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本の紹介 ー そもそも植物とは何か

 本と表紙を紹介するのに、Amazonさんからリンクを引っ張って来てはいますが、ほとんどは図書館で借りて拝読しています。

 2021年の自粛中の今は、あらかじめ借りたい本を予約することで、希望図書が借りられるようになりましたので、インターネットでせっせと調べて予約し、最寄りの図書館に受け取りに自転車を漕いで行くわけです。近頃は、本をボックスの中に入れて紫外線消毒できるようになっていましたよ。

 さて、前々回、これまで読んでよかった本の文末で、今読んでいますとご紹介した「そもそも植物とは何か」、読み終わりました。

返却の3日前にお知らせメールが来るように設定しているのですが、3日前にメールがきて、延長できるかなと見てみたら、「予約有」の表示。

次のひとが待っているので、3日で読み終えました。

読んでいくうちに、おやおやとなる私。

まぁびっくりしました。

哲学書だった、この本。

まぁ著者が哲学者なんですから、そうですよね。

また新しい知見をいただきました。

動物と植物の違いを様々な人の見解を引用して、著者自身の見解を述べていくのですが、

冒頭部でとても淡白な事実と見解をあっさりと述べており、私のメルヘンはバッサリと切り倒されました。

私の表現力では、詳しく書くことはできませんが、この捉え方には他の意図があるだとかの解説もとても興味深かったです。

中盤を過ぎた頃に、美しい花を咲かせる植物について書いてある章があるのですが、そこで「表現性」という言葉が出てきます。

このことばは、なんだろう?どういう意味?

表現性かぁ。辞書には載っていない。なんでだろう。

表現ってそもそも何?

そう思い始めたところで出会った言葉。

以下引用です。

表現するものが向かう先は表現以外にない。この連鎖の輪において、人間の感情など鎖の小さな輪のひとつにすぎず、鎖をつなぎとめる留め具にはなりえない

このことばを読んだときに、

なんか今までの色々が腑に落ちた感じがしました。

表現は自由なんだ、と。

内容は難しかったですが、最近の翻訳本は漢字が少なくてとても読みやすすいなぁと、内容を理解する大きな助けになりました。

まとまりがなくなってしまいましたが、私の中では完結いたしました。

勝手なところで失礼いたします。

ありがとうございました。