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〈内見編〉ついに物件購入!

前回の記事までは、本気で検討するも購入には至らなかった物件の話でしたが、今回はついに売買契約を締結することができた物件についての話です。内見後、購入を決心して買付を入れ、売買交渉が成立するまでの話を書こうと思います。

今回購入を決めた物件も、これまでのリサーチと内見での経験から、見つけた瞬間、素早く購入を決断しなければ、すぐに売れてしまうだろうなと思える物件でした。概要は下記の通りです。

ーーーーーーーーーーーーーー【間取図】ーーーーーーーーーーーーーー

セレナ夙川間取図

ーーーーーーーーーーーーーー【概 要】ーーーーーーーーーーーーーー

・売値 約1650万円、専有面積 約40㎡(41.3万円/㎡)
・鉄筋コンクリート造5階建ての3階、総戸数45戸
・土地の所有権、東向き住戸
・最寄駅(主要路線)徒歩10分以内、別路線駅徒歩15分以内利用可
・建築年 1997年(築23年、新耐震基準)
・管理費+修繕積立金 約1.75万円/月
・ペット飼育可

この物件もこれまでと同様、インターネットの検索サイトで見つけました。

築25年以内ではあるものの、専有面積が50㎡に満たないので住宅ローン控除の制度は利用できませんが、面積が小さい分、売値がかなり低く抑えられているのが特徴的でした。㎡単価に換算しても41.3万円/㎡と、同エリアで同築年数の物件と比較しても割安感がありました。

主要路線の駅から徒歩10分以内で土地柄も悪くないエリアに立地しており、物件写真の雰囲気も良く、管理費+修繕積立金も比較的低く設定されていた為、検索サイトで見つけた瞬間、すぐに不動産屋さんに問い合わせ、内見を申し込みました。

売主さんが居住中の状態で売り出されている物件だったためなかなか都合がつかず、日程調整に3週間程度を要しましたが、なんとか内見をさせてもらうことができました。

不動産屋さんによると、内見待ちの間も検索サイトに物件は掲載され続けており、ひっきりなしに問い合わせの電話がかかってきていたそうですが、私の問い合わせが一番手だったらしく、内見も一番手で案内してくれました。

売主さんと不動産屋さんの契約形態が「専任媒介契約」であり、他の不動産屋さん経由で内見や売買契約の話を進められてしまう恐れがなかったことも一番手で内見することができた要因かと思います。

内見時に一番驚いたのがその立地で、住所からして悪くないエリアであることは想像していましたが、実際に近隣を歩いてみると、豪邸といえる戸建住宅が立ち並ぶ古くからの住宅地に位置しており、緑豊かで閑静なとても良い雰囲気の住環境であることがわかりました。

建物についてはそれ相応の築年数は感じましたが、タイル貼りの外壁は定期的に修繕されていて、共用部は明るく管理が行き届いており、とても良い印象を受けました。玄関についてはオートロックで、エレベータも設置されており、駐車場、駐輪場も備えられていたため、共用部のしつらえとしては不足はないように思えました。

住戸内専有部については売主さんが長年住まわれているようで、内装や水回りともに傷みが進んでおり、新たに住み始めるには全面リフォームが必要に感じました。また、洗濯機置き場が外部のバルコニーに位置していたため、これを部屋の内側に入れられるかどうかもリフォームする際には懸案事項となるように思いました。

リフォームするにはある程度の費用がかかることは想定できましたが、物件の売値に不動産売買に伴う諸費用とリフォーム費用を合わせても、予算である2000万円程度に納まりそうに思いましたので、内見後すぐに住宅ローン事前審査を不動産屋さんにお願いし、翌日朝には買付申込書を作成し、売主さんとの価格交渉を始めたい旨を伝えました。

買付申込書に記載する買付希望金額については、不動産屋さんと相談の上、売値である1650万円に対して、1500万円の買付希望で作成することにしました。

値引き希望の根拠としては、新たに住み始めるには全面リフォームが必要であり、「物件価格1500万円+売買諸費用150万円+リフォーム費用350万円」で住居取得費用の総額を予算である2000万円以内に抑えたいというストーリーを不動産屋さんと共有し、売主さんのところに交渉に行ってもらうことにしました。しかし、あくまでも価格交渉が決裂しないようにすることを優先し、値引きについては慎重に話をしてもらうようにお願いしました。

リフォーム費用については、私自身あまりそのコスト感覚に明るくなかったため、ある程度のリフォーム内容と間取りがわかるスケッチを作成し、不動産屋さんの知り合いのリフォーム業者さんに相場を確認してもらいました。

ーーーーーーーーー【リフォーム計画概要】ーーーーーーーー

セレナ夙川リフォームスケッチ

・ウォークインクローゼット新設など間取りの一部変更
・キッチンの入替と移設
・バス、トイレ、洗面化粧台の入替
・洗濯パンの移設

その後、このリフォーム計画ならば予算の350万円程度には納まりそうかなという話や、住宅ローンの事前審査が通ったという話のやり取りを不動産屋さんとしているうちに、売主さんから1550万円でならば売却するという話があったという連絡をもらいました。

住居取得費用が予算内に納まるかという若干の不安は感じましたが、100万円は値引いてもらいましたし、とても良い物件でぜひ購入したいと思っていたので、その価格で交渉成立とさせてもらうことにしました。

こうしてついに物件の売買について売主さんと合意することができ、不動産売買契約の締結に進むことになりました。内見の日から売買契約の締結の日までは約2週間程度、今回はスピード感を持って決断することで物件を購入することができました。

次回からは不動産売買契約の手続きについて書きたいと思います。


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