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円を描く。環を描く。縁は得難く。


次の機会だとか
またそのうちだとか
言っていると結局
あの時行っていればなんて
後悔することになるんだから
思い立った時に
行動
だけが
真実

浜に行く
浜通り
はアクセスが
会津方面より
難しく
そのあたりが
機会の喪失
になっている
常磐線は
本数が少ない
二本松から
公共交通機関で
いわき
もしくは
南相馬
に行くには
片道2時間半は 
かかってしまう
県内を旅する
移動が旅路

二本松市から福島市へ
福島駅前から原ノ町駅行きのバスに乗る
バスは最初から最後まで貸し切りだった
貸し切りバス片道1100円
ノルカで精算
原ノ町駅から浪江駅まで
常磐線で向かう

毎回乗り継ぎの時間がタイトでバスから降りたら則ダッシュして切符を買ってホームに向かうのだけれど今回は貸し切り状態だった為か時間に若干の余裕がある

駅の中で
野馬追の展示を見学
武者

騎馬
きばとむしゃ
熱いVIBES
感じ取り
電車に乗り込み
浪江町に向かう
汽笛が
法螺貝
勇猛果敢に常磐線は発車する




浪江駅前は閑散としていた
もんぺるは休業中らしい
歌が聴こえる
ももクロちゃんではない

誰かが立って鳴らしたらしい
人気のない駅前で
やけに寂しげなメロディだけが聴こえた
走る


浪江町は
まだ入ってはいけない
場所も多く
駅周辺しか走ることが出来ない
というより
どこまで人が走って行っていいのか
分からない
住んでいる方は
把握しているのだろうけれど
下手に立ち入り禁止区域に迷い込んでも
後々大変
話題の道の駅浪江
次の電車まではそこにのみ滞在



入口で検温と手の消毒
まずはフードコート
を目指す

食券で
購入すると
その時点で注文が 
受け付けられるらしく
しまった
パフェを最初に買ってしまった
まずは
パフェを食べてからの
蕎麦だ 
食べる順番なんて気にしてられない
食べる食べるパフェを食べる 
食べる食べる蕎麦を食べる
電源とWi-Fi完備
照明もおしゃれ
なんて居心地の良い
フードコートだろう
しかして何故だろう
かけ蕎麦を注文してしまった
海鮮丼でも浪江焼きそばでもなく
一杯のかけそばを
名物に惑わされず
その瞬間に食べたいものを
食べている
理性と本能
本能は時に荒々しく暴力的
暴力的一杯のかけそば


ボールペンをお土産に
次の電車に乗るべく走る
ももクロちゃんの歌が終始流れていた
道の駅なみえ
はしれ
はしれ
はしれ
って歌が好きです
 はしる 
はしる
はしる
浪江駅から
竜田駅まで
ゆらゆらと
ゆれる
ゆれる
ゆれる
辿り着く
竜田駅


ならはキャンバス
場所が竜田駅側からだと
不確かで
グーグルマップを起動させる
木戸まで走る前に31人が物語る
ストーリーを見に行くよ



楢葉の生の物語
かおりん松本さんみどさん市川さん内田さん
知っている顔と
知らないけれど
知っている名前
親子連れが
ほらおとうさん載ってるよ

〜さんところのおとうさんだよって

身近な町の住人が
フューチャーされている
この場所はまさしくキャンバス



雨は降ったり止んだり
その都度
傘をさしたりとじたり
曇天の肌寒い一日
雨よりは汗で濡れているマイボディ
キャンバスから田んぼアートまで
一直線


止まると寒い
走る事で熱を生み出す
パトカーとよくすれ違う
後ろめたい事はないけれど
パトカーからはどう見えているのか
傘を片手に猛ダッシュしている
半袖短パンのどでかいバックパックを
背負った頭にタオル巻いてる中年男性は



寒い寒い
熱い熱い
情緒不安定なランナーinDa田んぼアート
アマビエ
ここに来るのは田植えの時以来
もうすぐ稲刈り
刈られる前に観に来たかった
壮観で圧巻
山と海の狭間で祈る
アマビエは
だいじょうぶだぁと言っている
パワースポットから
エネルギーをもらって
Jビレッジまで足を伸ばす
本来なら
風とロック芋煮会が
行われていた日
今年はオンライン芋煮会
12時〜
TVとラインライブで
芋煮の歴史を振り返っている
らしいが今TVはないし
ラインライブもギガが気になるし
Wi-Fiスポットに長時間滞在しない限りは
見ることは出来ない
あえて見ないで
余波を感じる芋煮会
Twitterから流れてくる
一コマ
一コマ
ワンシーン
ワンシーン
高橋優とブラフマンの共演は熱かった

カフェアメィゾンで
コーヒー飲みながら
一休みする予定が
どうやらアメィゾンは
早めに閉まってしまっているらしい
ロビーのフカフカの椅子に
深々と腰かけて両腕を伸ばす
手を組んで返して
グンと
のびる
手を下ろす
深呼吸


部活帰りの高校生
10数名と電車待ち
jビレッジ駅からいわき駅行き
サッカー少年ズ
散々動いたあとだろうに
恋バナとか聞こえてくる
みんな元気ね
いわき駅から
磐越東線で郡山駅へ
郡山駅から二本松駅
ぐるっと
一周
これにて
総集












雨ニモマケズ 風ニモマケズ