『そして、バトンは渡された』

瀬尾まいこさんの作品。

永野芽郁さん主演の映画でも話題になった。


「私には五人の父と母がいる。」というキャッチフレーズをみたときに、少し重い話かなと身構えてしまった。

しかし、この本はそういった暗さを感じさせるものはなかった。

親子に血のつながりは関係ないと思わせてくれた作品だ。


印象に残った文。


「別にと普通は、最悪の表現方法だな」
「本当の親子より、施設の人に面倒見てもらうほうが気が楽なんだよね」
「お父さんや母さんにパパやママ、どんな呼び名も森宮さんを越えられないよ」
本当に幸せなのは、誰かと共に喜びを紡いでいる時じゃない。自分の知らない大きな未来へとバトンを渡す時だ。

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