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「止まる」より「動き始める」方が難易度が高い

緊急事態宣言も全国的に解除の方向性になり、段階的にだが、いろんなものが再開に向けて動き出したように感じる。

感染拡大当初は、自粛や制限をして、動いているものを「止める」動きだったけど、これからは止まったものを「動かす」ことになる。

「車は急に止まれない」じゃないけど、組織も制動距離が必要だから、緊急事態宣言という急ブレーキを踏んでから、止まるのに1ヶ月から1ヶ月半はかかったわけだ。ここから、「車を走らせる」ためには、逆にどれくらい試運転が必要なのだろうか。いきなりアクセル踏んだら、また感染拡大につながるから、徐々に徐々に、ゆっくりゆっくり、そろーりそろーりと行くのが吉だ。

そして、そのまま進み続けられれば良いけど、二次的な感染拡大が生じたりして、一歩進んで二歩下がるみたいな感じになる予想がつく。

動いてるものを止め、止まってるものを動かし、また止めて、また動かすを繰り返すわけだ。止めるも動かすもかなりエネルギーが必要だ。急に動いて、急に止まれば反動も大きい。

でも、止まってたら、何も進まないということでもある。状況に応じて、やれること/やっていいことの条件もだんだん明確に出てくるはず。これからは、何もかも自粛して止まって動かない、ということじゃなくて、その時々の条件に合わせて「動いていく」という、チャレンジが必要だ。いかに予防を徹底し、感染を拡大させずに「動く」かだ。

もしかすると「止まる」よりも「動き出す」方が難易度が高く、使うエネルギーも大きいのではないだろうか。だからこそ、今、組織はちゃんとエネルギーを蓄えて、試運転が終わったら、しっかりとアクセル踏んで前に進めるように、更には、前に進めず、どんな状況にも耐えうるように準備しておかなければならない。


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