パキパキと組み上がる瞬間が楽しい
プロジェクトをゼロから立ち上げるのはとても大変なことだ。でも、夢に見たことや、思い描いたことが現実に形になることは、この上ない喜びに変わる。
コモンビートでは新しいプロジェクトを立ち上げたり、新しい取り組みを始めたりという仕事が多いので、何もないところから作っていくわけだ。そんなときに自分が最初にやるのが、設計図を書くこと。作りたいものを生み出すために必要な素材や部品を考えて、それを準備し、組み立てる段取りを考える。この設計図が書けるかどうかがとても大切だ。
センスによるところもあるし、経験によるところもある。完成形までにどうやって積み上げればいいのかを知っているか知っていないかでは、辿る道筋が全然違うし、できあがったもののクオリティにも差がついてくる。
複雑なプロジェクトであればあるほど、工程も部品も組み立ても複雑になるので、しっかりと考えながらいかないと、バラバラに分化してしまう。そんな不安とも戦いながら、完成に向けて必死に取り組むわけです。
そして、工程の最後の方になると、パキパキと音を立てるように一気に組み上がっていく感じがある。これがとても楽しく気持ちが良い。予定通りに、設計図通りにプロジェクトが完成したら、もうそれは自分のサインが入った作品に違いない。途中で妥協したり中途半端なものだと、気乗りしないので最終的にうまく使われないで終わることも多くなる。
そうやって、自分がちゃんと愛着を持って、納得してつくられたプロジェクトなのであれば、もうそれだけでもかなり良いものになっているはずだ。
明日から、コモンビートの活動継続を応援してもらうためのクラウドファンディングがスタートする(詳細は明日お知らせします)。少し公開が遅れはしたものの、設計図通りに組み上げることができ、納得した状況で世に放てる。この感覚があれば、きっとプロジェクトも成功するに違いない。
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