監察医 朝顔、面白いです。

ドラマ、監察医  朝顔  がいまとても好きで見ています。面白い。

第1話をなにげなくリアルタイムで見て、最初は、あー樹里ちゃん久々だなーという興味でチャンネルを変えませんでした。事件解決の刑事ドラマ系なのかな？と思って軽い気持ちで見だしたけれど、あらすじを読んでみるとどうもそれとはまたちょっと違うような。2011年の震災のことが絡んでいる模様。

そして、音楽。後ろで鳴る音楽が優しかった。

震災の際、母親が行方不明になったままという主人公  朝顔とその父、平。その親子の食卓のシーンからは、母親がいなくなってからずっとこの２人でどのように過ごしてきたのかと想像させ、その時間の重みを感じ、胸につまるものがあった。音楽がまた、人の想像力を掻き立てる。

私は感受性はすこぶる強いから、音楽と共に２人の震災からこれまでを想像するだけで涙が出てきてしまった。

毎回、なにか事件が起こり誰かが亡くなり、そのご遺体を監察医である朝顔たちが解剖し、死因を解明しようとする。父親の平は、刑事側から同じ事件を解決しようと奔走する。という物語なのだけれど、そこには深いドラマがあって、さらに行方不明の母親の問題と向き合っていこうとする朝顔たちの姿も微妙に絡まりながら進んでいくので、涙なくしては見られない内容なのである。

見ていて人間というものの複雑さを考えてしまうし、大切な人を亡くしたひとたちが懸命に静かにそのことに向き合うすがたには本当に心揺さぶられる。

そして、折坂悠太さんの主題歌  朝顔が素晴らしく、毎回その曲が流れるタイミングが絶妙で、より泣けてくる。

この朝顔という曲は名曲だと思います。

たまらなくなって歌いました。

本家はこちら。

あと数回で終わってしまうと思うと寂しいけど、最後まで見守ろうと思います。

父親役の時任三郎さんの演技がもうほんとに沁みる！過保護のカホコのときのお父さんも好きだったけれど、今回のこの役は、時任さんの俳優さんとしての力量にヌハッと感服させられるというか、とにかく心を揺さぶられています。時任さんってすごいんだなって。

主演の樹里ちゃんも素晴らしいし、脇を固める役者さんみんなほんとに言うことなし。

心に残るドラマがまたひとつ増えました。