちゃくちゃ相性が良いというか、親和性が高いと思うんですよね。「幸せになるために」来る、夢や希望を描ける素敵な場所なので。

なので、これからカフェを開きたいという人はもちろん、既にお店は開いているけど、新たな展開を検討している……というオーナーさんも、夢を実現するための手段としては一考する価値があると思います。

ただ、カフェなら何でもかんでもクラウドファンディングをすればいい、というわけではありません。

「誰かのことを幸せにする、実現可能性が高いと思わせるストーリーを描けているか?」が、成功への分かれ道

これまで色々なクラウドファンディングのプロジェクトを見てきましたが、上手くいくものとそうでないものの分かれ道は、これだと思います(もちろん適切なリターンの設定、広報も大事ですが)

画像2

クラウドファンディングは、「夢(ビジョン)を実現する」という"目的"のためにお金を募る"手段"ですが、以下のようなものはまず失敗しています。

・お金を集めることが"目的"になってしまっているもの

・自分のことしか幸せにしないもの(「自分幸せになる」はOK)

典型的な例をざっくり言うと「僕はこれをやりたいです!ただ、お金がないのでお金をください!リターンはお礼の手紙、活動報告です!」みたいなやつですね。

よっぽどカリスマ性やアイドル的な人気があって「この人にお金を出すだけで幸せ」と思われるレベルの人ならともかく、ここには「共感」も「応援」も生まれないのでお金は集まりませんし、お金より大切な「信用」まで失ってしまうリスクもあります。

画像3

クラウドファンディングは、「誰かのためにやった方が良いことを、代表して始めてくれる人に託す意味でお金を出す」という風に捉えると良いと思います。

つまり、そこには必ず「誰かのことを幸せにする」という要素が入っていなければいけないわけです。

また、支援が集まらないプロジェクトの特徴の一つに「数字で語ることが出来ていない」があると思います。

・なぜ、この目標金額なのか?何にどれくらいお金が必要なのか?

・なぜ、この支援額でこのリターンなのか?

・いつまでに何をやって、最終的なゴールはいつなのか?

上手く行かないプロジェクトはここがぼやっとしていて、支援を検討している人からすると「実現可能性が低そうだな」と思ってしまいます。少なくとも僕は、こういうプロジェクトにはお金を出しません。

カフェ×クラウドファンディングの成功例に学ぶ

実際にどういうプロジェクトが成功しているのか、2つの事例を紹介します。

まず1つ目は、「#牛久にカフェを作りたいんだ」というプロジェクト。

この街にコーヒーのある風景を作りたい。飲む場所は駅の中に、汽車の中に、商店街の中にある。 僕らは牛久にカフェを作りたいんだ。

この一文が象徴していますが、「このプロジェクトが実現したら、街全体が幸せになるんだろうな」というのがひしひしと伝わってくる、応援したくなるストーリーです。

街の概要・取り組みを紹介する文章も想いが伝わってきて秀逸ですし、牛久に行ったことがない人でも情景が浮かぶ写真も素晴らしい。今年中に、牛久に行ってみたいと思います。

あと、後半の方にある「いつも来る向かいの店のおっちゃん。ワンカップ飲むみたいにコーヒーを飲む。」の写真が最高すぎて一瞬で大好きになるので、ぜひ見てください。笑

そして2つ目は、札幌のSalvador Coffeeのプロジェクト。

3月1日(日)の12時にリリースして、たった9時間で目標の300%をぶち抜くという快挙。どこまで行くのやら…(僕ももちろん支援しました)

これも見ていただければわかりますが、ストーリーがめちゃくちゃ素晴らしいです。今までマスターの柴田さんが積み上げてきた活動の一つひとつが、今回のプロジェクトの"説得力"になっていて、多くの共感を生んでいます。

ちらっと聞いてみたところ、支援者は「いつもお店に来てくれる人」とそうでない人の割合がだいたい半々とのことで、お店の常連さん以外の心をも掴むストーリーが、クラウドファンディングではいかに大事かがよくわかります。

資金の使い道、スケジュール、リターンの金額の根拠が明示されているのも、安心感があって◎です。

まず何より「応援される」存在になること

常々言っていますが、これからの時代に個人店が生き残るためにはファン作りが必要不可欠です。理念・想いをしっかり固めて、惚れ込んでもらって、ファンになってもらう。

ファンになってもらえば、クラウドファンディングにも必ず好影響があります。「応援される」存在になりましょう。

応援してもらって、夢を実現して、誰かのことを幸せにすることが出来たら……世の中全体がハッピーになります。

☆特別企画開催中

画像1

Good day with good cafe -札幌カフェ応援企画 2020春-

☆Links

・YouTube

・Instagram:@aditc__

・Twitter:@horicafe12

「札幌のカフェとあなたをつなぐメディア」A Day ithe Cafe

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?