見出し画像

【自治体対象オンライン説明会】空き家・遊休資産のADDress活用方法〜関係人口創出を目指して〜

こんにちは、ADDressの桜井です。
ADDressでは、遊休資産である地域の空き家を多拠点居住として活用しています。先進事例とともに、多拠点居住を推進するADDressが目指す関係人口創出の取り組みに関する詳細について、自治体対象(もしくは自治体から委託を受けて、移住定住・関係人口・まちづくりなどの事業に携わる民間団体対象)のオンラインイベントを以下の日程で開催します。

【第1回】2020年3月30日(月)18時半〜19時半
【第2回】2020年4月6日(月)18時半〜19時半

参加は無料です。以下よりお申し込みください。
▼エントリー受付先
https://forms.gle/sKMc7oRfBqXREGpa8

テレワークやワーケーションへ有効利活用

本日私は、山梨県北杜市の「ADDress清里」からnoteを執筆しています。

画像1

画像上下ともに、コリビングスペースの今朝の風景を撮影しました。天気も良く、明るい陽射しが入ってくるので、気分も清々しいです。牧場通りの静かな街並みにあり、聞こえるのは小鳥たちのさえずりのみ。

普段東京で仕事をしていると、なかなか落ち着いて作業に集中できないのですが、ここではそのような悩みは一切ありません。

画像2

ADDressには現在、全国で40拠点の物件を多拠点居住用の「共同住まいの家」として、ADDress会員に提供しています。ADDress会員は定額制の会費を支払い、「共同オーナー」という立場で、これらの物件を専用予約サイトを通して利用しています。事前に本人確認書類の提出を義務付けており、特定された方々なので、オーナーも安心してADDressに物件を提供してくれています。

この「ADDress清里」は、長年空き家でした。なかなか買い手も借り手も見つからない状況が続いていたと聞いています。たまたま友人の紹介でこの物件のオーナーに出合い、ADDressとサブリース契約を交わしました。
(※画像下:個室からの眺めも最高です)

画像3

清里というと「バブル期の高原リゾート」として知られていますが、近年では空き家が目立ち、駅前は特に閑散としています。夏期の観光シーズンは避暑地として客足は増えるものの、冬期は観光客が激減するため休業する店舗も多いです。このような観光地の衰退は一見デメリットに映りますが、実は今の時代において、必ずしも悲観することばかりではありません

観光客で密集し、にぎやか過ぎずリラックスできる街並みと静かな環境に加えて、元々観光地として発展してきただけに、景観の魅力や自然に触れられる見所も多い立地は、新しいセールスポイントの一つとなるはずです。昨今の「テレワーク」や「ワーケーション」といった働く人々が求める”仕事に集中し、気分転換もできる非日常体験”のニーズにマッチするからです。

「ADDress清里」は2019年暮れからの改修工事を経て、2020年3月オープン。さっそく人気の家として、単身者からファミリー世帯まで利用されています。

首都圏に注力しつつ、山陽・東北エリアも拡充へ

ADDress会員希望者(無料エントリー)は2020年3月時点で既に6,000人を超え、本会員(課金会員)も日々増えています。一方、現状では提供できる物件数(利用できるベッド数)が限られるため、全エントリー者を受け入れられない状況が続いています。

また、ADDress会員の8割は首都圏在住者で、残り2割が地方在住者という構成のため、まずは首都圏にあり、都心から程よいアクセスの地域で共同住まいを体験しつつ、遠方のADDress物件との多拠点生活を実践したいという要望に応えるべく、ADDressの拠点開発に尽力しています。
(※画像下:2020年3月オープンしたばかりのADDress鎌倉B邸)

画像4

首都圏というのは、具体的には東京23区以外、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県、栃木県の東京都心から電車などで片道1時間半前後で通える範囲のエリアを指します。これらの地域でも、「空き家」課題が顕在化している事例を耳にしています。

併行して、高速バス・鉄道・新幹線・飛行機といった公共交通機関を利用し、東京や大阪から2〜3時間圏内で行ける地方物件にも注力しています。
瀬戸内の山陽エリア東北エリアへの開拓も拡充していきます。
※画像下:全国の「ADDressの家」リスト

スクリーンショット 2020-03-23 12.20.33

ADDressでは今、全国の空き家オーナーからの問い合わせが殺到しており、この1年で600件以上の物件情報が寄せられました。家族との思い出が詰まった愛情あふれる家を大切に使ってくれる方々に活用してほしい、という切実なオーナー様の声も届いています。

こうした全てのご要望に対応したいものの、空き家の状態によっては今すぐの活用が難しい場合もかなり多いのが現実です。今回のオンライン説明会では、今後の活用に向けた空き家の維持管理方法についても、ADDress拠点開発担当よりご紹介します。

全国の物件オーナーは、なぜADDressへ物件を提供してくれたのか?
この問いへの答えを解説し、実際の事例を取り上げながら、オンライン説明会で詳しくご紹介いたします。当日のアジェンダは以下を予定しています。

1.  ADDressスタッフのご挨拶【2分】
2.  参加者の一言自己紹介【3分】
3.  ADDressのサービス説明【20分】
4.  募集している空き家の条件【5分】
5.  空き家の管理方法について【5分】
6.  ご質問タイム【20〜25分】※人数によって小グループでのセッション

※画像下:「ADDress清川」は村運営のサテライトオフィスも利用可

画像6

ADDressが取り組む多拠点居住推進による「#全国創生」の取り組みは、関係人口創出の文脈で大きな注目を集めています。都市から地方、地方から地方への「人口シェアリング」の発想は、好きな場所(好きな自治体)での経済的な活動機会を増やすきっかけとなります。現状の新型コロナウイルスの影響もあり、企業によるテレワーク推進の動きも活発となった今、多拠点居住が拡大する社会的背景の一つとなっています。

サテライトオフィス、コワーキングオフィス、シェアオフィスといった働き方改革が全国的に広がる中で、住まいの改革はまだまだ発展途上にあります。しかしながら、働くことと住むことは切り離して考えることはできません新しい働き場には、新しい住まいのあり方が必要です。

オンライン説明会では、実際に利用しているADDress会員の属性情報や活用の仕方もご案内します。働き世代の方々が、どのようなライフスタイルにシフトしているのか。この機会にぜひ、最新情報を仕入れてみませんか?
自治体の皆さんのご参加をお待ちしております。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?