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望遠バズーカのススメ「HD PENTAX-D FA★70-200mmF2.8ED DC AW」

望遠ズーム、と聞けばとんでもなく大事なイメージが先行しがちですが、いざ使ってみたらどっしり構えてくれる繊細な職人的レンズでした、というお話。
ただし取り扱いには細心の注意を。(※もはや他人のみならず自分にとっても鈍器です)


早速使ってみる。

雨の日でも安心!防塵防滴構造に、全域開放F2.8でありながらもしっかり描写してくれる、重いデカい綺麗と三拍子揃ったこのレンズ。PENTAX製レンズの中でも高性能に分類されるスターレンズです。
HD PENTAX-D FA★70-200mmF2.8ED DC AW(外部サイト)

今回はこの迫力レンズを従えて小雨が降るなか、アクセスしやすい漁港ポイントを巡ってきました。

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K-1MarkII:カスタムイメージ/ほのかアレンジ
SS1/1250 ISO400 F2.8
憂うおモチ。

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K-1MarkII:カスタムイメージ/ほのかアレンジ
SS1/1250 ISO400 F2.8
水面が遠くても引き寄せて撮影できるのが望遠ズームの良いところです。

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K-1MarkII:カスタムイメージ/ほのかアレンジ
SS1/1250 ISO400 F2.8
荒々しい鋼板や鎖、しっとり柔らかい水面など様々な質感をしっかり写してくれます。

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K-1MarkII:カスタムイメージ/鮮やかアレンジ
SS20.0 ISO100 F16 (三脚使用)
NiSi filters ND64(角形フィルター:100mmシステム)(外部サイト)


撮影ポイント小話

唐突ですが、個人的に漁港が好きでよくお邪魔しています。使い込まれた船を筆頭に鎖、縄、ゴム、網、カゴ、そして水面…などなど色んな質感が溢れて雑多な印象が強い場所にも関わらずどこか統一感がある、そんな不思議な魅力がたくさん詰まっているのでカメラを片手にぷらぷら散歩しに行くとなかなか雰囲気の良い写真が撮れるのです。
ただ、小回りが利くようなところではないので短い焦点距離で行くと少し撮影に苦労することも。高画質デジタルカメラの恩恵をフルに活用してトリミングやクロップ機能を使うのも手ですが、せっかくならその場で自分が撮りたいように色々なものを引き寄せられたらいいですよね。そんな時に望遠ズームは大活躍してくれるのだと思います。

私がPENTAXを使い続ける理由の一つが「カスタムイメージ」。今回掲載した作例は全て現場でカスタムイメージを作って撮影したJpg画像です。撮って出しでここまで追い込めるのもPENTAXの良いところ。最近は「ほのか」をベースに色々遊ぶのがマイブームです。


筋肉痛の先に

いくらスナップとはいえ重たいレンズとカメラを構え、しっかり体幹をブラさないようにシャッターを切るわけですから一瞬でも物凄い負荷がかかります。ですがその負荷がかかってこそ撮りたかった画が出せたらこれほど嬉しいことはありません。
決して万能ではないですが大きさ重さには理由がある。シンプルな想いをひしひしと感じる、そんなレンズです。


機材協力:GooPass




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