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この先、生き残る個人店の絶対条件は「ファン」がいること

今、人気があるお店には、なぜひっきりなしにお客さんが来るのでしょうか?

他方、昔からつぶれずに続いているお店というのも地域にはあって、こういうお店が長く続くには何か要因があるはずなのですが、それは一体何なのでしょうか?

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いきなり今日の結論ですが、それは「ファン」がいるからだと思います。

なぜ、お店にファンが必要なのか?

まず、「ファン」の定義からしますね。

ひとことで言うと「応援してくれる人」です。お店(オーナー)の理念に惚れ込んで、その実現のための取り組みを応援してくれる人。

これだけだとザックリしすぎていて「なぜ必要なのか?」がわかりづらいと思うので、たとえ話をひとつ。

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「ちょっとコーヒー飲みたいな」と思い、今いる場所の近くのカフェを探してみた。

すると、近くにAとBという2軒のお店があり、両店舗とも同じ焙煎所の同じスペシャリティコーヒーを、同じ値段で出していることがわかった。なんと、修行したお店も一緒らしい。

両方とも行ったことはなかったが、Aのお店については何も知らず、もう片方の店舗BはInstagramでお店の投稿を見たことがあって、「スペシャリティコーヒーの魅力をこの街に広めたい!」という熱い想いを持っている店主がいるということは知っていた。

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この二択を迫られた場合、多くの人はBのお店を選ぶでしょう。「どうせ同じレベルのものが飲めるなら、頑張っている人のところで」と思うのが、人の性(さが)です。

似たような「機能(立地、メニュー、味、価格…など)」を持っているお店同士を比較した場合、最後の決め手になるのは「理念」「想い」です。

商品作りに関する情報があふれ、(モラル的にどうかは置いておいて)しようと思えば話題の商品をすぐに模倣することができる時代だからこそ、惚れ込んでもらって、ファンになってもらって、応援してもらうことが大切になります。

これは、個人店ができる「チェーン店との差別化」戦略にもなります。

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メディアとして僕がやるべきだと思っていること

「ファンづくりの大切さ」なんて昔からわかっていたことですが、ここ数年で特にその必要性が高まっていることを強く感じます。

昨年だけで200軒のお店を訪問し、同時にSNSでのトレンドをウォッチしている中で、やはり人気が高いカフェは応援してくれるファンがたくさんいます。

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じゃあ、その中でSNSの枠を超えた「札幌のカフェとあなたをつなぐメディア」として僕が何をやるべきか?と考えたときに、以下の2つじゃないかなと思います。

① ファン創出のための"場作り"

どれだけ熱い理念・想いを持っていても、それが必要とする人に届かなければ、持っていないのと同じです(もっとも大抵の場合、熱い想いを持っている人がやっているお店では、提供される空間や商品を見ればすぐに伝わってくるのですが…)

そういう意味で、理念や想いを「広める」だけではなく、「引き出す」仕掛けもやっていく必要があるかなと思います。

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過去の取り組みで一番わかりやすいのが、2019年のクリスマス特別企画でやった「Sapporo Cafe Advent calendar」です。

手前味噌ですがこれ本当に良い企画で(笑)、札幌のカフェに関わる11名の方に想いを綴っていただいたのですが、僕自身はもちろん、多くのカフェ好きさんたちから「ますますファンになりました!」「応援します!」という反応がありました。

日々の営業の中では理念・想いを語るタイミングというのはなかなか無いと思うので、こんな企画を外部から提案するのも大事かなぁと思っています。(本当にいい企画なので(しつこい)、まだご覧になられていない方はぜひご一読ください!)

② ファンづくりのための考え方を言語化して、伝えていくこと

きっと、みんな「ファンづくり」が大事だなんてわかっているでしょう。

ただ、今このタイミングを逸してしまうと大変なことになる。そんな危機感を僕は抱いているので、いち早く取り組んでもらえるようにこれからも発信し続けます。

「やってください」と言うからには、成功のための考え方やちょっとしたノウハウ(SNS活用など)も提案させていただくつもりです。

こちらは仕込み中ですので、形になったらまたお知らせします~

この「ファンづくり」についてのnoteは、今後もシリーズ物として継続的に発信します。

途中まで来ているSNS活用もここに絡めた話になるので、併せてご活用いただけたらと思います!

☆Links

・YouTube

・Instagram:@aditc__

・Twitter:@horicafe12

「札幌のカフェとあなたをつなぐメディア」A Day ithe Cafe

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