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発達障害部下のマネジメントスタイルは[オーダーメイド]として考える



前回の記事の続きです

前回は、部下が発達障害であっても発達障害ではなくても、部下の特性に合わせたマネジメントが必要とお話しました。

今回も引き続き同じテーマでお話ししたいと思います。

発達障害部下のマネジメントでは、発達障害の専門用語は覚えなくても良いと思う。

私はこのnoteで、できる限り発達障害の専門用語を使わないようにしています。

それは、例えば発達障害の説明をする時、[ADHDはかっちりした定型仕事は苦手である]とか[ASDは事務仕事が得意である]みたいな決めつけを極力したくないからです。

※ASD  ADHDはどちらも発達障害の分類の1つです。

確かに、発達障害を考える中で上記のような傾向はある程度あります。

ですが、事務仕事が苦手なASDの人もいますし、定型仕事が好きなADHDの人もいます。

また、私のようにASDとADHDを併発している場合、更にややこしくなってきます。

そのため、発達障害の部下のマネジメントを考える際、そういった分類を考えるより、その部下自身にどういった特性があるかを見極め方が大事なると私は思います。

[発達障害グレーゾーン]特別協力者OMgray事務局のオムさんとお会いした時の話

先日、姫野桂さんの著作[発達障害グレーゾーン]特別協力者のオムさんとお会いする事ができました。

その時オムさんが仰っていたキーワードが上記の[オーダーメイド]です。

発達障害者やグレーゾーンと言われる人達は多様な特性を持っています。

それは様々な要因がセットになり表出するもので、全く同じ特性の組み合わせを持っている人はほぼいないです。

私も過去数十人の発達障害者とお会いしましたが、自分とピッタリ同じ人には一度も会った事はありません。

その為、「発達障害者は◯◯の特性を持っている」と言われると実態との間に乖離が生まれる事も多く出てきます。

それよりも、私という人間にどういう特性があり、どういうマネジメントをしていくと良いのか、それを[オーダーメイド]していく事が大事だと思います。

オーダーメイドは上司と部下が一緒に作っていく

私は今の上長には発達障害の事を明かしています。ですが、「◯◯に配慮して下さい」という事前の決めはしていません。

ただし、「コミュニケーションや仕事で違和感を感じさせる事があるかもしれない」という申し送りと「何か困る事が有ったら都度相談させて頂きたい」というお願いはしています。

その上で日々の状態やモチベーションなどを簡単な日報として提出しています。

そういう意味では、私はオーダーメイドの途中にいます。

これは私自身に極端な困りごとが無く、日々のちょっとした困りごとについては都度対応するというくらいで済んでいるからです。

極端な困りごとがある場合は事前の取り決めが必要だと思いますが、オーダーメイドをする上では初めから完璧にする必要は無く、お互いが手探りしながらお互いにとって負担になり過ぎないバランスでアジャストさせていく。

そういった対応が必要だと思っています。

オーダーメイドのマネジメントのメリット

今の時代、企業が発展するには様々な変化への素早い対応が必要になります。

そんな中、マネージャー層に求められるレベルも日々高くなっていると思います。

一昔前であれば、部下を怒鳴り散らすだけで良かったのに、今はそれでは通用しない。でも部下に理解を示すような姿を見せると周りから「上司としての厳しさが無い」などと言われてしまう。

こう言ったマネージャーの方も多くいるでしょう。

しかし、企業が今後発展する中で、1人1人の持つ力をより多様に発揮する事が求められています。その中で、マネジメントのあり方も変化させる必要が出てきています。

今回のテーマ[オーダーメイド]は、そういった新しいマネジメントを模索する上で、とても良い考え方です。

最初は手探りになりますが、いつかその手探りが会社の財産になる。

私はそう考えています。

ぜひ、部下のマネジメントの[オーダーメイド]を一度お試し下さい。


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