私たちは答え合わせをすることはできない

今年は一日一投を目標にスタートしてみましたが、はい、
できませんでした。
実験結果、「時間があってもなくても書けない時は書けない。」

なので書きたい時に書く。
めちゃくちゃシンプルに当たり前の行動をしてみようと思います。
これからもよろしくです。

てなわけで今日は
「私たちは答え合わせをすることはできない〜私たちは誰一人として同じ星に住んでいない〜というタイトルで書きたいと思います。

よく恋人同士のやり取りネタとして
「私のことどれくらい好き?」という質問に対して
「このぐらーい好き」と両手いっぱいに広げたり「宇宙一好き」だという曖昧な表現で返答したりするネタがありますが、これ、「どんなやり方をしても所詮曖昧なことには変わりない」と思うんです。

人と人との共感、感覚、価値観、これは何となくの感覚で似ていたり、分かり合えたりするものではありますが、それが完全に一致しているかどうかなんて、わかりようがないんです。(能力のある人、例えば共感覚?を持っている人同士とかならあるのかもしれませんが、)

「ここの景色好きなんだよね」
「わかる、すごく素敵な景色だよね」

この一致でさえ、その人のどの部分を刺激して、癒して、好きだと感じてるのかはわからないし、ましてや数字を出したとしても、その数字の当てはめ方だって人によって異なります。
私にとっての10があなたにとっての50かもしれないし、100かもしれない。
人は意思疎通を図るために言葉を生み出しましたが、言葉でも数字でもきっと曖昧なままだと思います。

この前、友人と話していたのですが、この世界で関わっている人でも、全く違う星の人間だと思った方がいいかもしれません。星が違うので単位さえも違います。
地球で1gのものが、相手の星では10ペラという単位のもので、その星では滅多なことがない限り、聞くことすらないほどの数値かもしれません。

地球で1gと聞くと、軽いと感じる方が多いのではないかと思うのですが、相手の星では、1ペスというのが普通の単位で、100ペスでやっと1ペラになる。

付き合っているカップルの愛の重さも本当のところではよくわかりません。
「同じだけ好き」というこの感覚はあくまでも「自分の愛情の重さと同じだと思っている」だけで、数値化してみたら、「私の愛は1000kgだよ!」と伝えたら
相手に「僕も1000ペスさ!」と言われるかもしれない。

二人とも、感覚としてはめちゃくちゃマックスに愛情注いでるぜ、ベイベ☆!なのですが、1000ペスは=10ペラ。つまりは1gです。
彼女は落胆し、彼との関係を疑い出すかもしれません。同じように必要としていたと思っていた、でも彼にとって私の存在意義はたった1gでしかなかったんだ、と。

人によって価値観は違います、それはみんなわかっていること。でも、同意見の人の同意見”具合”なんて、誰にも説明も証明もできないと思うんです。

だから、相手の単位なんてわかるわけもないのだから、自分の感じた相手の単位が「正解」なんだと思うんです。
相手の星だと1ペスとか1ペラとかどーでもよくて。

自分は1000kgの愛を注いでる。
相手からは1000kgの愛を受け取っている。と思うなら

それが、答えなんだと思うし、真実はそれでしかないと思うんです。
だって、私たちは持っている単位さえも違う星の人間と接しているのだから。

だから、感覚が似てると”思う”人と友達になったり、恋人になったりして、時間を共有して、価値観を”なんとなく”擦り合わせて、お互いの理解できる言葉で伝え合う。

「好き」や「愛してる」の言葉の意味だって人それぞれだと思うんです。
さらっと言える言葉だと認識してる人もいれば、滅多なことがないかぎり出せない言葉だと思っている人もいる。
好きと愛してるが同義語の人もいれば、違うものだと思っている人もいるでしょう。
本当のところで相手にとってのどういうものかなんて、わからないんです。
だから、自分の中で決めた意味と同じものとして捉え、受け止め、落とし込む。

それでいーじゃん。

相手にとってはどーだとか、わかんないよ、どーしようもないよ。
わかりっこないよ。
もう、脳になんかしらの器具とか繋いでもらって、電波なのか数値なのか知らないけど、なんかしらの科学者に数値化してもらって納得するぐらいしかないよ。

だから、あなたが過ごしてきた日々の中で感じたものが答えだし、あなたが思う相手が全てだし、あなたの中にしかその答えは存在しないし、他人に聞いても本人に聞いても、納得するものは外にはないと思う。
あなたがどう受け止めて、どう感じて、どう判断するかしか存在しない。

全ての出来事に事実は存在しない。存在するのは解釈だけだ。

あなたにしかわからないもの。あなたがどう感じて、どう思ってきたのかは。それが真実だし、それでいいんじゃないかな。って思うんだ。

私は、そう思ったよ。自分を信じてほしいなって、あなたでいてほしいなって。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?